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naki's blog

ミニボードはPOPでロックなボードで、掘れた波と、小さな波が得意なんです_(2033文字)

こんにちは、

サーフボード考シリーズも4回目となりました。

今日は『ミニボード』です。

じつはですね、このミニボードは、

COLEが私たちのアイディアを元に考案したものです。

「車のトランクに入るものを」

という要望にボードを短くしたものが始まりです。

それがちょうど7年前。

誰も見向きもしなかったデザインが、

現在ようやく主流になってきました。

とてもうれしく感じております。

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日本の膝波はもちろん、

ノースハワイの冬波(上画像)に乗ったのが最大サイズ。

このボトムターンの長いスプレーが、

この高速滑走を物語ってますね。

「ミニボードの長所は掘れた波と、小さな波に乗れること」

乗るコツはなるべくノーズ寄りでパドルして、

テイクオフの際はノーズが下がるまでパドルすることです。

たったそれだけ。

短く、タクシーにも乗れますし、

このコールBD3を持って好きな波に乗りました。

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遙か中米は、コスタリカの秘境

『デビルズ・ダンジョン』でも深いバレルを得ましたし、

https://www.nakisurf.com/blog/naki/column/column-31

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ここ南カリフォルニアのマル秘ブレイク

『ロッキーショア』でもいい波に乗りました。

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エルサルバドルのカサブランカでのBD3。

なつかしい。

上のボードは全て5’0″サイズ(152.4cm)。

コールがマスターシェイプを手がけたAVISO社製のBDシリーズで、

ツインフィン+トレーラーフィン、

そしてボンザーセッティングが私流だった。

そのAVISO社はもうサーフボードの生産はしていない。

そんなミニボード狂いの私が、

自分流にボードデザインをし、

シェイプをしてみたら魚の形になって、

それはUSAの有名なお菓子そっくりになりました。

(日本で言うところの”森永おっとっと”と同じコンセプト)

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乗り味は奔放そのもので、

暴れ魚と言いますか、

それはじゃじゃじゃな乗り味を楽しんでいます。

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こちら2匹目。

次に登場したのはタイラーウオーレンのバーオブソープ。

ちょっとしたブームとなりましたね。

流行ものをチューンナップするのが私の役目であります。

そこで、バーオブソープの進化版

『スーパー・ソープ(シンミント)』というモデルが完成し、

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これはシモンズというイニシエデザインの短身版

『ミニシモンズ』のタイラーによる2014年現代版であります。

http://youtu.be/wHAaxkGKywM

その動画はこちらです。

CANVASもミニボードに興味を持ち、

新しいコンセプトの『レースカー』

というやたらとセクシーボードを完成させた。

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天才クリスチャン・ワックらしく、

ミニシモンズをモダンに仕上げ、

よりショートボードの動きができるように完成させたのがこのデザイン。

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インスタグラムでレースカーの動画を公開しております。

@nakisurf

までぜひ!

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IMG_3312 のコピー

マウイアンドサンズ、パイレーツサーフ、

モダン・アミューズメントを手がけたヨーキーこと

ジェフ・ヨコヤマは50歳代でミニボードを愛するひとりであります。

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優秀才ライアンは、

ミニボードとショートボードを融合させて、

この『シャンパンXX』というブリードモデルを誕生させた。

ミニボードという概念がショートと混ざって、

新しいデザインとして浸透してきたのでしょう。

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もうひとつの拡大機能デザインは、

上のシェビィDLXだろう。

ラウンドノーズのミニボードシリーズ『シェビィ』

がありまして、

これもライアンがノーズをショートボード風としただけで、

全く違う印象になるから不思議であります。

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春千葉の低気圧波で乗ってみますと、

かなりのポテンシャルに嬉しくなり、

ミニボードの範疇が拡がり始めています。

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奄美では膝波に乗りました。

201312_Gravels_naki_1565

NATIONの隠れ人気はギャラクティックレーザー。

貸し出しすると、

延長延長で返却されないというカルト系です。

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そしてこの下の画像は、

シャンパン・オリジナルモデルのシングルフィンでして、

その美しいフォルムは、

滑走ラインと同表現をするのだと知ったのです。

Doc

SURF RXでは、

新しいコンセプトのミニを製作中でして、

それはハイドロフレックスという真空圧着樹脂をまとっている最中です。

もうすぐ完成です。

201407_Catchsurf

キャッチサーフでもミニが主流ですね。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56396

DCIM107GOPRO

カラちゃんことカラニ・ロブは4’6″のビーターでバレル三昧。

新時代な気がします。

Catch Surf Odysea Stump surfboard Jake Davis Nate Yeomans Simon Hetrick Vanderblast

そしてプロたちが大絶賛しているのは、

スタンプ5’0″モデル。

あ、やはり5’0″ですね。

マジックボードの数字要素なのかもしれません。

jakedavis

ミニボードは乗って楽しく、

限界が高く、

そして収納や持ち運びがしやすく、

POPでロックなるボードです。

私が好きなデザインなので、

とても力が入ってしまいました。

このボードシリーズは今日で一度終わります。

明日からはまた通常ブログに戻ります。

ウナクネ話題もありますし、

どうぞお楽しみに!


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