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ミニ・ノーズライダーで、『ライフスタイル・アブストラクト・ムーブメント』_CANVAS MINI NR 6’12” x 22″ x2.86″_おめでとう!

おはようございます。

「風が止む」という予報に反して、

あいかわらずトレードウインドが強いノースハワイです。

闘牛岬に虹がかかっていて、出足快調の朝。

昨日の日焼けが痛く、

特に目がチクチクしているので、

少し曇ってくれればいいなあ、と自分勝手なことを考えていました。

昨日は庭に実ったアップルバナナをいただきました。

たくさんとれたので、カビカあっちゃんとご近所で分ける。

ほんの少し酸っぱくて、ねっとりと甘いバナナでした。

クリスちゃんからCANVASのノーズライダーが届き、

「ぜひぜひ」とフレちゃんと開封。

これは6’12″という短さで、

ノーズライドチャンピオンのクリスチャン・ワックが、

「ノーズライダーというと普通は10フィートとかアリマス。

でもBD3を乗りまして、『短くしよう』とアイディアが湧きだしたのデス」

ということで考案。

クリスちゃんが、すでにカリフォルニアで初号機を試乗し、

これはコンケイブを追加した『弐号機』となります。

初号機のクリスちゃんブログはこちらです↓

http://christianwach.blogspot.com/2009/08/612.html

6’12” x 22″ x2.86″

Canvasの誇らしいデカール(ラミネート)もばっちり入っていて、

誕生前からのエピソードを知る俺としては、

「キャンバスくんには、おむつを替えてあげたことがあるんだよ」

とえばりたくなるような気持ちとなった。

俺にとっては記念すべき初キャンバスなので、

クリスチャンのアートをお願いして、ボトムにフリーアートを施してもらった。

このアートと、CANVASボードのコンビネーションというのは、

マーシャル・ブラザーズ、ミッチー・アブシャー、

タイラー・ウオーレン、CJ・ネルソン、

アレックス・ノスト、ヘリーソン・ローチ、

スコッティ・ストップニック、トミー・ウイット、

そしてクリスちゃんという彼たちの

『ライフスタイル・アブストラクト・ムーブメント』

の仲間入りをした気がしてくるから不思議。

さて、約束の時間にフレちゃんがやってきました。

六拾五才にして、NAKISURFのダブルレイヴァンTを着ているのだから、

「人生はロックンロールだ」というのを実践している。

俺にもそのロック魂が注入されて、清志郎さんのメロディが頭に浮かぶ。

フレちゃんは海でもロックンロールで、

あいかわらずBD3の5’0″でうんならかしていた(cカカイさん)。

で、その短いノーズライダーの初乗り。

ノーズのボリュームと、

その絶妙なるレイルタッチを受けながらパドリングでグイグイ進んでいく。

ナイフィー・50/50という新しいレイルデザイン、

そして「コンティニュー・バブル」

という広範囲コンケイブの恩恵を受けている。

ノーズライダーって、

かなり前に乗ってパドリングしても平気だということも知った。

なにしろ生まれて初めて乗る短いノーズライダーですから、

新事実がたくさん出てきます。

これは記念すべき1本目のライディングで、しっかりと写真に残っていた。

めでたしめでたし。

きちんとCANVAS-T

サーフウオッシュしながらテイクオフ。

こんなに安定しているボードに乗っているヨロコビからか、

はたまた逆真流の直感(GYAKUSHIN INSPIRE)

が啓示されたのかはわからないが、ファーストグライドは後ろ向きを選択した。

「へへー」と後ろ向きになって、

そこからウオーキングでノーズに向かいます。

見えないのでノーズはどこかな?

と探りながらの狭いステップを踏みます。

よーしよし、とノーズまでやってきました。

そのままずっと乗っていき、

最後はウオーキングでまたミドルエリアまで戻って、ちょっとしたスリルはおしまい。

選手交代し、今度はノアの番。

見る人が見たら、俺の倍ほど上手なノーズライドを披露し、

シャッターを押しながらD先輩じゃないけど、

「俺、この子憎いね」

という名文句を思いだした。

調子に乗ったノアはこんなスタンスまでも披露し、

インサイドではテイルもきちんと踏んで、

岩の前までマンライ(cオガマさん)でやってきました。

(マンライとは満足ライディングの略。鴨川少年団の造語であります)

言い忘れたが、テイル形状まで新しく、

これは『キック・ストールテイル』という方式で、

昔のスケートボードのテイル状になっている。

テイルを踏んでターンをしやすくなっていて、

さらには「ノーズライドの際には水流を後方に逃がすので、

より安定したグライドが可能なのです」

とは、シェイパーのライアン・イングル。

.

さて、笑顔で上がってきたノアが言うには

「このキャンバス、ノアのボードにしていい?」

とすっかり気に入ったようです。

なので、NAKISURF CMでは彼のバージョンを製作しようと目論んでいます。

短いノーズライダーというのは、

クリスチャンの言うように絶品であることを確信しました。

池田潤ちゃんにもそろそろ届く頃ですが、彼の評価も楽しみです。

昨日ここで、私家版『今まで乗った長い波一覧表』を作成したら、

「いつかの台風波で、Kさん、Tさんが乗った伝説800mライドの画像です」

と、NDさんから(アルファベットばかりでややこしいですね)

から画像報告を受け取りました。

すごい!

波が大きければ、さらに長距離ライドが可能なのだそうで、

その際にはまたお知らせくださいね。

そろそろ秋風が吹く頃でしょうか?

