美しい波。

俺のカリフォルニア・サビタ号と共に。

いつもの王子邸前。

「波がイイデス！」

とクリスちゃん。

この後、

走ってブレイクまで行っちゃいました。

トミヤマさんとニック兄弟。

お、

この車は！

そうです。

SURFER誌で大好評連載中の

『キュリアス・ゲイブ』の著者ゲイブ号だ。

運転手兼本人のゲイブ。

この後見なかったが、

どこに行ってしまったのだろうか？

こんな波質だ。

「ここの波、

ほんといいですね…」

驚くトミヤマさん。

トレッスルズとかは大混雑ですが、

ここはほぼ無人ということにも驚いていた。

そんなところも王子邸前が大好きな理由なのだ。

王子邸前に集合したクリスちゃんと王子ニック。

今日一番のいい波。

たいていベンジ・セバーソンが乗っていく。

北西うねりなので、左に流れる海。

一本乗ると、

こうして上流に走っていくのがいい波の日の光景。

王子の「クヌヤロ」。

やはりこんなときでも品があります。

クリスちゃんは、

このオーリー風ノーグラブエアをプルした。

私たちが敬愛するラカ法王のご加護というか、

いい波の運と縁があり、

いきなりこんな波に乗った。

後半ピンチするバレルだったけど、

ハイラインで抜けられて大満足。

ラインナップまで戻ると、

テイクオフを横で見ていたクリスちゃんが、

「あれは抜けられなかったでしょ？」

と言うので、

「それがさ、抜けたんだよ」

「いえ絶対にクローズアウト（日本式だとダンパー）でした」

「本当だよ、証拠写真があるかもだよ」

「マサカ…」

という会話をしていると、

イルカが近づいてきた。

「ピー、ピー」

歌うように口ずさんでいた。

あまりの波の良さに感動しきりのトミヤマさん。

彼はNALU誌の編集長であるが、

こうして取材中にサーフするのは珍しいといえる。

あまり書きたくないけど、

日本は、

「波乗りしないサーフ編集者」が多くて、

私たちは辟易としているのだ。

波乗り大好きな編集者のTさんは、

どこかの国へサーフの取材で行き、

「日数はかなりあったのに、

５分ですらサーフすることができませんでした」

と、

半泣きしながらこぼしていたのを思い出した。

これも３セクションもつながったロング・ライディング。

「マンライ・ジョーブツを決めて、

タキビポーズ・クネクネ〜」

そんな松本隆さん風の歌詞が浮かんだ。

バキキと丸くなる波に

「マルクす主義」とコピーを得たが、

クリスちゃんに説明するのがおっくうなので黙っていた。

王子ニックのバレル（リ）ーナ。

生まれ育った波。

胎内に戻るようなものか。

背中側で感じる波壁。

赤いシャツを着ているのは、

バツゲームだったからだ。

＃サーフウォッシュ

今度はアザラシが登場。

ゴマちゃんかタマちゃんのどちらかであろう。

法王似でもあると、

トミヤマさんに言うがあまりわからなさそうに笑った。

ペリカン飛行団。

ラッキーセブンの美し鳥。

しばし放心。

クリスちゃんのクヌヤロ。

正統派トム・カレンの血筋を引くカービング。

ペリカンのようにパドリング。

トミヤマさんのセットアップ。

彼は、

この視界のシンジツを誌面に表現するのでしょうね。

トム・カレン2012年のようなクリスちゃんのセットアップ。

かっこよすぎて２９１（ニクイ＝じつにうらやましい。D先輩語）。

クリスちゃんは、

またボヨヨンなるクヌヤロをしていた。

自由自在ですな。

俺たちが上がっても無人で波はマルクなっていた。

２９１。

クリスちゃんとワタクシ。

２１歳と４６歳。

育った国は違えど、

世代を超えて海で同じ波に乗る幸せ。

波乗りは最高だ。

□

（おまけ）

HAVE YOU SEEN THIS CAT?

これはどう見てもフラッフィーですね。

□

昨日のブログを読んでくれた

DセンパイからSkypeがあった。

「お前よ〜、

ビリーさんによく似ている人をつかまえて、

ビリー・ギボンスです、

ってやったって俺にはばれるんだよ」

「え〜本物でしたよ」

「嘘言え〜。

そんなわけないだろZZトップの人だぞ、

普通にヨノナカを歩いているわけないだろ」

「なんてったってカリフォルニアですからね」

「ニクイよお前が、

俺もアメリカ行きたくなってきた。

マイルで行けるかなぁ。

ビリーさんの『レッグス』って曲が最高だから聴いてみろ」

今日も来てくださってありがとうございました。

また明日！

Happy Surfing!!

◎