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naki's blog

[ちょっぴりテクニック編]アンディのフィンファースト・ドローイング_(1269文字)

 

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「その波」に乗るだけで、

全ての記憶が蘇るという体験をしたことがありますか?

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/64347

32年前の話がここに書かれているけど、

YMO、ファミコン、ロスアンジェルス・オリンピック、

おしんにディズニーランドとその時代のことを思いだしていた。

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ロングボーディングという行為は温故知新で、

さらには豊かな滑走表現ができるものだと気づいた。

雑誌が言うように9フィートにこだわらず、

8フィートでも10フィートでも良いと思う。

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60年前のボードがいまだに乗られていて、そんなことにも驚かされる。

懐古主義者ではないが、このユルさがいい。

そんなことを元ショートボード100%の男は感じてここに書いている。

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マックス・デクスターにフィン位置を決めてもらったカーブチャンネル。

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スリフト(リサイクル)ストアに古いラジカセを探しに行くと、

こんなスクーターがあった。

懐古主義者の移動手段としては申し分がない。

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コーヒー屋に行くと、こんなリングがあった。

これをスマートフォンに挿して、

テーブルの輪の上に置くとチャージができるという。

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周辺器具というか、どんどん便利グッズができている。

私のアイディアは振動で充電するというもの。

これであれば歩く、車や電車に乗っていても充電できてしまう。

いかがでしょうか。

ダクトテープ・インビテーショナル(DTI)で、

アンディのすごいフィンファーストを見た。

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フィンを前にテイクオフする。

この状態はいわゆるフィンレスなので、

ボードは左右どちらにも軽く滑っていく。

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その不安定なテイル(ここではノーズ)にハングファイブ。

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長いフィンが付いているので、

まっすぐのみが吉となる方角。

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そのまま完全にファイブを決め、

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ステップバックしていく。

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ここで進行方向の波側にレイルを入れ、

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波面にフィンがささらないようにテイル(ノーズ)を引き上げていく。

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完全にダウンザラインが決まったところで、

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ほとんどフィンを使わずにレイルだけで前後を入れ替える。

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浮遊するようなログボードを高い姿勢のままコントロールし続けるのは、

極限まで高いバランス感覚を持ち合わせているからである。

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回転後半。

トップからのトランスファーに加え、

さらには波が切り立ってくるので、ボードの挙動に勢いが付いてきた。

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この位置でリエントリーをはじめ、

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そして彼にとって基本のグーフィースタンスまで戻してきた。

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ここがこのアクションのハイライトで、

さらには私の一番好きなスタイルで柔らかく舞うアンディ。

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オンショア・ハンティントンビーチ。

さらにはインサイドの流れが入ったバンピーな斜面。

しかも何万人もの観客がいる状況でこれを決めたアンディ。

生で見たときはすごいという他はなかったが、

こうして連続写真で一枚一枚見てみると、

それぞれのステージというか箇所で、重要なターンの連続があったことがわかる。

難易度S級ですが、

これをマスターすればジャンクな波も楽しめそうですね。

それではまた明日!