こんにちは、
土曜日をいかがお過ごしですか。
ものすごい台風19号がゆっくりと近づいてきていますね。
どうぞお気をつけて、
台風から遠くの方はいい波に乗ってくださいね。
こちらは南南西からの夏うねりと、
ずっと吹いているオンショアからの風波ミックスで、
オフショア、または無風時間はとても良い波です。
こちらはミドルス・トレッスルズ。
基本的にここはライトブレイクなので、
南西うねりでは逆向きうねりのためにクローズアウトしてしまう。
この日のミドルスは、満潮時以外はダンパーでした。
ここは西から北系うねりが良く、
大きな北西うねりが入ると、
200m以上は軽く乗れるブレイクとなるのです。
ウナクネ総帥アレックス・ノストのテイクオフ。
びしりとした体幹からのすばやく正確な動きは、
まるで武道の達人のようであります。
なんでも一流とされる人は完璧な基本を持っている。
1970年代のシングルフィン。
サンクレメンテ周辺のコアなヤングサーファーは、
こういうレトロボードに乗るブームが来ています。
こちら小学校低学年と思わしきキッズサーファー。
若すぎるので、
レトロは理解できないのでプレミアム系なのだろう。
こちらもプレミアボード。
今日のキッズサーファーはコールボードだらけで、
次はNATIONという順でした。
コールは零細メーカーなので、
他のサーフボードメーカーと違って、
誰にもサーフボードは支給していないのです。
それでもこうして子どもたちが乗っているのは、
「値段が安いから」とか、
「ただで貸してくれるから」
という理由ではなく、
純粋にコールボードが好きだという結果なのだろう。
すばらしいことです。
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波乗りの後は、
NATION/CANVASファクトリーへ。
サーフボードの卵というか、素、元、原型。
均一ではない不思議なストリンガーのブランクスが届いていた。
誰がオーダーしたのだろうか?
ラミネート(グラッシング)したてのデッキ側。
このクロスの凹み部分にホットコートという次のコーティングがされていく。
長い製作の旅がはじまる前の記念写真。
ほぼ完成した作品群。
こちらはCANVASのカスタムオーダーとストックボードです。
千葉NAKISURFにお送りしますので、どうぞお楽しみに!
創作アート系のシングルフィン。
元サーフィング誌のジョン・スティールのオーダーです。
そのジョンのロゴ部。
アートそのもの。
クリスチャン・ワックと同じ
”44” Forty-four
名前の由来はクリスチャンのラッキーナンバーだということで、
パーチェイスとの違いは、
ノーズとテイルが少し尖って(ポイント)いること。
ハイデンシティストリンガーは性能と耐久のためだが、
デザインを貫いていて美しい。
NAKISURFストック用のMNR(ミニ・ノーズライダー)。
「ボクはノーズに行くわけではないので、MNRは必要ありませんか?」
そんな名前から由来する質問を時折いただくが、
ノーズに乗ることができるほど安定したボードデザインなので、
ノーズに乗らずにテイル、またはセンタースタンスで、
美しいラインを波の上に描いてください。
ミニノーズライダーとサンオノフリー。
ティントカラーが大ブームにようです。
痒い粉が体中に入ってくる大変な作業、サンディング。
NATIONファクトリーではジャーミーが実行している。
ジョー・ウッド(故人)という銘職人がいたことを思いだした。
そして私のレースカー・ドラッグレースバージョンの兄弟ボードがついに完成しました。
このジェイソンの得意顔。
最近はドヤ顔というらしく、
なるほどな、というネーミング。
1本完成すると、また次のボードが待っている。
どんな仕事もそうだけど、
趣味は1本作って大満足。
プロは毎日、
何ヶ月も何年も同じ作業が待っている。
少しでもミスすれば咎められ、
完璧なものが当然だとされる3K工場です。
シェイパーと違い、
称賛されることがとても少ない地道な毎日だけど、
私はちゃんと見てますからね。
こうしたサーフボードを愛する人たちの誇りと汗で、
サーフボードが誕生していくことを忘れてはならない。
完成したレースカーDRV6’10″と、
私の6’4″の兄弟ボード。
お待たせしました。
もうすぐ発送です!
それではすばらしい週末をお送りください。
そしてどうぞご無事でありますように。
今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。
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