子どものときに波に乗ったことはないが、
きっと、さぞかし楽しいのだろう。
アニーは小さい頃から海で遊んでいたからか、
タンデムのときにキャッチサーフの9フィートを貸したら
突然ロングボードに乗れるようになった。
それまでは7フィートでやっていたのだけど、
私が押してあげてなんとか乗っていたので、
ひとりでこうして波に乗れるというのは大きな違いだと思う。
私からしてみると7フィートも9も大差ないようだが、
初心者にとっては大きな違いのようだ。
すばらしい夏の日。
オープンで野菜を素焼きにして、
フォードアーズに持っていき、
夕陽を見ながら兒玉さんと和田さんとでおいしくいただいた。
ちなみに内容はカボチャ、ケールとほうれん草の団子、
いんげん、トマト、グリーンピース、人参、ブロッコリー。
ただ200度強くらいで30分くらい焼くだけ、
塩胡椒も何もしないで簡単クッキング。
サンクレメンテのデルマー通りを歩くと、
こうして少女たちがスマートフォンに耽っていた。
ずっと画面を見続けていたけど、
この年代の子たちは間違いなくスマホ依存だろう。
アニーも同様。
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さて、
NATIONの新作の概要の詳細を聞きにライアン・イングル家に行く。
奇天烈ボードのクアッドパネルのすごいアイディアが出たので、
そのセオリーを確かめると、間違っていないと言う。
さらにはこの長いサーフボードの歴史で、
まだ誰も製作したことのないデザインと聞きうれしくなった。
少しこちらの奇天烈ボードは温めてみます。
さて、今日の本題はハイパフォーマンスボード。
じつはライアンの一番のお得意がこのパイパフォーマンスボードで、
彼の知識と、膨大なデータがカーブポイント、
レイルとエッジをつなぐパスなどに高精細に迫ります。
「ハイパフォーマンスの日本波仕様」
他のブランドでも聞く言葉だろうけど、
ライアンはトップシェイパーであり、
さらには最新鋭のAKUシェイプマシンのオペレーターであるので、
ボードデザインのチェック数が段違いに多く、
それらの設定だけで陽が暮れてしまった。(本当)
ここまでデザインに対して詳細情報や、
過去のマジックボード数値を再現しているニューモデルはまだどこにもない。
ベースとしたのは今年モデルである『クール・ストーリー』
シングルコンケイブの各社発売しているハイパフォーマンスの基本であり、
旗艦となるベストセラーモデル。
そこクールストーリーはシングルコンケイブのスクアッシュテイルだけど、
日本の押しが弱く、
斜面が切り立たない波質に合わせてダブルウイングとし、
バックフッティング、つまり後ろ足をテイル側にあまり下げないでも切り返しの鋭さと、
ターンの支点となるべきデザインとした。
同様にテイクオフの速度をかせぐためにロッカーを調整し、
シングルコンケイブを1/4″の深さ、
かなり深く掘り出して低速でも揚力を最大に得るようにし、
テイルロッカーの角度を下げ、このことによって、
膝波でもラウンドハウス・カットバックや、オフザリップを可能とした。
グラッシングは超人気のSDSの軽量版の『SDS Pro』を採用。
(デフォルトかオプションかはまだ未定です)
NATIONグラブコンケイブを標準装備、
5フィン全ての位置をほんの少し(1/8″)フロント側に上げるセッティング。
これでライアンが供給する日本スペシャルの詳細な概要です。
名前はまだ未決定ですが
NX
RX
そんなモデル名となりそうです。
ライアンが詳細に迫り、スタッフ用、そして私用、
さらにはファミリーメンバーたちのボードを製作するというアイディアです。
理論上では完全究極のショートボードなので、完成が待ち遠しいです。
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NALU誌が来たので、クリスチャン・フレッチャーのところに。
アジトというかガレージ。
こんなところに住めたらどんなに幸せか。
でも冬は寒そうですね。(笑)
一昨日ロスアンジェルスに行ったときに
405フリーウエイから見えたカラニ&キャッチサーフのGoPro広告。
かなり大きなカラちゃんでした。
サンクレメンテ・ダウンタウン。
ローカル新聞の一面もサーフィング。
「子どもたちよ、波乗りを習いましょう」
そんな内容を全面に押し出す街。
だからプロサーファーの輩出率が世界一なのですね。
すばらしい。
ディナーはヘルシー日。
ほうれんそうサラダでした。
それでは今日もすばらしい日となりますように!
Happiness Day to you!!
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