サンタモニカ空港の格納庫で始まって、
ロングビーチのクイーンメリーに移り、
そして昨年からLAリーフ(LAマート)という大きな箱となって、
拡張を続けているモンスターイベント『インスピレーション』。
今年で第6回目となり、
2月6日、7日の両日で開催されました。
主宰、発起人、企画、広報、
進行全てを行っているのは、
このリンタロウさんこと田中凛太郎さん。
ご存じジャーナリスト、
ファッションオピニオンリーダー、
イベントマスター、
グレイトサーファー、
ミュージックコラムニスト、
フォトグラファーであります。
しかもそのレベルは100%天才越えというほどのお人。
なので、この大成功は驚くことではありません。
第5回までの盛況ぶりによって、
このインスピレーション展が今年の10月、
ニューヨークはブルックリンで開催されるそうです。
NYでの開催は、リンタロウさんの悲願だったので、
私もうれしくて快哉を叫んでしまいました。
リンタロウさんサイトを開くと、
リンタロウさんを陰で支えている人たちの笑顔が大集合していた。
そして今年のフライヤーは、
モーターサイクルキャノンボールでアメリカ縦断をされている木村さんと、
1915年式インディアンの後ろ姿。
本物だけが醸し出すすばらしいイメージに心を深く打たれてしまう。
さすがリンタロウさん。
その木村さんのインディアンが展示されていました。
http://www.motorcyclecannonball.com/
モーターサイクルキャノンボールで有名なマシンです。
1916年以前の旧車でアメリカ大陸横断、
およそ6300km以上を走りきる過酷なレースを幾度も経験した逸品です。
木村さんのブログに詳しくありますのでぜひご覧になってください。
http://shinyakimura.blogspot.com/
ビームスさんの主宰設楽(したら)さんと、
窪さん(左)と土井地さん(右)のトップピープルを発見しました!
さすがです。
氏たちはここからサンフランシスコ、
そしてニューヨークに行かれたのこと。
いつもお世話になっております。
サイクルゾンビの展示。
あいかわらずですね。
エレベーターで二階に上がると、
そこがメイン会場。
古着の殿堂である出展者が集っていて、
遠くはフランスからも出店しているのだそうだ。
歴史的な逸品に囲まれる日でありました。
こちらのWescoさんとDehenさんブースでは、
前出の木村さんカスタムがさらに二台展示されていた。
王様CB750とスパイク。
ただただすごい。
リーバイスも出店していて、
こういうメジャーが本気になっているからNY進出がなし得たのだと思う。
それにしてもニューヨークというのはすごい。
ファッションやアート業界では最頂上の場であります。
このブースにはレトロトランクスが展示されていたり、
伝説のギター屋さん。
XLARGE®ブースもありました。
ここでは歴代25年間のTシャツを展示していて、
歴史と自信を感じました。
思想を持ったサーフボードを製作販売するメイソン・ダイヤー。
アメリカナイズされています。
そして品格があってすてきです。
タイラー・ウオーレンのボードをグラッシングするウエス。
ウエストン・サーフボードとして出展していました。
葡萄作りをされるためにベンチュラに引っ越してきた森本さん一家もいらしていました。
シナノスマイルとウナクネTのマッチングがすてきです。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/57335
前出したストップニック一家によるサイクルゾンビ族。
それまで談笑していたのにカメラを向けると真顔になるのは、
バイカーたちの反射神経なのだろうか。
こちらはブラ師匠ことブライアン・ベントのブース。
この日は栄くんとブライアンの邂逅物語でもありました。
それにしてもこの車をどうやってこの2階まで運んだのだろう?
かなり本気なRWBブースでありました。
革職人なんだけど、
やたらファッションフリークのロバートも出展していた。
あいかわらずかっこいい。
大行列しているブースがあって、
その前に出ると、
なんとビジュアルアーティストのスタンリー・マウスが絵を描いていた!
御年74歳、まだまだご健在です!
この日はTシャツにライブペイントという大盤振る舞い。
これで100ドルだけど、
マニアに言わせると1000ドルでも安いということで、
破格の行列となっていた。
スタンリーによるグレイトフルデッドポスターの一例。
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時間が逆行しますが、
会場に向かう途中にガーディナで下車し、
栄くんと栄寿しに行きました。
ここは以前、石田さんに教えていただいたのですが、
ガーディナ市で50年以上も続く老舗のお持ち帰り寿し。
6ドル程度で7カンのお寿司詰め合わせがいただけます。
同姓のお店にとても喜ぶ栄くん。
これが私の9ピース(9カン)。
いなりに鯖、そしてタマゴで揃えました。
それはなつかしい昭和の味。
異国の地で祖国と幼少の頃をたっぷりと思い返せるお味をいただき、
アメリカンビンテージマニアの集うインスピレーション展に行く、
そんな日でした。
リンタロウさんのブースで、
MIMIちゃんが持っているのが、
My Freedamn 10記念特別号です。
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シェイプの調子が良かったようで、
うれしさが花咲いているタイラー。
こんな日ってありますよね。
見習わないとな。
それではすばらしい土曜日となりますように!
今日もNAKISURFにお越しくださいましてありがとうございました。
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