「その波」に乗るだけで、
全ての記憶が蘇るという体験をしたことがありますか?
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/64347
32年前の話がここに書かれているけど、
YMO、ファミコン、ロスアンジェルス・オリンピック、
おしんにディズニーランドとその時代のことを思いだしていた。
ロングボーディングという行為は温故知新で、
さらには豊かな滑走表現ができるものだと気づいた。
雑誌が言うように9フィートにこだわらず、
8フィートでも10フィートでも良いと思う。
60年前のボードがいまだに乗られていて、そんなことにも驚かされる。
懐古主義者ではないが、このユルさがいい。
そんなことを元ショートボード100%の男は感じてここに書いている。
マックス・デクスターにフィン位置を決めてもらったカーブチャンネル。
スリフト(リサイクル)ストアに古いラジカセを探しに行くと、
こんなスクーターがあった。
懐古主義者の移動手段としては申し分がない。
コーヒー屋に行くと、こんなリングがあった。
これをスマートフォンに挿して、
テーブルの輪の上に置くとチャージができるという。
周辺器具というか、どんどん便利グッズができている。
私のアイディアは振動で充電するというもの。
これであれば歩く、車や電車に乗っていても充電できてしまう。
いかがでしょうか。
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ダクトテープ・インビテーショナル(DTI)で、
アンディのすごいフィンファーストを見た。
フィンを前にテイクオフする。
この状態はいわゆるフィンレスなので、
ボードは左右どちらにも軽く滑っていく。
その不安定なテイル(ここではノーズ)にハングファイブ。
長いフィンが付いているので、
まっすぐのみが吉となる方角。
そのまま完全にファイブを決め、
ステップバックしていく。
ここで進行方向の波側にレイルを入れ、
波面にフィンがささらないようにテイル(ノーズ)を引き上げていく。
完全にダウンザラインが決まったところで、
ほとんどフィンを使わずにレイルだけで前後を入れ替える。
浮遊するようなログボードを高い姿勢のままコントロールし続けるのは、
極限まで高いバランス感覚を持ち合わせているからである。
回転後半。
トップからのトランスファーに加え、
さらには波が切り立ってくるので、ボードの挙動に勢いが付いてきた。
この位置でリエントリーをはじめ、
そして彼にとって基本のグーフィースタンスまで戻してきた。
ここがこのアクションのハイライトで、
さらには私の一番好きなスタイルで柔らかく舞うアンディ。
オンショア・ハンティントンビーチ。
さらにはインサイドの流れが入ったバンピーな斜面。
しかも何万人もの観客がいる状況でこれを決めたアンディ。
生で見たときはすごいという他はなかったが、
こうして連続写真で一枚一枚見てみると、
それぞれのステージというか箇所で、重要なターンの連続があったことがわかる。
難易度S級ですが、
これをマスターすればジャンクな波も楽しめそうですね。
それではまた明日!
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