新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

Tyler Warren_彼が持つサーフボード愛_サーフ・プレスクリプションズのハイパフォーマンスモデル『デルタ』発動_(2117文字)

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こんにちは、

暖かくなったったそうですね。

春爛漫を楽しまれていることだと思います。

お知らせですが、

NAKISURFでは、ハイパフォーマンスボードと、

オルタナティブボードのキャンペーンをはじめました。

https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/69339

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ハイパフォーマンスボードというのは、

最新鋭のショートボードでして、

敏感かつ操作性が良く、

回転性が高いので斬れ味鋭く、

コンテストのクライテリア(基準)に準じた

波乗りができることが特徴です。

欠点はパドルスピードがないと、

テイクオフしずらいことと、

スタンス位置が過敏なので、

中級者以上が楽しめるボードデザインだということ。

オルタナティブボードの良さは、

波の範囲が広いことと、

ユニークなデザインを楽しめ、

ロングとショートの架け橋となっていたり、

浮力もあるのでユーザーフレンドリーな上に、

タイラー・ウオーレン、ドノヴァン・フランケンレイター、

クリスチャン・ワックに代表される

スタイリッシュなサーファーが愛してやまないボードデザインです。

欠点は、

ハイパフォーマンスボードほど動きが鋭くないので、

コンテストで乗るサーファーは少ないこと。

ですが、

それもオルタナの魅力であるような気がします。

私たちは両デザインをご紹介していきますので、

どうぞお楽しみに!

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これぞタイラー・ウオーレンデザイン&ハンドシェイプのダブルダブル。

これは名作バーオブソープ家系でして、

ソープとほぼ同様、違いはノーズとテイル。

両端が同様なデザインとなっているのが特徴です。

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新しく届いたドリームフィッシュ。

グロス&ポリッシュフィニッシュ、

しかも巻きにタイラーの震源が入っていてとても軽いのが特徴です。

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タイラーからボードを受け取るときに感じるのが、

しっかりときちんとボードを積み込んでくれること。

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完成して手渡しするまで、

彼の気持ちがこもっていることを感じます。

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彼はサーフィング愛だけではなく、

シェイプ技術に長け、

ボードデザインへの感性も高く、

深いサーフボード愛があることもすてきだと感じました。

閑話休題。

ハンティントンビーチ。

ドッキーのサーフ・プレスクリプションズに行ったとき、

ハイパフォーマンスボードの話となった。

日本の一般的な波は、

サンオノフレやピアのそれであると感じる。

「そのサンオノフレの膝腰波で。

最良のパフォーマンスを演じられるボードを作ってください」

とお願いすると、

待ってましたとばかりに熱弁をふるい、

さらには最近は川でボートの後に出現する引き波で乗ることが流行しているそうで、

インスタグラムでジュシュ・カーのライディングを見せてもらった。

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これがドッキーボード。

数ある中からジョシュが選んだボードで、

弱い波スペシャルボードということでした。

淡水なので、浮力が弱く、

さらにボート引き波は、

切り立っているだけで崩れないという波質。

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そんなことをふまえてドッキーと話していくと、

シェイプとデザイン、そして素材が、

高いバランスで結合していることが重要なのだという。

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ターンとして踏んだときに圧がかかり、

それが反発することによって、ボードのキレが決まる。

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スクエアテイルの利点は、

加速するまではいつも水の中に入っている場所なので、

揚力を受けやすいということにある。

ただ、テイルが広すぎると、

オルタナティブボードの範疇になってしまうので、

ここはラウンドスクアッシュを選択。

スクエアよりは沈みますが、

ターンがしやすいのが特徴です。

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そんなことをディスカッションしながらオーダーカードが完成していきます。

サイズは5’5″、幅が19インチ。

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バリエルフォーム4.0。

しなりと反発がすごい。

このフォーム、初期型から数えますと、

4代目ということですね。

これは宇宙ステーションの素材に使われているものでして、

軽く、強く、そしてよくしなり、

「柔らかくて硬い」という反極する特性に驚きました。

このフォーム切れ端を今週便で日本に送りましたので、

来週末には千葉NAKISURFにてご覧いただけます。

スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ、

通称スペースXの創設者、

イーロン・マスクがこのバリエルフォームを好んでいて、

ついには彼のボードをドッキーが作り、

業界的に知られることになったのです。

 

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そして、

ついに私のバリエルフォーム4.0による

ハイパフォーマンスボードが完成しました。

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コードネームは『デルタ』。

センターの厚みが2-3/8″と私にしては分厚いが、

レイルは2-0/0″程度という薄さにしました。

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これから巻きに入るそうです。

完成までが待ち遠しい。

ちなみに現在サーフ・プレスクリプションズの納期は、

2ヶ月+程度です。

NATIONと同じで自社工場社は早いです。

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NATIONシャンパンのシングルフィン。

柔らかく、速く、キレがあるのが特徴。

本来ならオルタネティブボードに属するボードですが、

あえてハイパフォーマンスボードに属しております。

それでは、どうぞすばらしい週末をお迎えください!

今日もNAKISURFにお越しくださいってありがとうございました。

 


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