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naki's blog

遠いところのお話

秋晴れは夜空がきれい。

東京で最後に天の川が見えたのは1971年(昭和46年)だそうです。
ここノースハワイでは天気がいいと数億もの星が見えます。
遠い星、近くの星、白、赤、青、黄、オレンジ、緑、紫。
望遠鏡を使って見ると、星には色があることを知りました。
そして今見えている星は遠い過去の光なのです。

地球は銀河系の中にあることはご存じですね。
ここから一番近い外銀河は「アンドロメダ大銀河」です。
ちょうどこの季節に天頂に見える銀河渦。

直径が22万光年。
端の星が端の星まで光を届けるのに22万年、つまり、80.300.000日かかる距離です。

「もし、宇宙急便があったら、いったいどのくらいかかるのかな?」

と物知りのトムくんに聞いてみたい。
彼はスペースシャトルのスピードを距離で割るのでしょうか。

ちなみにこの太陽系(solar system)で、太陽から一番遠い冥王星までの距離は平均60億kmで、これをスペースシャトルのスピードで行こうとすると、6.000.000.000(冥王星までの距離)÷248.832.000(スペースシャトルの秒速約8kmより 年/km)=24.1126…≒約24年程かかります。

話が逸れました。
今夜星空を見上げたときに「アンドロメダ大銀河の光」があったのなら、それはここから230万光年離れているので、私たちは230万年前の星雲の過去の光を見ているのです。
230万年前、遙か遠い昔ですね。

人間は、海から発生した細胞から進化したと言われています。
今でも海に潜ると、目に見えない天文学的な数の細胞や原子が散らばっているのでしょう。

∞(無限)という文字がつながっているように海と宇宙はメビウスの輪のようにつながっているのかも、と考えてしまったのがこの写真。
秋の夜長は深いな、と。
“Size is no matter” -Yoda.

これは屋久島、永田浜の宇宙。↓


10 thoughts on “遠いところのお話

  1. けんぼく

    3枚ともぶったまげました。
    とくに永田浜の透明度はすばらしいですね。
    快感。

  2. jake

    現在降っている雨は80年前の人達が流した涙の成分が雨の中に混じっているらしいです。

    星の光と同じように、私たちの過去と未来は時空を越えて繋がってるんだなーと思いました。

    私はハワイ島の天の川を2人で見たくて、妻にプロポーズしました。

  3. ガタピシとおるsahope

    80.300.000日って何ですか?(笑)。
    片道24年、行ってみたいな。
    でも今31やから、31+24+24=79歳…。
    冥王星で一年過ごすとして80歳…、び、B妙やなあ。

    無限のロマンだ、空の宇宙も海の宇宙も。
    230万年前の光を浴びてるって…。

    永田浜の宇宙、すごい色と奥行き感ですね。
    僕は潜っているとき、海の奥を見るのが好きなんですけど、泳いでいると宇宙遊泳してるような感覚になります、宇宙で泳いだことないけど。
    たぶん似た感覚なんだろうな、と思いをめぐらすと、それもまた想像の宇宙を泳いでいる間にドップリトリップ居眠りするのが気持ちEのでR。

  4. メキシカン

    無限の宇宙と僕たちが住んでる地球は繋がってるんですね。海もまた人間には計り知れない無限の世界が広がってるんですね。そういえばカリフォルニアでもプランクトンが夜光ったりしてますね。繋がってると思うと不思議ですね。過去と未来、星と細胞かあ。
    que mirago este mundo!

  5. キノコメシ

    宇宙に壁はないと聞きました。

    世界はつながっているってことですね。
    海の青、空の蒼、動物の碧。
    四国の満天の星空がみたくなりました。
    ハワイの星空もみてみたいです。

  6. FUNAKI

    けんぼくさん、
    永田浜の透明度は一緒に味わったではないですか。
    それもフル○ンで…。(笑)
    快感でしたね。

    jakeさん、
    そうなんですか!
    蒸発して雨が降るまでにそんな時間がかかるのですね。
    そしてBIG ISLANDにそんなロマンチックな秘話があったとは!
    おめでとうございます。

    ガタピシとおるsahopeさん、
    俺も同様に海で泳いでいるときは宇宙を感じ、たっぷり気持ちEです。
    230万年前の光と考えた時に「今はあるのだろーか?」と思い、震えるような気がしたのでR(アール)。

    メキシカンさん、
    細胞と星、過去と未来、全てはque mirago este mundo(=that miracle this world!/奇跡的な世界)ですね。
    すばらしい言葉をありがとうございます。
    Mucho terima kasih atas kebaikannya.
    (大変丁寧にありがとうございます)
    Mucho Mahalo!

    キノコメシさん、
    宇宙も細胞も表裏一体でつながっている気がします。
    生と死と、明と暗、喜と怒、全て○の中に吸収され、咀嚼されてしまうのでしょう。
    ○もないのか、宇宙の端はないのですから…。

  7. Luna

    永田浜のdeep blueな部分に
    引き込まれそうです。

    こんな海で泳いでみたいです。

  8. FUNAKI

    Lunaさん、
    Deepな宇宙の拡がりは何光年あるか知りたいです。
    すごい広さですね。
    光より速いものって想像つかないので、こちらも難しいです。

  9. エリティン

    前どっかで読んで、改めてスゲ!って思ったことです。

    肉眼で見れる★の数は5000位。
    これは地球がある銀河『天の河』にある全ての★の0.0001%。

    しかも!この天の河銀河自体、超高性能望遠鏡で見ることが出来る1千億以上の銀河の一つにすぎない
    一千億!!

    しかも!!
    その銀河には平均数千億の星がある!

    だから、
    もし、一つの★が一粒の塩の粒だとするでと、肉眼で見れる★はスプーン一杯分くらい、
    でも
    宇宙全体の全ての★は『直径が13kmある球体に収まるか収まらないか』位あるらしい!

    壮大すぎてびびります。
    もう死んだ★とかもまだ見てるわけですよね~。
    タイムトラベル状態ですね。

  10. FUNAKI

    エリティンさん、
    そうなんです。
    実はいつでも壮大な時間のタイムトラベルを生で実現しているわけですね。
    その100万年程度を宇宙時間のひとつの単位で見てみると、ここでの1年というのは、その単位ではたった1/1000000(百万分の一)でしかないわけで、それをさらに一日で割り、またさらに24(時間)、60(分)、60(秒)で割り、ようやく心臓の鼓動の単位になります。
    その数字はエリティンさんは計算できましたね。
    とにかくそんな壮大な距離と時間を私たちは見上げるといつでも見られるわけです。
    しかしこの国のブッシュはあいかわらずmoneyしか見ていないヒトラー状態。
    誰か宇宙から平和指導者がやってこないかな、って見ていたら雨が落ちてきた。
    新月ですね。