突然初春に戻ってしまったサンクレメンテ。
水温が変わらないのが幸いです。
気象庁のチャートを見ると、
北海道の太平洋側が3度。
東北は6度とあって、
茨城から北千葉は14度。
南房総や湘南、東海は15〜16度程度なので、
サンクレメンテ周辺と同等でしょうか?
四国17度、奄美、種子島、沖縄は20度。
石垣島、西表島は22度!
日本は小さく見えるけど、
これだけの温度差があるのですね。
総帥がお好きなボンザーのインスピレーションで、
ドッキーシェイプのSurf RXボンザーに乗ってマンライ続出しました。
そんなことがうれしくて、
コスタメサに用事があったのでドッキー工場に寄ると、
「あらあら、ドックはね、カナリア諸島に出張シェイプに行っているのよ」
と奥さんのアンバー。
そういえばそのことをインスタグラムで見て知っていたのだが、
すっかり失念してしまっていた。
それにしてもカナリア諸島はこんな波が来るのですね。
まるでノースハワイのホワイトハウスそっくりで驚きました。
せっかくなので工場見学させていただく。
アンバー曰く、
「バリアルフォームがあるのでぜひチェックして」
持たせてもらうと、
名作DELTAモデルを思い返すに至った。
ドッキーの長女が、
デルタ航空のCAをしているのはすごい偶然。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/53829
イーロン・マスク率いるSpace Xのロケットにも使われているバリアルフォーム。
強度があって、しなやかなのが特徴である。
もちろん軽いのだが、軽すぎないのがいい。
アンバーによると、
今まで500本以上製作したが、
まだ一度も折れもせず、
さらにはヒビも入ってもいない耐久性だという。
不思議な素材です。
宇宙からやってきたとされているモノリスみたい。
(©2001年宇宙の旅)
10’0″を筆頭に10’4″、
10’6″なんていうオソロシゲな大波ボードがグラッシング待ちだった。
最近の大波ガンのほとんどがクアッドで、
これを大波マスターのグレッグ・ロングに聞いてみると、
やはりボードが片側にターンしたときに、
両側二枚のフィンが波にひっかかってくれるのはありがたいということ。
テイルが抜けてしまうと墜落ですものね。
普通の波なら良いけど、
ビル5階建て以上の高さからワイプアウトすることはできません。
すごい世界です。
Futureシステムなので、
ボックスが埋め込まれてそれからグラッシング。
クラッシュ仕様のブラックホットコート仕様もあった。
SURF RXのボードは昔からオシャレです。
日本だと大野薫さんのBetty’sみたい。
シェーンはドッキーの長男。
こうして家族経営なので、
みんなでボードを製作していきます。
「見て、このボードのカーブの美しいところを。すてきでしょ?」
普通の婦人はこういうことは言わないが、
アメリカのサーフ業界の奥さんアンバーはこんな会話ばかり。
そんなことも含めてすごいな、と思う。
このフライングタートルV12は、
私のプロデュースデザインであります。
USAと日本はもちろん、
イギリス、コスタリカ、
カナリア諸島でも多くのサーファーが乗っていると聞きました。
こういうこともうれしい。
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少し前の真夏日。
最高35度で、30度以上が5日間続きました。
しかもその3日間は4連休に重なったので、
海沿いのホテルが全部満室になったと聞きました。
夏先取りの先週でした。
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リユニオンの横田さんはご自分が平成生まれだと公言していて、
14歳のこの子ですら同級生なのだと言う。
とすると平成12〜3年に生まれている計算となる。
うーん、それよりは老けて見えます。
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[二輪派にとっては感動的なおまけ]
少し前になりますが、
チャボット・エンジニアリングに行ってきました。
http://shinyakimura.blogspot.com/
それはおひさしぶりで、
宝石箱のようなショップの中には、
こんなビンテージカブのカスタムが!
“Honda handsome SS”
4V!シビれます!
なんとタイヤまでもがビンテージなのだそうで、
そのこだわりが半端ではなく、
いつもそういうところを勉強させていただいております。
すごい&ありがたい。
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ものすごい波。
少しハイラインだけど、かなりパーフェクトなので、
ここまでセットできたらほぼメイクできる。
ただし、
これだけオフショアが強かったらテイクオフの難易度はS級でしょうね。
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