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naki's blog

Andy Irons Memorial Service On Kauai_カウアイ島で、アンディ・アイアンズの追悼ビーチパーティ_(2070文字)

andy irons

“アンディは海王星に旅に出たのだろうか?”

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“Andy Irons Memorial Service Nov. 14 On Kauai”

Andy 02

今日は先日亡くなったアンディ・アイアンズの追悼ビーチパーティの日。

三日月湾(ハナレイ)は、

“パインツリー”

というアンディゆかりの地。

世界チャンピオン3回

カウアイ島出身、

ハワイの誇り

大波から小波まで

そんな彼の追悼式には(予想された通り)、

ものすごい数の人たちが集まった。

島中のレンタカーがなくなり、

離島フライトの全ても完売。

もちろん空港シャトルも満車。

地元紙発表によると、

この追悼式に世界中から1万人が集まったということで、

この島の北海岸は大変な賑わいとなった。

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ハナレイに入る一車線の橋も交通整理が行われ、

写真でご覧のようにアンディを偲ぶバナーが快晴の、

弱い風にたなびいていた。

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寄贈された花と、

竹で建てられたAI=Andy Ironsの大きなデコレーション。

それは高さ25フィート(約7.6m)にもなり、

大アンディに相応しいオブジェとなった。

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島のあちこちにアンディのサインが見られる。

“FOREVER”

「アンディは永遠になってしまったんだね」

とノアはとっても悲しそうだった。

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弟ブルースとお母さん。

もちろんアンディの母でもあります。

「先に子どもが旅立つ悲しみ」

はいかほどのものだろうか。

想像に絶する。

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こういった献花もいたるところで見られた。

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ビーチに建てられた大型テント内には、

彼の写真や映像などが流れて、

多くの人々の涙を誘っていた。

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サインもあちらこちらに。

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↑今朝の新聞の切り抜きから。

俺とノアは、

式が始まるまで、アンディの好きだった波に乗ろうと、

パインツリーで多くの波に乗った。

偶然だが、

セットの波を酋長タイタス・キニマカが乗り、

そこにトム・キャロルがドロップインし、

さらに「GO GO NAKI!!」

と言われたので、

俺も一緒に三人で同じ波に乗ると、

すごくパワフルでいて、

そして不思議な気持ちとなった。

ニヤリとするトムにニコリンし、

タイタスにはシャカサインを送った。

これもアンディがつないでくれた縁なのか。

11時となり、

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『アンディ・アイアンズ・メモリアルパドルアウト』

が開始された。

ビーチを埋め尽くす人々、

島のサーファーたち、

世界のサーファーたちが集まった。

オッキー

ケリー・スレーター

ジュン・ジョー

シェーン・ドリアン

カイポ・ハキアス

ミック・ファニング

デレック・ホー

ダスティン・バーカ

カマレイ・アレキサンダー

ネイザン・フレッチャー

アーチ

ストライダー・ワルズアスキー

ジェイソン・シバタ

タジ・バロウ

エディ・ロスマン

一緒に波に乗ったトム・キャロル

ジェイソン・ケンウオージー。

このブログの登場人物からは、

前出したタイタス

長老フレちゃん

スパーキー

ドノヴァン

ヘンドリックス

オジー

カビカ

そしてノアがやってきていた。

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アンデイ!

アンデイ!

アンデイ〜!

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盛大に明るく、

彼の冥福をお祈りした。

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ヘリコプターからも花が撒かれ、

島をあげての追悼式となった。

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船の上で、

アンディの奥さんリンジィと共に感動的なスピーチをしたブルースは、

ハワイの旗を首に巻くと、そのまま海に飛び込み、

アンディのボードでパインツリーの波をグライドして、

これにも全員が感動させられた。

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「ブルースが落ち込んでいるんだ」

とドノヴァンがとっても心配していたけど、

これでみんなアンディと佳い意味で

“Closure(決別)”

できたような気がします。

それほど簡単ではないのだろうけど…。

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最後はこうしてみんなで波に乗っていった。

https://www.nakisurf.com/column/column-02.html

フィジートリップでおなじみのアーチやローガンも見えますね。

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これはノア。

彼にとってもアンディは大好きで偉大だったので、

こうして波に乗ってのお別れができて良かった。

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セレモニーが終わって、

すっかり元気になったドノヴァンたちにしばしのお別れをし、

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(まるでアンディになったように)

テイルを抜いてサーフィンをするノアの写真を撮り、

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旧友ストライダー・ワズルァスキーと、

WATERマガジンの発行人でおなじみのゼルディンたちと記念撮影し、

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ノアはアンディに再びお別れをし、

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家に戻ってくると、

TVニュースがこの追悼式の模様を長い間放映していた。

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「天才アンディへ」

同じ時代を生きられて、

しかも同じ島で暮らせて本当に幸せでした。

あなたとはいつも夜明け頃のイナリーズで会いましたね。

「ここは世界一のビーチブレイクなんだぜ」

と言いながら、

しっかりとしっかりとパドルアウトしていた姿が今でも忘れられません。

こんなことになってしまったけど、

みんながあなたを永遠に愛し続けることでしょう。

そしてこのクリスマスに産まれてくるアンディJR、

アクセルはどんな子になるのかいまから目が離せません。

すばらしい波乗りと、

大きな愛をありがとうございました。

どうぞ、安らかにお眠りください。

Andy, Requiescat in Pace…

naki