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naki's blog

7年前のアニー_SUPから知るマナー_新生NALU誌の凄さ_トーキョーカルチャートbyビームスで私個展が7月3日より!_(1758文字)

アニーと私。

2008 June

200806_Annie _T9497

NAKISURFのお客さまから昔の写真がオーダーされ、

そのために古いハードドライブをつないだら、この写真が検索でかかった。

ちょうど7年前の6月。

アニーは私と同じくらいの背丈になって、私よりも靴サイズが大きくなった。

ノアは、私よりも激しい波乗りをし、

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そして、

クリエィティブな写真を撮っている。

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KNEKT DOME #AlohaExchange

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たつやくんも一緒にドヒニーでサーフしたときに、

どんな波でも乗っていくSUPの人がいた。

(サンオノフレではSUPは禁止されているが、ドヒニーは河口より南側は可)

この人は波に乗る数を競争しているのか、または記録しているのかはわからないが、

子どもが横にいようが、人が前にいようがとにかく波に乗っていく。

しかもSUP禁止区域に堂々と入ってきている。

加えてこの人はSUPを始めたばかりのようで、

テイクオフしてもすぐにボードを蹴り出しながらワイプアウトしてしまう。

実際に私にも思い切りぶつけてきた。

サーフィングというのはワイルドな遊びだけど、

品格が大事なんだぞと、横山泰介さんや鎌倉の先輩たちは教えてくれた。

それは「かっこいいサーファーでありなさい」ということで、

乗りたい波だけを待って、

さらには自分の順番を守って波に乗るように教えられた。

闘牛岬でもそうだったのだが、

SUPの人たちがラインナップに入ってくるようになって、

そのマナーがくずれたことを思い出した。

大人が立っていられるほどの浮力があるボード。

ボードではなくボートと言っても過言ではないほどのパドル力。

さらには腕ではなく穭(オール)を持って、漕げばたいていの波は乗れてしまう。

交通でもなんでも「弱者を敬う」というのが世の常だが、

ひとたびSUPの

ーーサーフィングをしたことがなく、SUPを初回としてサーフしている人ーー

人たちが入ってきてしまうと、

「乗れるから乗る」

「視線が高いのでサーファーよりも格上だと思い込む」

「順番という概念がわからない」

「人より多くの波に乗れるから強い(偉い)」

そんな気持ちになってしまうのだろうか。

20年ほど前に日本でロングボードが流行したときも同様なことがあって、

そのおかげで(今も)ロングボード禁止のサーフスポットが存在している。

ひさしぶりにSUPの初心者と一緒にサーフしたけど、

ここに書いたことを説明できない気がするのと、

こういうことを言うのは自分のスタイルでないので黙っていた。

これをSUPの人たちが読んでくれて、それを伝搬してくれることを祈ります。

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道路は歩行者と自転車、

オートバイ、車、トラック、さらには電車までもが共有できるので、

サーフスポット(そこが岬ではないとポイントではない)も同じであれば、

これからどんなボードが出現してもニコリンサーフできるでしょう。

その危ないSUPを見て、そんなことを感じたドヒニー。

nalu_Cover

今までのロングボード誌から

「サーフィング誌」へと新解釈となった新生NALU誌はご覧になりましたか?

新T編集長のディレクションで、

『革命と逸脱のサーファー』というスペシャル・インタビューの製作に参加し、

現在わかっているだけで、これだけのページに携わらせていただきました。

もしよろしければ読んでみてください!

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みなさんご存じのあの日のこの人たちの作品が大判の誌面に焼き付けられています。

クリスチャン・フレッチャーのナイトサーフ写真を見開きで掲載してくれたり、

さらにはジャスティン・アダムスのインタビューを

アレックス・ノストやタイラー・ウオーレンたちと同様に扱ってくれたT編集長に感謝感激しています。

【お知らせ】

7月3日よりトーキョー カルチャートbyビームスさんで私個展が開催されることとなりました!

まだその個展名が決定されていないので、マスキングテープで隠したポスターがこちらです。

Beams_20150614_A4

サーフィングのことはもちろん、

サンオノフレ・カルチャーやペソズ、フィッシュゴッド、

私を取り巻くサーフィングの集大成をこちらで表現します。

どうぞどうぞお誘い合わせの上ご来場ください。

私は初日のレセプション時間と、

翌日の2日目には会場に終日おります。

ぜひお会いしましょう!

それではすばらしい日曜日となりますように!