新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

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楽波VS強波_NATIONドリーム・クラッシャー_南カリフォルニアのいろいろ_(1588文字)

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日本は低気圧からの波が入っているようです。

どうかすばらしい波でありますように。

日本からの連想で、千葉北は無人ノースタイガーのことを思いだしていた。

どうしてここまで無人だったのか?

少し検証してみた。

ノースタイガーの北側に大きな堤防があり、それが南東うねりを遮っていた。

付近のサーファーたちはゲッティングアウトが楽だからと、

そこに集っていたようであります。

または御宿がとても混んでいたという情報があり、

やはり多くのサーファーは楽して波に乗りたかったのだろうという結論に達した。

ノースタイガーは横への流れがすごく、リップ(波先)は飛び、

渦を巻くようなインサイドとそれはワイルドだったが、

記憶に残る波だったので、その苦は結実したとも言える。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/64561

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さて、私はSurferマガジン社のスタジオで、

写真部部長のJPとサーフボードカタログの撮影をしています。

201508_Nation_Dream_Clusher

ここに登場したのがNATIONのドリームクラッシャー5’7″ x 19-5/8″ x 2-3/8″。

このデザインの元々は、カーソン・ワック(クリスチャン弟)のアイディア。

名作MR(マーク・リチャーズ)ツインを現代風にしてみよう、というのがコンセプト。

オリジナルはVEEボトムだが、

ライアンが前足位置シングルコンケイブを入れ、

それをVEEにブレンドするというオリジナルで難しいボトムを表現した。

乗り味は信じられないほど軽く、そして速いという。

『ドリーム・クラッシャー』というネーミングの由来もいい。

「WSLに憧れていたサーファーが(Dream)、

それまでは真剣にペラペラのトライやクアッドで練習していたが、

このボードと出会ってしまったら最後(Clusher=壊す)、

そんなジャッジの望むコンテスト技ではなく、自分の表現したいフリーサーフィングの扉が開いた」

そんな意味をこめてカーソンが命名したという。

私もショートボードからフィッシュに乗ったとき、同じ気持ちになったのでとても共感してしまった。

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昔からあるサンオノフレ・サーフカンパニー。

ひさしぶりに行ってみると、

事務所が拡張されていてびっくりした。

今夜もスケートボード・パーティがあるそうで、

The Pesosは明日オーシャンサイドでライブ。

波も出てきたので、おとなしく寝ることにする。

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ハンティントンビーチ市にあるSurfRXに行くと、

CJカフナがハワイ・ビッグアイランドから来ていて、

この5フィンBWTをピックアップしていた。

それにしても鍛えた体ですね。

鍛えている人はやたらと上半身を脱ぎたがるが、

このCJもまた同様で笑ってしまった。

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主宰ドッキー師匠は、

NAKISURFからのオーダーカードを処理していた。

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こちらはマス大山さん。

彼は18歳からカリフォルニアに目覚め、

当時はマット・大山と名乗り、マットアーチボルドのようなエアを決めていた。

あまりにもカリフォルニアが好きになってしまい、

ついにやってきて八年間も住んでいたが、家業を継ぐために日本に帰国するという。

彼はグレイトサーファーであり、またすばらしいシェイパーだが、

家業(居酒屋ぷん楽)という大きなものがあるのでは仕方がない。

人生いろいろですね。

さよなら大山さん。

元気で良い波に乗ってください。

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サンクレメンテの裏山に登る朝陽。

この太陽が夏をまた盛り上げるのだろう。

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波が出てきました。

1ft at 12s SSW (191°)
1ft at 10s S (170°)
1ft at 15s SW (226°)

ブイ情報は上記のように凡庸だが、

南西向きのブレイクでは軽くオーバーヘッドあります。

Big Wednesdayですね。(こちらはまだ火曜日)

それではみなさんのすばらしい水曜日になりますように。

Thank you for coming!!

 


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