こんにちは、
こちらは嵐が近づいており、
そろそろ雨が降り出しそうです。
嵐が来る前にNATIONシングルフィンを持ち出して、
ウナクネ（オルタナティヴサーフ）修練。
オルタナティヴサーフは教書みたいなものがないので、
そのスタイルやターンの位置等が自由なのがいい。
コンテストに出ていたときは、
満足できるセッションが少なかったが、
ウナクネ派に属してからほぼ毎回満足ライディング、
つまりマンライを得ることとなった。
JJの写真があって、
それを彼に送ろうとインスタグラムを開くと、
オルテガ・ハイウエイの上で広告写真だか、
ジャーナル作品を撮っているのがアップされていた。
JJ＆ブライアン・ベント。
こういうことをしているのが彼らの日常で、
または真骨頂であろう。
夢のカリフォルニア、サーフスタイル。
ちなみに斜めに置かれているのは、
１９４０年代後半にトム・ブレイクが考案した、
波に乗る舟みたいなサーフボード。
７０年経ってもまだ乗っているブライアン・ベントの懐古主義もすごいし、
こうして絵にしてしまうJJの手腕もすばらしい。
JJ Wessels “Foot out”
そのJJ。
彼が出演＆カバーとなっている
EPM（エクスペンシブ・ポルノ・ムービー）、
１６ｍｍフィルムだけで撮られた大作があり、
この作品が４大賞を受賞したという噂を聞いた。
そうこうしていたらインスタグラムにもその受賞お祝い投稿があり、
そのことをもう一人の演者デヴォン・ハワード（現在オーストラリア旅行中）と話すと、
「やったなティン」と静かに喜んでいた。
デヴォンのミドルス編はこちらです。↓
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/60617
賞の一覧はこうなっている。
ベルズビーチ・フィルムフェスティバルの撮影賞 (Best Cinematography Award )
キャロライナ・フィルムフェスティバルの音楽賞 (Best Soundtrack Award )
コロン・フィルムフェスティバルの得票賞 (Viewers Choice Award )
ロンドン・フィルムフェスティバルのすごい現象賞 (Yewwww! Factor Award )
これは世界にもウナクネ魂が認められた瞬間だと思い、
弟子や信者たちと祝杯を上げたくなった。
こちらの発売開始時に私が書いた【勝手にムービーレビュー】はこちらのリンクを↓
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/59105
版権フリーとしてあるので、転用等ご自由にどうぞ。
出演者たちはウナクネ界の弐拾六大弟子からの十二人。
１．総帥梵参（アレックス・ノスト）
鰻捻（ウナクネ）語でソースイボンザー。
先日のウナクネ杯春を制したことでも知られる。十六歳で解脱し、
三三昧（さんざんまい）を会得し、『教会岬編』では、
総数里に亘る滑走を御自作された御召板で天乗あらせられていた。
２．弟盆諸行無常（デヴォン・ハワード）
我（アートマン：個人を支配する原理）通第一（がずう・だいいち）。
第一次ウナクネ期からの伝説滑走人。
ジョエル・チューダー和尚と共に釈迦山（ドナルド・タカヤマ）の弟子であった。
彼こそがサンディエゴ方面の
『鰻捻盆会』（うなくねぼんえ）の起源だとされている。
３．摩訶天仇無須（ジャスティン・アダムス）
釈迦山の死後、その鰻団員たちを秘密裏に統率し、
第一結集では、仲間と釈迦山の教法を編集する座長役である。
付法蔵 （教えの奥義を直伝すること） の第二祖とされている。
そして、マイキー・ディテンプル、デーン・ピーターソンと続き、
『西捻記（さいくねき）』では、
孫悟波の師匠として登場する涅槃寂静目瑠（ジャレッド・メル）が６番目の演者。
オオトリは、紅一点の訶幸波提（カシア・ミーダー）で静かに締めくくられる。
ウナクネ式の解説だとこうなっているが、
英語でどう説明されているのかが気になった。
話は少し変わって、
「ティンはなぜこんなふざけたタイトルを付けたのだろうか？」
こう聞かれることが多い。
そんなとき、私はいつもこう答えている。
「ウナクネ、つまりオルタナティヴサーフを神格化したくて、
子どもには見せたくないぞ、という配慮なのではないか」
そして私の師であるきんちゃんが言うには、
「EPMにはね、本物のサーフ修行、つまり楽しく、みんなで幸せに波に乗る、
ということで獲得、達成される徳が散りばめられていると思うわけよ。
そしてね、”子どものように薄いボードをパタパタやらない大人の波乗り”
が映されているからアダルトオンリーなんじゃないかな」
なるほど。
理解できました。
とにかくジャスティン・アダムスのクネリ方は必見だと思うし、
アレックス・ノスト総帥のすばらしさも、
そしてライアン・バーチ、トレバー・ゴードンの解脱した滑走も。
もうご覧になった方はもう一回。
まだの方はぜひ。
こちら予告編です。
Expencive Porno Movie from Tv Dinner Motion Pictures on Vimeo.
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あまりの力作＆断然ウナクネ系なので、
NAKISURFでは永年販売できると思いまして、
EPM信者でもあります弊社児玉が、
率先して大量在庫しています。
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/16900.html
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再びEPMを見終えると、全てが
１６ｍｍフィルムのような霞んだ視界となり、
写真もこうしないと気が済まなくなった。（笑）
アンディ・デイビス（他の弟子より画法が優れていた。画法第一）。
鳳凰板を持っての一枚。
こちらは極度期待緊張感明王 （スリルみょうおう）、
梵名波毘権現(ハービー・フレッチャー)の滑板舎城の地。
フレッチャー王朝の尊格である秘王でもあります。
スリルとしたのは、
ハービーが1970年に
“Thrill is back!”というフレーズによって世界に知れ渡ったからなのです。
長くなりました。
今日はここまでとします。
それではすばらしい日曜日をお過ごしください！
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