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naki's blog

かわずはじめてなく夏_やめてはいけない時_「さよなら今日のセッション」_(1446文字)

こんにちは、

大型連休の二日目をいかがお過ごしですか?

暦を見ていたら、

あっという間に4月も終わりだということに気づきました。

とすると、2011年も3分の1が終わってしまう。

一年の33.3%が過ぎたという計算ですね。

七十二候だと、もうすぐ

「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」

という時候があり、

それは二十四節気の初侯、つまり立夏なのです。

カエルはもう鳴きますよ。

今年の立夏日は5月6日。

どんな夏になるのだろうか?

.

夏がくれば思い出す

はるかな水平線

遠い雲の上に

ひろがる青いそら

日陰のうれしさ

風の冷たさ

連の花が咲いている

夢を見るように池に咲いている

夕焼け色にたそがれる

はるかな気持ち

夢見るそらが池に映っている

.

昨日ここで、

『ニコリン模範師範』の募集をしたら、

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/21299

それはすごい数の応募がありました。

ありがとうございます。

なので、応募要項を12まで(ふたつ)増やしたので、

これから応募される方は、それをよくお読みになってください。

(すでに応募いただいた方には、

追加要項のメール返信をしておきました。ありがとうございました)

それにしてもこんなに応募があるとは思わずにいたので、

うれしく、ちょっぴり驚きました。

このイスラエル(メキシコ)のように、

ローカルビジターの隔てなく、

人を敬い、やさしく、

波乗りや海が心底好きな方を募集します。

どうぞよろしくお願いします。

さて、ノースハワイ。

うねりは昨日と全く同じようなサイズだが、

弱くなったり、強くなったりしている。

ちなみに昨日は弱く、今日が強いうねりだった。

見た目ではわからなけど、

乗って、またはダックダイブしてみるとよくわかる。

これは、うねりの進入角度、潮もほぼ同様なので、

ただ単にうねりの威力ということになるのだろう。

真南からのうねり、そして干潮時のホワイトハウスだが、

波の先が前に美しく飛ぶ。

写真で見ると、すてきな波なのだが、

乗るのは見た目ほど容易ではない。

俺たちサーファーは、

波先のことをリップとかトップと呼んでいるが、

このように前に飛ぶリップだと、

その下側からでないと波に入ることはむずかしい。

上のピーク写真だと、

白い波先部分の内側から入場(エントリー、テイクオフ)すればいい。

だが、本日はセット波を合計3本も見送ってしまい、己の根性のなさを恥じた。

テイクオフを開始して、

ボードがスルスルっと滑り出してくれればいいのだが、

何かの理由(潮、ボイル、位置、パドル速度)

で遅れてリップの上に載ってしまうと、

つい腰が引けて、後ろ重心となるようにブレーキをかけてしまう。

しかもその一本は「本日一番の波」だったので、

それからは「女神」は俺に微笑むことがなかった。

今、そう断言できるほど悔やまれる一本だった。

こんなときは怪我だけは気をつけようと思うのだが、

そうするとさらに弱気となり、

さらに波の中に漕ぎ出せずに上記した結果となった。

負の連鎖か。

まあ、怪我がなかっただけ良しとしよう。

こんな日もある。

でもこうして波乗りを理解すればするほど、

フィジカル(肉体)だけでなく、

精神的なる要素も絡み合ってくるのだから不思議だ。

それも波乗りの面白さなんだろうな。

「明日は引かない」

そんな決心をしながらこれを書き終えた。

「さよなら今日のセッション」

それでは今日もすばらしい日に。

来てくださってありがとうございます!

明日も、できれば明後日も来てくださいね。