こんにちは、
こちらは昨日あんなにも晴れたのにまた曇っちゃいました。
そういえば南カリフォルニアでは、
この季節のことを「ジューングルーム(June Gloom)」
と呼んでいまして、基本は毎日が霧なのです。
これはカリフォルニアの冷たい海水と、
夏の暖かい空気が合わさって、
霧状のものを海上に発生させます。
これがジューン・グルームの正体です。
この現象には、
マリン・レイヤーという名前が付けられていて、
調べてみると、わかりやすい図を見つけました。
高気圧の際は沿岸のみにあって、
だからカリフォルニア夏は海沿いが霧なのです。
華氏 = 摂氏
60F=約16度
70F=約21度
85F=約30度
100F=約38度
霧は比重が重いので、
温度が低いところに停滞しているようです。
だから海岸が霧だらけでも内陸に車で5分走るだけで、
真夏日快晴となるのはそのせいだったのですね。
日本で言うところの
「梅雨」みたいなものだと思っていましたが、
じつは海の冷水からの霧でした。
それにしてもカリフォルニアの海は冷たいです。
今年の海水温度は例年よりも温かくて、
18度?20度の間を行ったりきたりしていますが、
千葉の今の水温を調べてみると、
20度から22度。
サンクレメンテと同じか、温かいようです。
水温って、1度違うとかなり違うので、
2度違えば季節が違うほどに感じられます。
これによると茨城は18度から19度。
福島17度。
仙台16度。
西日本は23度もあるのですね。
日本海は20度。
海水温情報でしたら、
気象庁のサイトが便利で正確です。
http://www.data.kishou.go.jp/db/TK/daily/sst_TK.html
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フィンレスボード再び見参。
ドッキー自ら5月20日に持ってきてくれて、
大喜びで初乗りしてから3週間も乗っていなかった。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/43927
これにはわけがあって、
フィンレス初乗りの翌日、
とてもすごい筋肉痛に襲われまして、
「これは体幹をしっかりと鍛えないと乗れない」
と感じました。
そこからコアトレーニングをして、
満を持して3週間後の再挑戦となったのです。
それにしてもこのフィンレスボード。
究極の体幹トレーニングとなることは知らなかった。
タチアガリ(SUP)がいいとか聞きますが、
本当にあの20倍は効きます。
フィンレス仲間を増やそうと、
キャッチサーフのジョニーをたぶらかして乗ってもらう。
「これに乗れるのですか!
と大喜びのジョニー。
でしたが、
一本目のこの波でワイプアウトしてノックアウト。
ルールはボードを流したら終了。
「次は上手く乗りマス」
の言葉を背中にジョエルが沖に向かう。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/45070
(駐車場で損をしていない)
ジョエルは、
かなりのマンライグライドを見せて、
それは超ご満悦でした。
「そういう時はもう一回言ってくれぃ
(Say it again!)と言うんだよ」
と教えると、理解不能ながら
「その言葉は日本で流行っているのか?」
と聞くので、
「ごく一部のマニアな人には流行っています」
と伝えておきました。
わかるかなぁ?♪
俺だけフィンレスボードに一日の長がある。
だからこそ張って掘れた波を見つけて、
怖いながらもテイクオフしていく。
このフィンレスでの滑走は、
ものすごく速くて感動的なので、
『ネプチューン・グライド(海王星滑走』
と名付けました。
本当に新世界です。
サンオノフレ岬に陽が沈み、
今日のすばらしい日が終わろうとしている。
【おまけ】
俺のベストライディング。
抵抗がないから、異常なほどテイクオフは速い。
目安としては、
横にいるロングボーダーが、
テイクオフする前に滑走してターンが始まっていること。
5’3″の小さなボードなのにびっくりしちゃいました。
(注意)
この連続写真はとても長いので、
フィンレスボードに興味がなければ、
最終段落までとばしてください。
(途中でズームが変わったり、
またはバッファ切れを起こして連続が途切れています)
海老一染之助・染太郎さんではないが、
「おめでとうございまーす!
いつもより多く回しております!!
これでも本人は喜んでやっております?」
前、横、後ろと全方位の滑走に、
今までやってきたサーフィングの定義が覆された気がします。
「新世界への誘い」
というコピーはいくつも見てきたが、
波を氷上に変えるような全方向感覚に目が覚める思いであります。
さらに体幹を鍛えなくては。
フィンレスボード。
サーフィンにしてサーフィンにあらず。
またはこれこそが真のサーフィンなのか。
どちらなのでしょうか。
47歳で新しい扉が大きく開きました。
後ろ向き、横向き、はたまた思いもつかない斜め方向に。
そんな滑りが任意、
または偶然にできるようになってくると、
めくるめく重力感覚がやってきます。
これがかなり楽しいです。
長く、
多すぎる連続写真を見てくださってありがとうございました。
みなさんも佳い日となりますように。
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