夏が終わるとコスミッククリークの季節でした。
スケボーでやってきたトム・カレン。
または神さま。
「人間を超越した威力を持つ、かくれた存在。
人知を以ってはかることのできない能力を持ち、
サーファーに禍福を降すと考えられる威霊」
午後からのんびりとファイナルを見に行ってきました。
このイベントの主催者&発案者、
そして全てを支えるEDことエリック・ダイヤモンド。
今年はビラボンとスバルのスポンサーが付きました。
MCはドノバン。
この後のコンサートの主役です。
伝説的なサーフショップ『キラーダナ』を主宰するクリス。
毎日ソルトクリークでサーフしているリベラルな人。
私は20年も前にさかのぼってお世話になっています。
ファイナルに出るジェイソン。
クリークのグレイトサーファーです。
さらにはジョシュ・スレイもいて、
これはジョー兒玉さんを紹介した絵ですね。
さらにはクリークの伝説スクイグリー(左)と、
前出のジョシュ、そしてスペンサーのダナポイントトリオ。
スクイグリーは、
話題のニューブランドDepactusのデザイナーとして大活躍している。
http://www.depactus.com/
このイベントの主旨は
「昔のショートボードでサーフすること」。
こうしてボード置き場があって、
出場者はここからボードを選ぶのです。
1970年代のスバラシボードが揃ってます。
(自分で持ち込みも可)
普通のコンテストと違って、
ヒート前もこうして和気あいあいしている。
こんなボードで、
2014年のイベントでサーフできるのがすばらしい。
前出のジェイソンのローラーコースター。
このイベントはこういった昔のテクニックが評価されるのです。
スコット・フィンのコースター。
カットバック。
こういう奇特なイベントのスポンサーが、
日本の車メーカーだというのがうれしい。
イベントディレクターのジョシュ・ハーパー。
彼とは以前にエルサルバドルで一緒になっています。
進行の関係で、
レジェンドクラスとプロクラスのファイナルが同時に行われるというユルさで、
総勢12名のファイナルとなりました。
トム・カレン(ブルー)、ドノバン(水色)、パット・オコーネル(ピンク)、
タイラー・ウオーレン(レッド)たちが見えます。
タイラーとパットは真面目なので、
ブレイクまで走っていく。
ドノバンとトム・カレンはのんびり派でした。
タイラーはミドルスに陣取って、
激浅のセクションでツインフィンを傾ける。
パット・オコーネルも同様。
なんだかレトロなターンであります。
子どもだったマット・ジョンソンはもう28歳になるという。
レイバックも昔のテクニックですね。
トロイ・エルモア。
激浅海藻セクションでチューブライディングするタイラー。
トム・カレンも同様のチューブライド。
昔はバレルと言わなかったと思うので、
チューブが正しい。
あ、あとパワーコードも使用禁止だそうです。
誰も付けていないのもすがすがしいです。
ネイト・イヨマンもローラーコースターと言いたいのだが、
トップターンに見えてしまう。
岩場好きのドノバンはロッキーショアで、
ロックンロールならぬひとりロックグライド。
ドノバンと一緒にサーフしたおかげで私もロッキーショア好きになりました。
そして彼こそがウナクネムーブメントの創始者だったことを思い出させてくれました。
原始ウナクネ。
バックサイド・ローラーコースター。
イエィ!
その時代もサーフしてきたトム・カレンは、
ドノバンの後を追ってロッキーショアに移動し、
自分で持ち込んだツインフィンでオフザリップ。
でも流してしまい、
ロッキーショア名物の岩間地獄となりました。
ここは深いところに岩がそびえ立っているので、
歩いたり泳いだり、
そしてコケでとても滑るのです。
トム・カレンのファンが悲鳴をあげていたとかいないとか。
岩マニアのドノバンの証拠写真。
タイラーはミドルスにこだわっていた。
カットバックはポッツのようです。
ジョシュはシングルフィのフィンを外し、
フィンレス回転天国時代到来。
オフザカーブ。
カレン神さまはこれで名誉挽回。
ドノバンのシグネチャームーブである
「ソウルアーチ・ボトムターン」。
アンディのロケットコースター。
1970年代そのままです。
すばらC!
さらには浅いセクションで、
ワイプアウトというテクニックを見せてくれました。
バックサイドローラーコースター。
神さま模範演技。
チーターファイブ。
ジョシュのカットバックと、
プレイングお昼寝クネクネ。
ウナクネ系をわかってますね。
アンディとタイラーの師弟スプリット。
クネってますね!
最高です。
「ウナクネドノバンの1970年代のミッドレングスでお昼寝クネクネ創始者風
ジョシュを怖がらせながらアウトサイドレイルに手を添えて」
マンライづくしのハイタッチ族。
ドノバンのマンライバンザイ壱唱。
これでレポートを終わります。
このイベントの商品とトロフィーの関係で、
誰かが優勝したりしたそうだが、
誰もそんなことを気にしていなかったのもこのイベントの良いところのひとつであります。
「サーフィングは競技ではなくて生き方だぜ」
とウネクネ創始者ドノバン。
生き方を仕事にしている彼ならではの言葉をここにおいて終わります。
お後がよろしいようで。
それではまた明日ここで。
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