新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

Bullet Fish 5’5″x19″x2-1/16″

あり余る時間と情熱にあかせて、さまざまな場所で色々なサーフボードに乗ってきて、気づいたことがある。

それは、「初めてサーフィンをした波質が、自分の好きな波を形成している」ということだ。

私は鎌倉は七里ヶ浜のリーフブレイクでテイクオフを知った。
若布の季節で、ワイプアウトをするたびにそれが顔に覆い怖かった思い出があるから初春の干潮だったのだろう。

そこで波のある日は、一日中波乗りをしていた。

疲れ果てて上がると、江ノ島と小動岬の向こうに沈む透明な夕陽にうっとりとして、近づく江ノ電の汽笛にしびれたのだ。

今でこそベン・ハーパーという高尚な音楽を聴いているが、当時はYMOかサザンオールスターズ一直線で、また準備体操にはストレッチなどなく、ラジオ体操風を適当にして、海に入っていたのだからいい時代だったのだと思う。

俺の波乗りを始めた場所、この波質は、テイクオフをすると3mくらいの壁となる。

本当はもっと長い壁だったのだろうが、初心者なのでショルダー側からテイクオフをしていたのだからこんなものだろう。

そのままそれを突っ走り抜けると、その壁が手前内側に曲がり、その角度に合わせてボードを傾けてカットバックする。

泡が近づくと重心を低くして落ちないようにして、泡に押されたボードと俺はそのまま岸まで何度かチョットバックという偽ターンをしながら乗り、エイヤッとプルアウトするのが極上の満足ライディング、これがオガマさんやカカイさんという超大先輩たちの言うところの「マンライ」であった。

そのマンライが一日に3本出ればしめたもので、当時酒を飲まなかった俺は藤沢吉野屋に原付を飛ばし、景気よく牛丼大盛りを食べたものだ。

そんな名水鎌倉でサーフしていたと思っていたら、茅ヶ崎のビーチブレイクに越し、カリフォルニアに渡り、いつのまにかノースハワイに来ていた。

こちらは世界の名水で、有名な大波がバンバンとやってくる。

大波も毎日あると飽きてくるもので、というよりスリルは疲れることに気づき、南西の小さなリーフ波に行ってみようと思い立った。
ここは夏のブレイクなので、こんな季節には人などいない。
たまにいても観光ガイドを読んでやってきたツーリストで、波を待つ場所がオフセットされているのですぐにわかる。

ここには丸いノーズラウンドノーズ・フィッシュ(RNF)系がよく合うので、AVISO RNFからQちゃん、はたまた12年前の創世記RNFなどを持っていって、ジャキッとターンしたり、大きなカービングでトム・カレンを気取ったり、ノーズライディングを決め、「もうジョエル・チューダーは過去の人だ!」とひとりつぶやき、胸を張る。

だが、それは頭の中に発生した幻視、幻想であることは知りながら、舞台に上がった役者のように入り込んでしまう自分であった。

実際にジョエル本人と会うと、そんなことを忘れ、「世界一のサーファーだ!」感動してしまう軽薄な俺も知っている。
(実際に世界一と思うサーファーはジョエルの他にも多く、その都度変わる変動制の象徴なのを理解してほしい)

そんなある日、コールがメイヘムからRNFデザインを盗用したブレットフィッシュ(以下BLF)が届いた。

ブレットとは弾丸という意味で、弾のように速いフィッシュということからこの名が付いたという。
メイヘム版と、このコールBLFの大きな違いはレイルフォイルと、少し尖ったノーズとテイルキックだろうか。
コールのレイルフォイルが微かに繊細で、ノーズは尖り、テイルキックがほんの少し付いている。

これら両デザインはリリースから10年は経っているので、すでに完成されているのだろう。

みんなが気になる感想は、率直に「とても優れていて、どちらが調子良いか判断できないです」という優等生な意見を述べるが、やはり選択にあたってはブランド名で、またはロゴマークのかっこよさ、評判、友人関係、家庭環境、学歴、職歴、年収や、インスピレーションで選ぶといいだろう。

