こんにちは、シルバーウイークはいかがですか?
木金もお休みとして、9連休の人もいると聞きました。
さて、いつものように早起きして、
ヒンヤリ冷たい外気で着替え、湯気が出るほど温かい海に。
まだ明け切らない朝焼け空と、
ブライアン・ベント家の家宝であるシングルフィンボードのマッチングがいい。
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じつはこのボードに乗ることは感傷的なことなのです。
昨年の話になるが、
ブライアンの長男が20歳の若さで急死してしまった。
その一人息子の名前がコール。
彼が波乗りを始めた時、
このサーフボードにいつも乗っていたというので、
「彼の代わりにこの100年ぶりという温水波に乗ろう」
そんなことをブライアンと話し、フォードアーズに持ってきたのです。
(ブライアン・ベントは基本ロングボードなので、ミッドレングスには乗らない)
で、このボードは、
ずっとブライアン・ベント家の隠れガレージの壁に掛かっていたけど、
傷も修理されていて、
乗るには十分なコンディションで、今は亡きコール・ベントの意思を乗せて波に乗る。
「この世にいない人のために波に乗る」
こんな気持ちでサーフィングするのは初めてで、
コールの魂が乗り移ったのか、良い波がどんどん巡ってきて、とっても元気になれた朝。
不思議なこともあります。
そしてブライアンの気持ちを考えると、
同じ父として、涙があふれてきてしまった。
いつも命ははかない。
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心を支えてくれるブライアン・ミラー。
その彼の友人ジェイミソン、
私の古い友人ツナくんとでサーフボード話をしていたら、
カラちゃん(カラニ・ロブ)がやってきて、
そのトークセッションは突然華やかになった。
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昨日の話ではないが、
ツナくんは、カラちゃんを怖いと意識するのは止めたという。
けれど、なかなか彼に近づけないでいるツナくんを見逃さなかった。
シャイなんですね。
また総帥とフィッシュゴッドがやってきた。
これがフォードアーズのいつもの風景。
このブレイク特有なのだが、サーファー同士が本当に仲が良い。
これは波乗りを心から楽しみ、
お互いに協奏して、尊敬しあっているからでありましょう。
コヨーテ模様のバリ犬を連れてきたペソズ・ガール。
みんなが「誰だあれは?」そう驚くほどの美女。
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4月のこの日にも、ペソズライブにもいました。
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日中は、ツナくんたっての希望で、バンズのアウトレットストアに。
ここではサンプル品の、
見たこともないデザイン、しかも9ドルという値段がついたシューズを見つけた。
興奮したツナくんは3足も買おうとしていたが、
「一回に履けるのは一足だよ」
「あ、そうですね。そうでした。じつはこれ、きつかったんです」
そう言いながら2足もラックに戻していた。
安いからといって、
サイズが合わないのを買おうとしたほど逆上していたのですね。
バンズを出るときに
「こっちに来たら何が食べたいって言ってたっけ?」
「あ、はい。あの、スモークステーキです」
「ホールフーズ・マーケットの?」
「そうです。ホールフーズのです」
そんな会話があって、
ホールフーズのアーバイン店にやってきて、
お目当ての切り売りビーフ・スモークステーキを注文したツナくん。
「どのくらい頼もうか?」
「はい、あのー、2パウンド食べたいです」
「それは無理だよ。1パウンドって、453グラムもあるんだよ」
「あ、大丈夫です。900g食べます」
「そんなに!」
「はい、一度2パウンドに挑戦したみたかったんです」
そう言いながら900gをペロリと食べてしまったツナくん。
しかもこれは焼き上がり後の重さなので、生肉なら1.2kg以上はあったはずなので、
ツナくんはジャイアント馬場さん(死語)並の胃袋だと公認しました。
元フードファイター!?
リーバイス511スリム。
このジーンズの写真が撮りたくなり、朝陽に置いてみた。
本日の総帥(アレックス・ノスト)とジャック・リンチ。
後ろにはPUNK GIRLを着たジャスティン・アダムスが見える。
やはりパンクガール・ファンクラブ暫定会長であります。
しかし、このポーズの真意はなんだろうか?
オレゴン州までキャンピングカー旅に行って、
ひさしぶりに戻ってきたライドッグ。
少し大人になったように見える。
彼はコーヒーマスターで、彼の淹れるプアオーバーは絶品であります。
総帥は珍しくログでクネクネ路線。
星降る斜面にスイッチスタンスの夕暮れ。
ケイレンという子のお父さんが、
年代もののキャンパーを持っていて、
入らせてもらうと、それはここまでクラシックだった。
いつかは自分もキャンパーで旅する生活をしたい。
波が良い場所にいつまでもいて、
その波が好きなサーファーに自分の料理をふるまって、
朝陽夕陽、星空。
自然のサイクルに寄り添った生活がしたい。
お金とか、仕事に追われることがなく、
好きなことをして生きていられたらこの世は天国になるのに。
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