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naki's blog

ファイヤーブレード@ビーチハウス_『グリーンルーム・ハワイ』_(2877文字、写真が長いので中編です)

おはようございます。

今日をいかがお過ごしですか?

気づくと、もう木曜日。

ついこのあいだというか、

ほんの少し前が先週の木曜日だったから、

時間の進むのは本当に早いと実感している。

こちらノースハワイは、

雨と晴れとの混合日で、

こういう日は虹が出るはずなのだが、

どこにも見られない。

自然現象は、こちらの思惑通りにはいかないようだ。

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昨日の朝10時頃から入ってきた南西うねり。

これはホワイトハウスのブレイクが完璧な角度になるので、

ファイヤーブレードで滑ってきた。

ひさしぶりのパンチの効いたというか、

ヘビー級パンチのようなリップを喰らって、

「苦しいがうれしい」

というサーファーならではの幸せを味わってきた。

それにしてもひさしぶりの南西うねり。

「ホワイトハウスでの南西うねり」

というのを例えるのなら、

「揚げたてのコロッケにビール」

「甘辛く煮たテンプラに白い炊きたてご飯」

といったところだろうか。

そのくらい完璧なコンビネーションなんですよ。

そういえば、今年の夏はあまり波という波がないが、

年々うねりが少なく、小さくなっている気がする。

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「どのボードを乗ったのですか?」

と質問をメールでいただく。

今日も昨日に引き続いてファイヤーブレード5’5″モデル。

昨日乗ってみて、高い再評価と相成った。

このレイシオのクアッドフィンがいいのだろうか、

またはトータルバランス的に良くなったのかは不明だが、

ターン時の吹け上がりが鋭く、

トルクがあって、それは攻撃的なサーフィンが楽しめる。

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ファイヤーブレードは俺にとって過浮力なので、

ツインスタビのセッティングが鉄板だと思っていたが、

クアッドがこんなに調子いいとは。

「決めつけるのはよくない」

と、昔に抱井さんに教わった大事なことを思い出していた。

これは昨日の朝ーーうねりの入る前ーーのセッションで、

ノアと一緒にビーチハウスでテストライドした模様です。

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「楽しくって、楽しくて仕方がない」

というほどのノアは乗っていてもこの笑顔で、

何がそんなにおもしろいのかはわからないが、

きっとこの斜面を見て喜んでいるのだろう。

子どものこんな笑顔を見るのは、

サーフィンが大好きな俺としてはふるえるほどうれしい。

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「ノア、いつまでもこの楽しさを継続してね」

ビーチハウスは泡からの再生波なので、

いつのまにかセクションの後方に入ってしまうことが多い。

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そんな時は、

テイルを踏むとグインと加速するこのボードの特性を使い、

セクションの後から泡に当て込み、前にでることができた。

↓このテイクオフ写真は、

ここの波質がよくわかるので掲載してみた。

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沖に見えるのがファーストブレイクで、

これはレフト波で、

その最後にはその手前の泡となるべくクローズアウトする。

そしてその泡がこの段々リーフの位置までやってきて、

ヒットすると、泡はこうして再び斜面を創り出す。

不思議だなあ。

その斜面に入った瞬間に走りだし、

こうしてターンをして、岸の浅い岩場まできたら終了。

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そんな波。

もちろんパワーも弱く、

子どもや初心者には最適なブレイク。

これは小波でのオフザトップをシークエンスで撮ってもらったので、

ここに掲載してみますね。

How Toは好きではないと公言しているので、

これはそうではなく、

小さく弱い波でのボードの位置と、

膝腰波での体重のかけ方、落とし方がよくわかるのでポストした。

レイルを切り返さなくても、

波に対してのアプローチ位置が正しければ、

こうしてテイルを踏んでいるだけで方向転換できる優れアクションなんです。

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これだと降りてきた速度を使って、

またさらに前に出ていけるんですよ。

テイルをずっと踏み続けるのがポイントのようです。

これはノア。

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バレルインはしていないが、頭だけリップの下に入れているので、

気分はチューブライディングそのもの。

俺も昔こうだったから気持ちはよくわかる。(笑)

カールの中に頭だけ入れると、

視界がバレル内を走るわけだからそれは気分がよかった。

顔がまた笑っています。

楽しいんだろうな?。

最後にノアが

「ラウンドハウシュ・カットバックってできる?」

と聞かれたので、

「よしやってみましょう!」

と最後のセクションで実行してみた。

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カットバックというと、

波の途中で使用すると思われがちだが、

切り立ちきれない最終セクションで、

こうしてテイルを強く踏みっぱなしで実行すると、

それはアクセントがあるピリリと辛いターンになる。

料理と同じで、

いろいろな味を波の上で表現していくのも波乗りの楽しみのひとつ。

バリエーションも大事なんですね。

ということで、

明日はメキシカン風味か和風で乗ってみよう。

何が和風かはわかりませんが。。。(笑)

ホノルルからノースハワイに戻る日、

空港に向かう途中で私作品を扱っていただいている

『グリーンルーム・ハワイ』

というギャラリーに寄ってきた。

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大都会ホノルル。

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ワイキキの一等地にあるギャラリー。

この場所に店を構えるということは、

銀座4丁目に店があるのとあまり変わらないほどすごいことだと思う。

サーフィン業界がんばれ?。

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そういえばこのギャラリーのオープニング日にもやってきていました。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/12015

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NAKIPHOTO T-Shirtもばっちりと平置きされていて、

うれしはずかしい気分だ。

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マネジャーのむつみさんが

「ブログ用に」

と俺作品を撮っているのを興味深く見ていたノア。

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作品の前でパシャリして、

むつみさんにご挨拶して空港に急いだのです。

ワイキキにおいでの際はぜひお越しくださいね。

The Greenroom Hawaii Gallery Waikiki

2350 Kalakaua ave, #A6

Honolulu, Hawaii 96815

Tel.: 808-924-4404

あっという間に機は飛び立ち、

さっきまでいたあんなに広かったワイキキ、

そしてダイヤモンドヘッド、アラモアナ、

ワード地区が掴めそうな大きさとなった。

儚いなあ。

「みなさんさよなら?」

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ハワイは色々な島があり、

ホノルルのような大都市があって、

ノースハワイのような田舎がある。

表情豊かな元ハワイ王国です。

発表後数時間で完売してしまったという、

猛烈なる人気のBATIKシャツが再入荷しました。

手作りのためにごく少数の入荷なので、

お探しだった方はお早めに。

https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/11033

さきほど「もう木曜日」と書きましたが、

今週末は海の日が月曜日にあるので、

三連休なのですね。

調べてみると、

海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」

と、すばらしい祝日であることに気づいた。

この日に多くの人に楽しい海を知ってもらえたらいいなあ。

と、とても海の日が楽しみになりました。

海が好きな人たちがいつまでも楽しく、仲良くできますように。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

ALOHA?。