きっとその違いでしかない。

以前オリンピックをTV観戦していて気づいたのだが、パラレル大回転(giant slalom)競技決勝で、1位から10位までのタイムの差が1秒にも満たないことを知って驚いたことがある。

世界中から選ばれた選手、その技術、体力、体型の差がたったコンマ何秒の中に閉じ込められていたのだ。

先日のパイプラインマスターズ決勝でもそうだ。

ケリーの波よりアンディの方がわずかに上回っていただけだ。

彼らには差などなく、それぞれの波の選択が大きな違いとなったのだろう。

一流となればなるほど、その差は狭まるのだ。
これを用いて説明すると、BLFとRNFの相違点を説明しやすいと思う。

さて、波に戻ろう。

このリーフ波の特色は、小さくても大きくても変わらない緩やかな斜面につきる。
カリフォルニアではサンオノフレやトレッスルズ、日本だと御宿や鎌倉を想像するといいだろうか。

その長く伸びた斜面は無風コンディションと相まって、滑らかにフェイスをギラ反射させている。

冒頭に出てきた初めて乗った種類の波だ。
深い愛を捧げたいほどの波質。

美しい…、と見とれながらしっかりとパドリングをして、BLFを波に漕ぎ入れ、トーンと両足を一気に乗せ、遠くまで伸びたショルダーの向こうまで走り抜けたい気分になるが、あえてゆらゆらとファーストセクションにターンをかけていく。

一回のターンをきっかけとして加速する。
そして、もう一回とさらにターンをすると、追加速し、これで最高速となった。

そのままボトムでボードをスクエアに(思いきり)寝かせ、そのままトップに跳ね上げると、ボードは狙ったところに見事に駈け上がった。

ボードの裏側で重い波先を受けながらテイルを返すと、さらなる加速を感じ、今度はさらにフックの先にまで出て、大きなラウンドハウスカットバック(RHC)をしかける。

RHCの成功の鍵は、トップから向きを変え、最後にはスープに当て込むリエントリー(再入場)までを100%として、それぞれのステージにその100を割り振るとやりやすいだろう。

例えば、最初の向きを変えるトップターンに20%、そしてそれを10%でボトムまで持ってきて、ボトムからトップにあげるのを40%、最後のリエントリーに30%を使うというメカニズム。

または最初に15、それから10、ボトムで25、最後のリエントリーに残りの50%を惜しげもなく使うと、ものすごい返しとなる。

そんな種類、バリエーションを考えながら波を乗り継ぎ、スケーティングして、最後はスピードが残っているところで、「ズバン」と威勢良く江戸前プルアウトだ。

無論これはマンライである。

“俺は今生きている!”
と感じ、湧き上がってくることがあるが、それはだいたいこんなマンライのときだ。

あまりにもうれしいので、パドリングをいつもより強めにして沖に戻る。

沖に戻ったところで、腹の前あたりに何か見えるので「?」と思いよく見ると、空の雲が海面に映りこんでいた。

上を見上げると、海面に映っている雲よりしっかりとした輪郭の雲が3つ、青く広い空に浮いていた。

詩的な表現で恐縮だが、こんなにもゆったりとして、満ち足りた気分にさせてくれたBLF。

BLFにありがとう、波にもありがとう、ハワイの海にも、コールにも、健康にも時代と、太陽へと、感謝の気持ちがとめどなくあふれた。

まとめるとBLFの早いテイクオフ、あっというまの最高速、精確で流れないターン、歯切れ良く、やわらかく艶のある動作、女心がわかり、瞑想させ、精神を浄化し、世界に感謝させてくれるサーフボードはそうざらにはないだろう。

ひと昔前だが、一家に一台カラーTVという時代があったように、

空に雲 みんなで乗ろう BLF(ブレットフィッシュ)

