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Matsukaze Town Guardians(松風町ガーディアンズ)_松風王国

西湘の 暖(あたた)かな風 松景色

まるで句のような生活を送るのは松風王国。

こちらの王室にお世話になっております。

ここにはピョコタン、ナッチュ、ボブとヒカルがいます。

国王こと鈴木さん、

お妃こと裕子さん、

Uさんユースキー、

妹の和歌子さん、

おばあちゃんはここで幸せな毎日を送っています。

黄色のTシャツはSURFERS岬のきんちゃんです。

そして国王鈴木文彦さんは、

松風町防犯強化地域委員会長です。

「Matsukaze Town Guardians」

つまり松風町ガーディアンズ。

まるでホッケー団のような名前がついています。

このゆったりした街並みを見ると、

犯罪は起こりえなさそうな安全な地域ですが、

私が泊まった朝、大変なことが起きました。

私は4時半に起きました。

追って5時に起きてこられた鈴木さん。

私は松風イナリーズに波チェックに、

鈴木さんは、

王家周りのお掃除です。

だが、

海岸まで行って見たのはおよそ3cmの高さの波。

ウナクネ=ドラグラ力を持ってしても乗ることはむずかしそうです。

のんびり扇の松(おおぎのまちゅ)の前を通って王国に戻ってくると、

掃除を始めた鈴木さんが見たのは片方だけになった、女性用下駄とサンダル。

「なきさんよ、大変だ!下駄が片方無くなっている!!」

「今朝から片方ありませんでしたよ」(お母さん=お妃)

「いや、昨晩は確かに両方あったんだ。俺が片付けたんだから間違いない」

「なぜなんでしょうか?」

「泥棒が入って、鍵が閉まっていたから家の中に入れず、

でも押し入ろうとしたけど、なきさんがいたから断念したに違いない。

でも盗み入ったという証拠を残すためにわざとやったんだろう。

なきさんは何も盗られてないか?」

鈴木さんはそう言いながら、

それはきれいな松の庭に向き、

「ウーン」と腕組みしながら、

シャーロックホームズのように下駄、

またはその奇妙な泥棒の痕跡を探しているようです。

温室ではナッチュが、

私のボストンバッグの上で寝ています。

これはナッチュではなくボブ。

下駄を片方だけ盗むのは、

どうも不思議だなあと思いながらも、

東京に行く支度を始めました。

少しして、先ほどの下駄の場所に行くと、

国王がお妃さまの裕子さんとそのことについて

「変だよなあ。ちゃんと門は閉めていたんだろう?」

と話していました。

俺はMacBookをオンラインにするためにU-SKEさんの部屋に行って帰ってくると、

「あなた!下駄、ここにありますよ!」と裕子さんの声。

その方向に目をやると、

庭に置かれたワゴンの下から盗まれたはずの下駄とサンダルが出てきました。

「あれ〜なんでだ?」と鈴木さん。

「あなたが昨夜酔っぱらってここを片づけていたから、

ここかな?と思ったらやっぱりここでしたぁ」

「俺はそんなところ片づけてないぞ」

「また酔っぱらって忘れちゃっていたんですよ。片づけていました」

そして国王が私の顔を見ながらワハハ〜と大笑い。

奇妙な事件はこんな結末を迎え、

私もわはは〜と大笑い。

松風王国は今日も笑いが絶えません。

終わり


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