Devon Howard 9’7″
Trestles Middles 4ft@18sec. W276°
ついにうねりが入って来ました。
276°のミドルス。
ここは275度が最高極上とされているので、
かなり完璧なうねり進入角日であります。
夜明け前からジョー兒玉さんと待ち合わせて、
ヨロコビ勇んでミドルスに行ってきました。
こんなセット波までやってきた。
ここがこんな波になるのがすごい。
有名な275度うねりなので、
トップというか岬先は混んでいました。
100人くらい。
夜明け前後に来た多くのサーファーたちが。
トップの混雑に玉砕してフェイドアウトしていった。
気温28度の真夏日でもありました。
私とマイケル(初登場、シェイパー)は待ち合わせて、
ミドルスの最終セクションでサーフすることにした。
なぜならここは無人なのです。
すばらし波に乗るマイケル。
またはミカエル、マイコーと読みます。
アップカマーのグレイトなヤングハンドシェイパーです。
パドルアウトすると、
目ざとく私を見つけて、
トップからデヴォン・ハワードがやってきた。
「このピークがいいんだね?」(デヴォン・ハワード)
「どうでしょうかね。誰もいないし」(私)
とぼけたが、
デヴォンの直感はすごいと思った。
デヴォンは有名ムービーEPMの2番目のサーファーで、
知っている人は激しく知っていると思う。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/59105
ジョエル・チューダーの大先輩であります。
1990年代に彼がLONG BOARD MAGAZINEのフォトエディターをしていて、
その頃からのお付き合いとなります。
世の中レジェンドだらけだが、
彼こそがしんのレジェンドだと思う。
ジョエルが子どもの頃から今日(こんにち)まで。
「ミドルスの速い波で、
ノーズに乗れるものなら乗ってみてクダサイ」
そんな挑戦的なことを言っていたけど、
それほどまでにテクニカルで速いセクションでこのノーズジョブ。
ただただすごい。
品のあるクラシックスタイルで、
人格もすばらしい人です。
その彼を撮るマーク。
彼は『One california day』
という伝説的なサーフフィルムの監督です。
デヴォンとマーク。
このセッションが彼のムービーのセクションになるかと思うと、
サーフ時代のハイライトを目撃した気がしてうれしくなった。
私も高速というか、
瞬時に最高速をたたき出すテスラモデルS P85D状態のセッション。
高速で切り返す至福と記憶。
体幹の強さが試されるほどの瞬間G。
500mライド終盤。
ボンザー。
このマジックボードの全てが愛おしくなる。
とっても不思議なことです。
今日のハイライトはジョー兒玉さん。
それはすばらしい波に乗って、
人生最高の大マンライを連発していました。
「波のフェイス内を斜めに滑る」
ということをついに会得されたようです。
ジョー兒玉さんについてはこちらを↓
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55725
上がってきてのポーズもデヴォン・ハワード系でした。
マンライ余韻。
マイケルがロングボードに乗り換え、
セッションは6時間となった大安吉日。
それではすばらしい土曜日に!
サーフィングって、
生きる源になるから不思議です。
今日の酒のうまいこと。
忘れられないすばらしい日に乾杯!
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