WNWうねり。
夏いつもあった南(S)が消えてしまった。
WNWは西北西ということだが、
これは日本の台風19号からの波がこちらに届き始めている。
遠くからものすごい威力で届く波は、
ソルトクリークの北に位置するモナークビーチの海底にヒットして、
バレルを形成していく。
ただ、
まだ夏の南うねりで押し上げられたバーム(berm=土手、段丘)状の地形があって、
それにぶつかってできるショアブレイク状のバレルでありました。
Ryota on Cole DBS 5’7″
こうして写真で見るといい波だが、
水深は2mから突然膝程度の深さで、
波のパワーを一気に受けるので、
脊椎損傷とか大腿骨骨折、
脳震盪という字画が多い単語が浮かぶような危険なセッションでした。
昨日までのニコリンゆるサーフではなく、
突然真剣サーフセッションとなった私たちです。
これが私のベストウエイブ。
完全にスモールバックドアかイナリーズでした。
Cole DBS 5’7″
この夏のほとんどをサンオノフレ、トレッスルズで過ごしたのに、
こうして掘れ上がるシリンダー系となっても
普通にテイクオフできることがうれしかった。
ですので、普段ゆる系でサーフしている方もご安心ください。
どちらもテイクオフのプロセスは同一だと再確認できました。
ただ瞬間的に動くか、
ゆっくりするかが、その違いです。
テイクオフした瞬間から斜面が切り立ち、
トップが自分に向かって飛ぶ、
そんな刻々と切り替わる危険を瞬時にかわし、
バレルセットしていくセッション。
オンショアが吹いてきたのを合図で終えると、
インアンドアウトバーガーでアメリカンランチとなりました。
グリルドチーズwithグリルドオニオン、
エキストラトマト、エキストラトースト。
というさっぱり系のカスタムハンバーガーです。
この4つで9ドル弱。
1ドル100円時代で計算すると880円。
ハンバーガー1個が220円でやたらとOEC(おいしい)。
In-N-Out Burger。
西海岸のこちらではいつでも行けるバーガーチェーンだが、
アメリカ全土にあるわけではなく、
ない地区(ハワイも含む)ではカルト的人気があり、
旅行者たちがこぞって食べるものでもあります。
調べてみると、
このバーガーを自分で作るためのサイトも発見しました。
私の注文したさっぱり系ではなく、
ミートパティ二枚のアニマルソースですが、
意欲がある方はぜひ。(英語です)
セッション後、
丘の上から自分たちが乗った波を撮ってみました。
手前はサルビア花の赤。
写真業界で言うところの前ボケ作品です。
ということで、
今日は冬のバレルシーズンが始まった日です。
フルスーツを着ましたが、
水温はまだ22度。
けれど日没は18:12となり、やたらと日が短くなりました。
日の出が6:58なので、日照時間が11時間46分。
夏よさよなら。
また来年会いましょう。
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