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naki's blog

うねりの角度の重要性とシングルフィンの多様性_マンライ個展もうすぐ_(1505文字)

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おはようございます。

ハリケーン・マリー波は突然下がってしまいました。

あれだけ海が動いていたのに、

その流れと鼓動がささやかなものになった。

波とは不思議なもので、毎日、毎波全てその姿が違う。

人間の顔や指紋のようなものでしょうか。

Inaris_T1953

波の要素は基本的なことだけでも

1.うねりの大きさ

2.それを受ける(た)風向き

3.波が崩れる場所の地形

4.うねりが入っている角度

5.うねりの速度

という5要素があり、

波高以外で、

重要なのがうねりの角度。

多くの人や波情報は波高ばかりでこの概念を重要視していないのだが、

とても大切だと感じている。

まずうねりの角度を説明するには円形360度ということ。

そして陸地に届くうねりは180度までと思いがちだが、

このマリーのように沖に向かって立ったときに左後からやってくる

「回り込むうねり」もあり、

そうやって考えると、両方向で40度プラスして

260度角までがその範囲となるのだろうか。

上記したように1度角の違いが存在するので、

そう考えるとうねりの角度だけで260種類あり、

そして前記したように波高、速度、地形、風の主要要素が加わる。

だから波の種類が無限だとされるのだろう。

ーーこれはいつものことだが、

自分を打ちのめすほどの波の後にそんなことをぼんやり考えていた。

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突然「風はペパーミント」という言葉を思いだした。

大瀧詠一さんの楽曲にあった名詩からだと思います。

「ブルーのソーダが指先に揺れている」

歌詞を聴いて色彩を感じられるのはうれしい。

「セピアオレンジの海がふわり動いているよ」

これは今書いた私の詩であります。(笑)

さて、

今回の波乗りで感じたのはシングルフィンの多様性であります。

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その昔、

「シングルフィンは波の中腹でターンできない」

と言われていたが、実際にはターンしているしできる。

このつまりはレイルターンだったのではないか。

レイルターンしないで蹴り込むようにターンしてもフィンは抜けます。

なので、シングルフィンに限らず、

全てのサーフボードでは、

レイルをじんわりとしっかりと入れてターンすればいい。

それだけ。

ターンは波のどの箇所でもできる。

昔信じていたことが正しかったり、

またはそうでなかったり、

自分自身も何もわかっていなかったので、

それを信じるしかなかったのだろう。

こういうことは波乗りだけではなく、全てにおいて同じだと思う。

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昔のこと、

波乗りを始めたばかりの頃を思いだしていた。

今探しているボードがあって、

それは自分が乗っていたグラスオンシングルフィン。

訳あって手放してしまったが、

私の描いた「おそ松くん黙示録」アートが全面に施されているボードをお持ちの方、

どうぞご一報ください。

shop*nakisurf.com

までメールをくださればありがたいです。

(*を@に変えてください)

NAKI_flyer_B5.ai

マンライ個展こと55SDLで開催されている

マンゾクライディング展がもうすぐ会期終了です。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54811

新しい作品も入っておりますので、

サーフロマンチックと、

ドリームサーフという主旨の渾身展示です。

ぜひともご覧になっていただけたらと思います。

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man Rai *マンゾクライディング

NAKI + studio D.O.G. INC

www.55dsl.jp/gallery/studio55/

STUDIO D.O.G. INC

会期: 2014.6.14 (土) – 2014.9.7 (日)

55DSL TOKYO

住所: 東京都渋谷区神宮前4-27-4

TEL: 03-5775-9755