というキャッチコピー句を詠んでみた。


20 thoughts on “Bullet Fish 5’5″x19″x2-1/16″

  1. クエスト#003

    ここんとこナキさんの文章が凄まじく
    オレの妄想癖は、もはや頭の中で
    ハリウッド映画の如し映像となって
    浮かんでいます。

  2. 彩海の親父

    ナキさんの文章は、あたかも僕をその場所に連れて行ってくれる。就寝前に読むナキさんのブログ、癒されます。一冊の本にして下さい。

  3. じーじ

    「初めてサーフィンをした波質が、自分の好きな波を形成している」ということは わたしは鵠沼の走れるダンパーが好きです。(スピード狂です)だから波の3分の1しかつかってないし戻れないのですね。

  4. カメダ723

    商売上手なんだから~、

    あなたの文章を読んでいると欲しくなっちゃうじゃない!
    先日fire flyをオーダーしたばかりなのに~BLFが凄く素敵に見えてきましたよ。。

    この購買意欲を鎮めてくださいな。

    破産したらナキサーフで雇ってよん!

  5. Y.N

    鎌倉、七里ケ浜。。
    私も、小動、鎌高前が人生初めてのサーフポイントでした。。当時住んでいた、大和から小田急線で一本の鵠沼海岸を何故チョイスしなかったかは、未だにわかりませんが、わざわざ片瀬江ノ島駅からボードを担いで小動岬まで歩いた日が昨日の様に、今片瀬に住み、サーフし続けています。。
    私は、初めてテイクオフした「波=母」の面影に今も束縛されているとでも言いましょうか、各地を方々したあげく、ここに落ち着きました。。
    私が思うに、サーフカルチャーは「江ノ島」を境にまるで違います。
    江ノ島の東方である、鎌倉は「いぶし銀」
    江ノ島の西方である、鵠沼、辻堂、茅ヶ崎は「シルバー925」
    とでも言いましょうか。。どちらも美しいのですが、その「本質」に大きな違いを感じます。。

    これは一重に、同じ世界観に情熱を持ったものは、一つの「表現」しかできない表れの一環だと思っています。
    それは、人生においても同様で所詮人は一人の人しか幸せにできない事と相似していると思います。。

    また、NAKI様のボードインプレッションですが、これだけ数々の「名刀」で、波を斬った最後は「宮本武蔵」同様、「無刀流」に行き着いてしまう様に思えてなりません。。

    イメージの具現化が、サーフィングであるのであれば、最後は「意識」の中で満たされるのではないでしょうか。。

    即ち、「禅」に辿り着かれるのでしょうか。。

  6. zoe

    私も鎌倉でサーフィンを始めたから、好きな波もスワミース、マリブ、リンコン、ヌーサといったリーフで、小さくても形が良いメロー緩やか系に行き着くのですね。

    またいつかアッパー/ロウアーで波乗りして、ブリトー食ってガレージでギャモン対決。もしくは鎌倉ファンサーフ?天竜焼肉したいですね?。

  7. たけ

    私もいち時期ハマリましたねぇ~。七里の波に。
    波質、ロケも含めて、言葉にならないようななんとも言えない引き寄せる何かが潜んでるんでしょうかね。
    台風のたんびに駐禁くらってましたが・・(ーー゛)

  8. ふなき

    クエスト#003さん、
    メガホンを持って、実写版長尺映画を作りましょう。
    私は脚本を担当しますね。
    ありがとうございます。

    彩海の親父さん、
    本になったら最高です。
    いつでも読めるしなぁ。
    マナミちゃんはお元気ですか?
    一○海岸上がりましたか?

  9. ふなき

    じーじさん、
    そうだったのでしたか。
    知りませんでした。
    徳州会病院前かと思っていました。

    3さん、
    ZENでしたっけ?
    乗り味はいかがですか?

