夏真っ盛りですね。
こちらの夏のピークを迎えているようであります。
ただ、乾燥気候なのでそこまで暑くないのが湿度の不思議。
監督ジョージ・トリムはフィンレス、
しかも鬼門ともされるバックサイドでインサイドボウルに向かっていく。
トップにいる娘さんが、
ものすごい位置から乗ろうとしているのも夏ならでは。
友人からメールをいただいたのだが、
「テクニック編良かったです。でも船木さんは波乗りはしていますか?」
こんな内容だったので、
「ロスから戻って毎日しています。
ブログの写真は、新鮮撮りたて波乗りで鮮度ピチピチです」
こんな内容の返信をするに至った。
キャッチサーフ本社のキッチンは、ときに社交場と化す。
左からNATIONボードを持ったネイト・ヴァンダガスト。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/49061
倉庫でバイトを始めたのはジョシュ・エドワーズ、
そしてニューフェイスは、セールスに就任したマービン。
ランチはライアンとメキシカンのラス・ゴロンディリナスに。
シェイプ中は電話に出られないライアン。
ランチ時が彼のコミュニケーションタイム。
行儀が悪いけど、私も真似してSMSしまくっていた。
その店内。
ここはお持ち帰り専門店で、
遠方からやって来る人もたくさんいるほどおいしいのです。
オススメはフィッシュブリトーでしょうか。
「南うねりがさらに上がった」
その波情報を信じてサンオノフレに行くと、
懐かしのペソズ号群があった。
さらにはカラちゃんこと、
カラニ・ロブもいてオディシーを楽しんでいた。
元WCTランカーだけど、ログも乗るのが上手なので驚いた。
ギャラリーの一人が割と大きな声で、
「カラニロブがサンオノフレに来て、キャッチサーフでサーフする時代かぁ!」
一同、「その通りだ。2015年だ!」
「そうだそうだ!」
やたらと盛り上がっていた。
そのカラニ・ロブと、
キャッチサーフのナンバー2(オースティン・パワーズ由来)ジョエル・マナラスタス。
□
ダクトテープが近づいているからか、グレイトサーファーが増えた気がする。
ダクトテープに毎回招待されるロガーで知られるジャスティン・クインタルとジャレッド・メルが、
ハイレベルなシェアライドをしようとしていた。
まずはジャレッドがジャスティンに合図を出して、
その合図になった手をお互いに握る。
ボードが近づいてきたら、
ジャスティンはジャレッドのボードに飛び移り、
ジャレッドは、『スキー』というボード二枚乗りの様相。
やはりそうで、
こうなると、ジャスティンは離れていくし、
ジャレッドのボードは勢いを失って沈み始めた。
「無念、グヤジー」という瞬間。
けれど、ジャスティンに当たらないように、
そして流さないようにボードを波裏に出していくのがすごい。
あまりのスムーズ消失に
「あれ、ジャレッドがいないぞ」
ジャスティンはそう思ったはず。
ダブルスは、
達人同士でも意思の疎通が上手くできないとむずかしい。
そのジャスティンが上がってきて、
私の5’1″ボンザーの詳細をチェックしにきた。
「中盤NAKIの何本か見たけど、テイクオフがログより速くて、
緩慢な斜面であれだけパワーをかけられるボードはどうなっているのかと」
ジャスティンって、華麗で正確な波乗りをするけど、
マジックサーフボードへの探求心も持っているのですね。
感銘しきり。
で、こちらから
「ジャレッドとのダブルスあったでしょ。あれって、あらかじめどうするかを決めておくの?」
「まさか。突然ああなっただけだよ」
「ジャレッドはスキーをしたかったみたいだね」
「そうなんだよ。ボクはてっきりボードトランスファー(交換)だと思ってしまったんだ」
「むずかしいね」
「あはは、いつかうまくいくさ」
こうして一体感のあるセッションが終わり、
ありあまるほど波がやってくる南うねりは6日目となった。
■