弊社スタッフが懐妊し、「おめでとう!」

とメールでやりとりしていました。

船員の扶養家族が増えるのって、

NAKISURFの船長としては責任感がずっしりとのしかかってきます。

でも、こうしてジェネレーションが移り、

希望が増していくのだなぁ、

と新たなる夢も感じています。

時は流れ、その子供が大きくなった時に

「ロックンロールだぜ!」

と言いながらサーフできる自分がいたらいいなあ、

と思っていました。

今日もお越しくださってありがとうございます。

連日長くなっちゃってすいません。

明日もまたお越しくださいね。

よかったら昔のブログも読んでいってください。

左上のカレンダーからアーカイブが探せるはずです。

またはその下にある

「カテゴリー」からもどーぞ。



12 thoughts on “ミニ・ノーズライダーで、『ライフスタイル・アブストラクト・ムーブメント』_CANVAS MINI NR 6’12” x 22″ x2.86″_おめでとう!

  1. はせ

    はじめまして!いつもnakiさんのブログから元気をもらっている者です。
    遅ればせながら、nakiさんが以前に書いた「真のパドリング講座」よりnakiさんのパドリング法を取り入れるようになり、効果の高さを実感しています(グングン進みます)ありがとうございました。
    しかし、ばてるのが早いというか肩が上がらなくなるのですが、これは慣れの問題でしょうか?それとも使う筋肉を間違えてる?それとも脱力が出来てないからでしょうか?
    ヤフーの知恵袋ではスピードならnaki式、持久のドジ式との意見がいくつかでていました・・・http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1229662137
    nakiさんのパドリングを正しく行えば、疲れにくいのでしょうか?
    胸を反らすより、突っ伏したほうがよいのでしょうか?
    ちなみに僕が疲れる筋肉は三角筋です。
    へんな質問してすみませんです。

  2. Fg

    庭マンゴーにハイブリッドライチーの次は、庭アップルバナナですか。
    相変わらず素晴らしいノースハワイ!!
    ウチの庭ではナスビと長ネギですよ。(トホホ)
    ノアくん、進化早過ぎですね?。 これまた素晴らしい。
    明日も、長文ぜひ?

  3. naki Post author

    はせさん、
    はじめまして!
    どうぞよろしくお願いします。

    「真のパドリング講座」

    購読ありがとうございます。

    じつは先日「あの講座を読んでパドリングを直しました!」
    という方とサーフしたのですが、なんと言いますか、全くそのようになっていなかったので直すと、

    「そうだったのですね!!」

    と驚かれていました。

    なので、文章だけだと習得するのが難しいのかもしれません。
    そこで、プールなどがあれば『パドリング講座動画』が撮れるのにな、と思いながら時間だけが過ぎています。

    ドジ井坂さんのもすばらしいのですが、
    彼の方式だと、肩とヒジを上げなくてはならず、それを見ると実際にそのようにサーフしている人はいないように思います。(初心者を除)
    きっとドジさんは、とにかく最初から漕げるようにやさしく説明した結果だと思います。

    で、私のは普通に疲れますが、どちらが早いとか持久力という問題ではなく、『パドリングの基本から上級まで』というものと自負しております。

    実際にアンディ・アイアンズ、ケリー・スレーターのパドリングも確認しましたが、両者もこの方法でありましたし、仕事柄多くのサーファーたちを見てきていますが、速いパドラー全員がこの方法だったのでさらに進ませてお試し下さい。

    脱力するときは逆側の(肩のてっぺんからヒジ)だけの筋肉を使用して、時計針の位置で「10時半」、「1時半」に落としてください。

    それをボードの下まで水をつかむように持ってきて、そこから海面手前まで全力で漕ぐ、そして脱力ということになります。

    半円、だ円、円運動です。

    海面に上がった腕はできる限り低く、
    (でないと疲れます)
    ということでのおさらいです。

    胸は突っ伏すのと反らすの中間で、
    「かっこいい位置」です。(笑)

    テイクオフの際は突っ伏します。
    その時だけは10時半1時半の位置も前方になり、
    腕はさらに伸びて、つかむ水量を増やします。

    取り入れていただき、ありがとうございました。

    https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/2113

  4. naki Post author

    Fgさん、
    次はハイブリッド焼きトウモロコシの季節ですよ。
    本当にノアには驚かされています。
    撮影後沖に出たら2本のバレルをメイクしてました。
    波まで譲られる始末です。。

  5. nobu-Irvine

    800mライドのポイントは、航空写真からあの「ビーナス」みたいな印象を受けました。
    かなり昔、Yヶ浜の先端駐車場から出て行こうとして、近くにいたおじさんに止められた思い出があります。
    あの時もかなり長く乗れる波だったな~、、、入れなかったけど、、
    Nakiさんはローカルだから入ったことあるんでしょうね。

  6. naki Post author

    nobu-Irvineさん、
    こんにちは、もうそちらは夕方ですね。
    さすがお詳しい。
    このブレイクはビーナスみたいですよね。
    私たちはumi cafe’sと呼んでいます。
    ここができるときは、あそこもできるのです。(笑)

  7. はせ

    またまた詳しい説明、ありがとうございました。(涙)
    今までは、2つのパドリングを使い分けようかな?なんて考えていましたが、naki式1本に絞ってパドルします!コンマ1秒でも早くスタンディングできるよう努力します!

  8. だん

    ここ、最近波たたないですねー。。。何年か前に、1分ちょっとくらい乗れましたよ!

  9. naki Post author

    はせさん、
    はい、パドリングが一番重要なのでどんどん漕いでくださいね。
    スタンディングの速さよりも、波の位置(コブ、ピーク、流れ、寄せ)を気にしてみると上達の近道ですよ。

  10. naki Post author

    だんさん、
    一本ちょいはすごいです。
    波が出るといいですね。
    台風は小休止といった感じですか。