  10. ふなき

    カメダ723さん、
    今お持ちのボードに欲しいボードロゴを描くといいですよ。
    小さい頃ミズノのグローブが買えずに、マジックでミズノロゴを描いていました。

    Y.Nさん、
    私も無刀流でお願いします。
    インプレッションをありがとうございました。
    すごく評判が良いです。
    みんな「あれは誰ですか?」
    と聞かれます。
    さて、最近の地形はいかがですか?
    片瀬の「すえひろ5」のビーフカレーが大好きでした。

  11. ふなき

    zoeさん、
    七里でやって、モンクスに行き、ブリュットとアペタイザーで軽くパスタを食べて、それからダナポイントのタイディスでイエローカレー、最後に武藤商店の三七カステラ食べたいです。
    バックギャモンなつかしいです。
    NMP!

    たけさん、
    駐車場が問題ですよね。
    加藤さんのところは広いのですが、休日ともなると朝七時から満車です。
    一番いいのが、遠くに停めて、歩きで攻めるというのが一番です。
    腰越の磯田建設の裏とかけっこう停められますよ。

  12. @トキ

    はじめまして、いつもHP拝見させていただき大変勉強になっています。
    私も、七里のリーフブレイクでサーフィンの楽しさを覚えた者の一人です。今は南房総に主な拠点を置いてますので、七里でサーフすることも月に1~2回程度あればとなってしまいましたけれど、横浜の実家に帰ればいつもチェックしてしまいますね。
    七里はなんといってもあの柔らかい波質が最高ですよね。特に千葉のパワービーチが連日炸裂した後に戻ってくると、ロケーション(ふなきさんが言われるように江ノ島・稲村が崎・小動岬にあの江ノ電)とあわせて本当に心からリラックスできます。
    そうですか「マンライ」って言うんですね。特に頭前後になってもいぜん緩やかで長いフェイスをダウンザラインして、最後はスープになってもそのまま乗れるかぎり乗り継いで(これができるから七里は好きです)、うまくいけばプルアウトもしくはワイプアウト(笑)というのが私の最も好きな乗り方です。板も本当になんでもいいやって感じで、七里ではどんな時ももうボロボロになった6’8(ショート始めた時の板でこの一本だけ実家に置いてます)で大きなラインでのファンサーフに徹してます。あっ、でも先日七里用にナキサーフでCOLE・FFのスットクオーダーをお願いして出来上がりを待っていることは付け加えておきますね(笑)
    また、皆様が悩むように駐車場対策が一番きもですから、特に夏場は自転車で行くことが多いのですが(片道10㌔位?)、楽しくサーフィンした後は帰り道も軽く、コンビニでアイスチョコモナカを買って食べながら、玉石・大崎とチェックして(台風の時などは行きに玉石で入って七里に辿り着かない時もありますが^^)横浜の南のはずれまでキコキコ帰るのがけっこう私にとって至福の時間であります。
    南房総だと残念なことですがごくまれなケースだとは思いますがコンペ亡霊にとりつかれたような視野の狭い人もいて、なるべく空いている奥のピークを慎重に選んで取ってきているもかかわらず反対に「6’くらいの板で(インサイドで?)競って来い」と言われたこともありそんな気持ちでサーフしているのかと悲しくなることもありました。でもそんな中でもやはりミッキーさんのようにどんな状況でも笑顔でサーフィンしているレジェンドもいますから救われます(ダブルオーバーのけっこうえぐい日にたまたま一緒になりました)。
    サーフィンが技術を競うものではなく人格や魂を育むようなものになって欲しいと日頃から切に願っています。
    ふなきさんのブログからはそういったものが良く伝わってきます。今後も楽しみに拝見させていただきますので、たまにはじじい(47歳です^^)の戯言ですが参加もさせて下さい。
    追伸
    今日南房総は発達中の低気圧の接近・通過中で大雨・強風もありもうビーチはクローズ状態です。
    明日通過後には天気が回復して波が残りそうですので勝浦方面のリーフへ電車(今回車は横浜に置いてきました・・・)で行こうと思っています(笑)

  13. ふなき

    @トキさん、
    初コメント、そして魂のこもったお言葉をありがとうございます。

    サーフィンが技術を競うものではなく、人格や魂を育むようなものになって欲しい。

    とありましたが全く同感です。
    美しい斜面の上にレイルを傾けるだけで、精神世界に入れますものね。

    自転車で10キロとは!

