こんにちは、
いかがお過ごしですか?
こちらは小さいうねりが続いています。
コールでこんな画像を見つけ、
しばし凝視していた。
アーチのパワースラッシュ。
このボードをシェイプしたコールによると、
アーチにしてはちょっぴり長いハワイ仕様。
こんな数値でした。
Archy board is HPS V-12 round tail.
Off the wall/backdoor favorite.
6’0″x 18-1/2″ x 2-1/4″
ポッツたちと同じ時代(1980年代)に強烈な個性を放ち、
世界中にその名を知らしめたマット・アーチボルド。
あれから数十年が経って、
どんなに天才的な若手が登場しても彼のターンは色あせることなく、
そしてそれは今もなお現在進行中であるということに驚かされる。
音楽界でもミック・ジャガーやスティーブン・タイラー、
そしてポール・マッカートニーたちがその伝説のページを増やしているが、
サーフィング界では、
彼がその役を担っているのだとわかるすごいショットであります。
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【完成したライトニング・キッカー】
そんな伝説パワーをいただいて、
サンクレメンテ・ピアに向かうと、
波はあいにく膝の風波。
うねりとうねりの間隔が狭くパワーもなさそうだったが、
どうしてもライトニング・キッカーに乗りたかったので、
クイックセッションを敢行してきました。
ビデオを回してもらって、
これらはそこからのフレームグラブ。
動画からちゃんと静止画を得られるということを知らなかった。
写真にはかなわないが、十分伝わります。
テイクオフしてからの速さといったら、
なぜかブルースリーを思い出すほどで、
カンフーサーフィンみたいだと感じ入った。
突然大きなセットが入ってきて、
それは腰くらいあって、
ニヤリとしながらテイクオフしていった。
アーチのパワースラッシュが目に焼き付いていたので、
自己流スラッシュ、
しかもフィンパワーを全て使っての遠心力スラッシュ。
これは別の膝波スイープ。
やたらと軽く速く、
サーフボードとは違う乗りものに乗っているような気がした。
こんな小波で、ここまでブルースリー化できると思ってもみなかった。
カーブボールから続く、
「ボトムを貫くように走る最大距離のシングルコンケイブ」
によってトルクが大幅に増強されている。
先代ルースキャノンの持つ迫力そのままにトルク曲線をフラットに持ってきているチューニング。
3年間の進化は甚大だと胸に深く刻んだのでありました。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/48935
前出しましたが、
これらは全て動画なので、
あと何回か撮ったら編集してここに紹介いたします。
着替えたらそのままコールのシェイピングベイに戻り、
「なぜここまで速く、操作性が高いのか」
をふたりで検証していった。
じつはこういうことが一番重要で、
このすり合わせが製品ボードに反映されるのであります。
緩慢波用チューンなので、
完全に狙い通りとなったうれしさをかみしめたコール。
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ショートボードはずっと乗っていなかったが、
その長所を知って、
さらには現代最高峰のデザインに乗ることとなって若返った気がします。
なるほど、
アーチが今もなお若いのはそのせいなのかもしれません。
さらに激しくサーフしてみたい。
今吹いているオンショアで明日は少しだけサイズアップするそうので、
夜明け前からグラブルズかピアに向かおう。
それでは今日もすばらしい日となりますように。
今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。
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