キタトラミとサンライズを隔てている堤防。
千葉に滞在しているときは、毎朝夜明け時間にここにいる。
ただの堤防だが、
海の、波乗りのさまざまなことを隔てていることに気づいた。
左側、つまり北と南側での違いは、
1.風の当たり方
2.うねりの向き
3.陽の当たり方
4.サーファーたちの種類
5.地形
6.流れ
7.そして波
こうして大きく分かれていく。
人は古来から川や岬で町や国を隔てていたが、
こうして海の中に圧倒的な(動くことがない)地形を入れることによって、
それぞれの地名がついていくのだと知った朝。
「台風うねり」
そんな情報がSNSなどで飛び交っているが、
このうねりは前線にくっついた低気圧からのものと、
遠くからの台風による南東うねりからのものだろう。
この梅雨前線が圧倒的なのと、
南海上にある3つの台風はこの前線上に沿って北上する気がする。
台風の勢力が勝れば、
この梅雨前線を巻き取って梅雨明けというのが私の希望的観測。
弊社ヤス(兒玉)のファンクショナル・ハル(Egg)。
Tyler Warrenのハンドシェイプものであるが、
こうして浮力があるボードでサーフする楽しさというのは、
その倍増する体感速度にあると思う。
薄く、波に切れこむショートボード。
厚く、波から切れ出すミッドレングス。
どちらが速いかは至極当然のことであろう。
速いと難易度が増すはずなので、
これはハーフターン、
つまり50%程度のターンをうまく使うとよろしき波乗り時間。
ショートでもハーフターンを意識すると良いだろう。
カメラを持って各人のサーフィングを見学していると、
多くの、というかほとんどのサーファーが100%ターンを目指しているのか、
テイクオフして「ドリャ」「ガビューン」とやって、
そのままワイプアウトというのがほとんどでありまして、
あれだとせっかく待って乗った波の距離(経験)も稼げず、
パドリング距離も短くなり、
せっかく海までやってきたのにもったいないと感じてしまう。
ターンというのはご存じ33%も2%も存在するので、
あるときは強く、あるところではそれなりにとやると、
上手に乗れてマンライ(満足ライディング)できます。
マンライ=(イコール)ロングライドなので、
必ずパドリングの距離が出ます。
これでパドリング強化となり、
「グレイトサーファーへの道へと踏み出せる」
という良いことづくしなのです。
まとめると、
強いターンばかりが波乗りではなく、
1%から100%のターンを自在に出せるように留意してみてください。
カメラの露出計は、このハーフターン(50%)の場所が0.00EV(*)=標準となるので、
やはりこれからのサーファーは、写真のようにハーフターンを標準とする術というのが、
グッドサーフィングへの指針となる気がした梅雨後半の朝。
(*「EV値(Exposure Value)」とは「露出の明るさ」を示す数値です)
ハーフターン、緩いターン、少し気にしてサーフしてみてください。
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ちなみに本日、私も午後にはおります。
TOKYO CULTUART BYビームス
東京都渋谷区神宮前3-24-7 3F
03-3470-3251
http://www.beams.co.jp/news/detail/5100
どうぞよろしくお願いします。
梅雨明け、台風波、快晴→ココサンシャイン&トランクスが待ち遠しい日。
夏よ、早くおいでおいで。
“Happiness is not something ready made. It comes from your own actions.”
Dalai Lama
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