    横浜の南ですと、戸塚か金沢区、南区というのもできましたね、そのあたりからでしょうか?
    なんとも長距離です。
    感服しました。

    FF楽しみですね。
    ものすごく気に入られると思います。
    加速しながらターンだなんて、宇宙的な魂を感じられます。
    勝浦はいかがでしたか気になるところです。

  14. @トキ

    ふなきさん、早速のコメントバックありがとうございました。FFすごく楽しみです。今後ともよろしくお願いいたします。
    私の横浜の住まいは、そうですご推察の通り金沢区になりますが(逗子市との境から直ぐのところです)、さすがに鎌倉・茅ヶ崎とは生活カルチャーが違いこの当たりで自転車サーファーですとご近所では変なおにーさん(もうおじさんか)と思われているようです(笑)。確かに池子の米軍住宅付近をサーフボート付けてキコキコしているのは自分でもなぜかおかしく逆に愉快になることもあります(逗子高や逗子中の生徒諸君!そんな変なものを見る顔でおじさんを見ないでちょーだい)。
    さて、低気圧通過後の南房総ですが、ここK川市では朝起きると私の低層階のマンションからでも、はるか沖合いからブレイク(トリプルくらい?)しているのが見え(もちろんインサイドはスープだらけでクローズ)、予定通り勝浦方面に電車で出かけました(これもけっこう変?)。
    新参者の私が勝浦メインPのマリブというわけにはいきませんので、電車で二駅手前のひっそりとした小さな湾のリーフへ狙いをつけ行ったのですが、ここでも低気圧が近すぎるのか、はたまたうねりの向きがダイレクトすぎるのか、南のサイドオンショアもやや強めに吹いたことも加えて、リーフにあるまじき(?)グシャグシャのジャンクコンディション・・・。アウターリーフでダブルオーバー以上でワイドパワフルブレイクしインサイドはスープだらけ、しかも波数ガンガン・・・
    意を決して6’9のセミガンで出ましたが、あっという間にスープエリアで横に200mくらい流され、あやうく浜中央にある岩場にロック・・はなんとかまぬがれたものの、30分程もまれにもまれ崩れかけ(というか崩れていたんだろうな)の波で3本くらい乗った、というかスープ波と一体になって崩れてきたような感じでした。いやーサーフィンって本当に難しいですね。
    でもいい時もあれば悪い時もある(浜にあがっていた都内から来ていたサーファーとそんな話を少し交わしました)、それがサーフィンですよね。人生と全く同じだと思います。
    帰ってきて、こんどは和田まで自転車でチェックしに行ってきましたけどどこも完全クローズでした。私が密かにいつかはと狙っている太海のアウターリーフもそこにたどりつく手前で幅300mくらいのワイドブレイク(水量が半端でないんでしょうね、普段はそこはめったにブレイクしないのですが)になってしまってました。
    明日は少しおさまってくれればよいのですが、今晩からはオフショアが強く吹くようなので、今度は沖にうねりがさらわれてしまわないか心配です。
    でも、何度も言うようですが、それがサーフィンなんでしょうね。人が自然や海の状態に合わせないといけないから難しく、だからこそ飽きることなく多くのサーファーがライフワークとしていけるのだと思います(簡単に手に入るものはすぐ飽きてしまいますよね)。
    今回の低気圧は台風並の様ですから北の海でさらに発達し、お約束通りそちらにも1週間程すると間違いなくビックスエルが届くものと思われます(笑)。
    そんなこと(地球はつながっているんだな)を考えながら、またふなきさんのブログを楽しみチェックしますね。

  15. ふなき

    @トキさん、
    やはり金沢区でしたか?
    ○石でともあったからきっとそのあたりだろうな、とわかりました。
    いやあ、すごいうねりだったようですね。
    南から上って2駅手前というとあそこかなあ?
    なんて思いを巡らせていました。
    マリブの沖にレフトがあったのですが、雑誌で見たら
    「ここは危険なのでサーフィン禁止」
    と書いてありました。

