新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

ロイ・ゴンザレスのラリー・バートルマン_アニーが来ましたよ_COLE工場とNATION工場_サーフ授業にキャッチサーフをお使いください!_(2110文字)

 

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サンクレメンテが生んだ真のサーフアーティスト

“ロイ・ゴンザレス”が描いたラリー・バートルマン。

ロイの作品は商業的に成功しているので、

ほとんどの作品を目にしてきた。

だが、これは初見だったので、

このアートのオーナー(持ち主)に聞くと、

ベン・アイパの誕生日か、

シェイプ記念年に仲間内のお祝いのためにプレゼントされたものだと言う。

レイルの立て方、左腕の位置等々、

並々ならぬサーフ・リアリズムを感じ、

私に大きな感動を与えてくれたことをここに記しておきます。

そのロイは今バリに移住して、

それは幸せなアーティストライフを送っているそうで、

極上テキーラを手に提げて彼に会いたくなったアート。

ちなみにこれのオーナーはクリスチャン・フレッチャー。

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父の日の週とあって、

アニーがノースハワイから遊びに来てくれている。

彼女初のフォードアーズは幸運なことに無人で、

曇天緩慢斜面をふたりで滑る幸せ。

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この1970年(*暫定)ボンザーの持ち主もクリスチャン・フレッチャー。

最近フレッチャー家にお世話になっているけど、きっと何かの意味があるのだろう。

近代サーフィングの歴史を語る上で重要な人たちだけど、

初めてカリフォルニアに来た1980年代からお世話になっています。

彼らはとても義理堅く、そして仁義に厚い日本人のような家族です。

子どもだったクリスチャンも私もそれぞれ加齢して、

けれど生き方の内容は何も変わっていない。

これらのことは、一昨日発売のNALU誌に詳しく書きました。

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COLE工場に行くと、

駐車場に濃い人たちが話し込んでいて、

それはジュローム(Coleのマネジャー)と、

リック・ロック(サンクレメンテのレジェンドシェイパー&伊豆のリアルさんのシェイパー)、

そしてドノバンとサンチャイルドというバンドを組んでいたマット・ハミーだった。

彼らを20年以上知っているけど、

みんな何も変わらずそのままなのがうれしい日でした。

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コールのシェイピングベイでは、

ちょうどプレイングマンティス5’9″が完成したところだった。

美しいテイルライン。

COLEは完全なる独作業で、

自身だけが表現できるラインやフォルムを手がける人なので、

シェイプは牛歩の進みであります。

少しずつシェイプしては確認して、またフォルムを与えていて、

それは見ているだけで気が遠くなるような作業。

よって、現在も遅延ボードが多くなっていますが、

しっかりとそれぞれのボードに個性を与えていますので、

ご容赦ください。

そしてお待たせしただけのボードですので、

どうぞお楽しみに。

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それぞれのシェイプのボリュームやフィーリングによって、

フィン位置を変えているのは世界広しといえどもコールだけだろう。

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ライトニングキッカーのスワロウテイルバージョンを手にしたアンドリュー。

受け取ってそのままソルトクリークに向かいました。

折からの連続南風がオフショアなので、良さそうなコンディションです。

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NATION/CANVAS工場に行くと、

職人たちが1本のボードのフィン周りのディスカッションをしていた。

サーフボード作りはチームワークのたまものなので、

こうして仲良く、

そしてプロ意識のぶつかりあいが良い製品を誕生させているのだと思う。

NATIONのすばらしさは、インプレッションでも絶賛されていて、

やはりみなさんにもこういったチームワークの結晶が感じられるのだと思い、

とってもうれしく感じております。

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グラッシングのために長靴となったデイブ・ネイラー。

なりふりかまわず仕事に没頭する職人はとても美しいと思える。

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サーフボード製作用品を訪問販売するトラックが届き、

備品を購入するエポキシグラッサーのラウル。

こうして製作業界はたくさんのビジネスと、人々に支えられている。

自分もサーフボードのプロデューサーであるので、

この世界に戻ってきた感にこみ上げてくるものがあった。

シェイパーばかりに光が当たる世界ですが、

こうして製作職人たちの日々もすばらしき世界だと思います。

3K職場だけど、職人それぞれの想いは熱い。

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宮城のSさんがビーズで2ヘッドレイバンを鋭意作成してくださって、

その途方もない作業と、確かさと愛に感動が止まりませんでした。

ハンドメイド品の愛は永遠です。

新聞閲覧マニアを自称していて、

日に5〜8回は各紙面を開いている。

今日はこんなすばらしい記事を見つけた。

http://www.asahi.com/articles/ASH695V96H69TNAB015.html?iref=comtop_photo

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これをキャッチサーフ主宰のジョージに見せると、

「この授業で使う全てのボードに協賛したいです」

そんなすばらしい言葉をいただいた。

こういった機会でこそのキャッチサーフ。

教育機関の方はこちらまでご連絡ください。

shop@nakisurf.com

題名を「授業でキャッチサーフを使用したい」としてください。

私の湘南Tサイトワークショップと、

ビームスカルチャートでの個展が近づいております。

こちらもどうぞよろしくお願いします。

それでは今日もみなさんのすばらしい日となりますように!