「強すぎる欲は心の姿勢を歪める」
と本で読んだ。
波乗りに当てはめてみると、
上も下もなく、左でも右でも、
また強弱でもない位置を滑ることが、
「欲」としてはちょうど良い、
そしてそれがファインラインだろうとわかってきた。
無心で乗ること。
ファインラインの筆位置を決め、
後は無心になりきることができたら、
それは本当のファインラインになるのだと思う。
波に全てを委ねて滑る。
それだけ。
無心=「悟り」なのだろうか。
強いターンのファインライン、
人真似ではなく、
もちろんビデオで見たラインを取るのではなく、
自分だけの、
それぞれのファインラインを見つける歓び。
波に乗る。
乗り続けてきた。
そしてファインラインという要素が登場した。
波を見ながらそのラインを考える幸せ。
心を支えるファインラインを無心で滑りたい。
そんなことを思った2014年夏の終わりに。
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