    こんなことから人為的なエゴを感じてしまいます。
    ですが、ある程度規制しないと危険なくらいサーファー人口も増えているのも事実ですし、私たちは日々変わるうねりを見て、それぞれの想いを刻み、時折記憶の中からそれを甦らせ、また楽しむのでしょう。
    波乗りはすばらしいです。

    この低気圧によるものかわかりませんが、明日からここにビッグウエイブが届きます。
    予想ですと10フィートオーバーと言っていますから、どんな体験ができるのか、今から楽しみ&緊張しています。

  16. @トキ

    ふなきさん。素敵なタイトルバックありがとうございました。これだけで思わずまたコメントしたくなってしまいました。
    そうなのです、私は体格も大きく(182cm・80㎏)かつ回りから長老と呼ばれるくらいの高齢(笑)なので肩くらいの波でも波質がマッシーな時は直ぐセミガンを持ち出してしまうくらい、浮力があってドライブの効くセミガンタイプの板が好きなのです。
    来年ナキサーフでも「一家に一台ではなく一本セミガン」というスローガンはいかがでしょうか?
    千葉エリアの中高生はお年玉をにぎってソニー・プレステ3ではなくコールピストルもしくはロストミニガンを買いに走るのではという噂も実しやかに流れています(あれ?どこかのパクリ?)
    ところで今日も昨日と同じポイントへ行ってまいりました。
    そのポイントを本日の俳句風に詠むと「継続は 力なりかと 赤鳥居」って感じで分かる方は分かるかと思います(笑)
    波の方はやはり西系のオフショアが強風で吹き(15m/s前後)うねりは沖にさらわれ一気にサイズダウン。昼前にそこで入った時で肩~頭、○川に帰ってきた時は見事に一見フラットでセットで腰~腹?って感じでした。
    ポイント規制の問題は色々と難しいですよね。事故が起きれば全面サーフィン禁止ということにもなりかねませんし、やはり各自がそこの波と自分のレベルを照らし合わせ、さらに先に入っている人数や人のレベルを充分承知した上で自己責任で決めるのでしかないのでしょうね。私も特に大きい時など先に入っている上級者の邪魔になると判断したときは空いている別のポイントを探すようにしています。
    ここでもう一つスローガン「サーフィンは安全第一、危険一秒怪我一生」(少し古いですね。やはり長老なのでしかたがないか)ってのはどうでしょうか。
    もちろんこれは決していかなる時もプッシュするなということではないことは分かっていただけるかとは思いますが、あのパイプの神様ジェリー・ロベス師も数々の危険な経験から学び「明日のないサーフィンはするな」との含蓄のあるお言葉を述べられておられますよね。
    また長くなって申し訳ありませんでした。
    ところでまもなく10フィートのスエルですか?えーと2~3倍するのだからフェイスで、えっ?・・・ くれぐれもお気をつけて下さい。
    また猛々しくも美しい写真と合わせてブログ楽しみに拝見させていただきますね。
    追伸
    今日の電車サーフィンは行き帰りとも特急列車に当たりました。これは外房線(東京~○川)は特急車両がそのまま○川~勝○間は普通列車となるもので普通料金で乗れるのですが、さすがに下半身セミドライ中年男に年末休みで増えてきた旅行客はどんびき状態でしたね「わしだって特急に乗りたくて乗ってるんじゃないわい=魂の叫び」(笑)

  17. ふなき

    @トキさん、
    赤鳥居でピンと来ました。
    じつは私も腰胸でも6.6のミニガンを使っていました。
    慣れちゃうと、パドルは楽だし有効ですね。
    今はQちゃんやBFでほとんどやっていますが、AVISOも来たし…。
    大きなうねりは過ぎて、新しいうねり待ちです。
    先日@トキさんが乗られた低気圧からのうねりが明日朝7時から届くというので、心待ちにしています。
    うねりがいつ届くかがわかるというのは、
    すごい時代です。
    いい波と、いい年にしてください。