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アレックス・ノスト総帥シェイプのシングルフィン考察_グラスオンフィン設置作業動画byフリオ_アライアから学んだテイクオフでのボードの浮かしかた_大きめボードの効力とは_(2259文字)

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総帥(ウナクネそうすい、アレックス・ノスト)が、

ハワイに行ってしまって4日目だが、

置き土産というわけではないが、彼シェイプの6’9″ピンテイルを入手した。

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最初シェイプサインがなかったので、

「シェイパーネームがありませんよ」

「ん、そんなの必要か?」

「もちろんです」

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そんなやりとりの後、

加えられたシェイパーサイン。

シェイプマニアであり、

シェイパーでもあるマックス・デクスターにこのボードを見せて、

「ねえ、これはアレックスシェイプだと思う?」

「うん!これは間違いなくアレックスシェイプだね」

そう10秒で断言していた。

「なぜわかるの?」

「シェイパーには癖があって、このノーズのレイル部分がアレックスのものなんだよ」

そんなマニアな会話があった。

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彼ブランドである

『ブラウン・マイクロウエイブ・テレビジョン』

訳してみると「茶色い電子レンジTV』。

全く意味がわからないが、これも彼お得意のアイロニーなのだろう。

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「1970年代のブルーワーからのテンプレットだろう」

「どんなフィンをつけるんだ?」

集まったギャラリーが盛り上がっていた。

このボード、私が乗るにはあまりにももったいないので、

千葉NAKISURFに送って、展示しておきます。

ウナクネの息吹を感じてください。

今日はシッピング日でもあるので、

夜明け前から工場入りしてみんなのお手伝い。

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フィン職人のフリオ(ベネズエラ)がやってきて、

グラスオンフィン日だというので、

タイムラプス動画を撮らせてもらった。

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グラスオンフィン設置は秘伝らしく、

「これを見た良い子が真似をしたら困る」

そう言うので、冗談だと思って笑っていたら、

やはり冗談だった。

ラテン系の人はやはり陽気ですね。

ひさしぶりのペソズの曲に乗せて2分38秒の動画になりました。

これで私のソアリングウイングは、

残すところホットコート両面、サンディング両面、

ワイドピンライン、コーティングを残すばかり。

乗る日のことが楽しみになってきましたよ。

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私のインスタグラムのプロフィールを更新した。

「フォードアーズ・トリビュート」

そう書いたが、日本語でどのように表記すればいいのだろうか。

「フォードアーズへの捧げもの」

「フォードアーズが心身共に大好き」

そんな感じだろうか。

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サーファーズ・ジャーナルのショーン・パーキンスがフォードアーズに来ていた。

しかもアライア。

ロングボード波にこんなささやかな板切れでどうやって乗るのかがわからぬが、

彼は確実に波に乗っていった。

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上がってきたショーンに、どうやってこの波に乗ったのかを聞くと、

「まずはボードを浮かすことだね」

「ふむふむ」

「初期段階のパドリングを限界まで強く、速くするとボードが浮き始めるんだ。そうしないとテイクオフができない」

「ふむふむ」

「さらには乗る波。これを完璧に選ばないと、もし乗れなかったりしたら、ものすごく疲れるから、

波を選び、そして波のピーク内の芯を見極めることが重要だよ」

「ふむふむ。それはできそうです」

「浮いてしまえば、後はテイクオフの姿勢にするだけだからね」

「ふむー。ショーンありがとう!」

「どういたしまして」

そんなことを聞き、

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アライアはないが、ペラペラのドリーム・クラッシャーがあるので、

その「浮かす」というテイクオフを念頭にいれて全力で漕いでみると、

なるほどテイクオフが格段と速くなった。

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こんな分厚い膝波にも乗れてしまうのは、

やはりアライア効果かもしれないと、何かを会得したセッションだった。

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ピンぼけカットバック。

最近の色々ボード。

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Nation Champagne 5’10” 6 channel single

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Tyler Warren Bonzer 5’5″

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Nation Champagne 6’11” single

Photo by Brian Miller

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Canvas Arrowhead 8’4″

フォードアーズは玉石のブレイク。

干潮になるとガリガリの浅いので、フィンを上にしてパドルアウト。

最初はロッカーが逆なので慣れないが、すぐにコツをつかめると思います。

リーフやロックでサーフする人には重宝するテクニックがこれ。

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ボードが大きくなると、

テイクオフが楽になる反面で、ターンが重くなるので、

いつぞやのパワーリスト(©リングにかけろ)か、

大リーグ養成ギプス(©巨人の星)にあてはまるかもしれないと思っていた。

『重いコンダラ友の会サーフ部門』結成記念ライド。

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クロスステップの新重力感覚がたまらない。

細かいステップがむずかしく、

もっと大事なのは”波に合わせて”ということ。

「よくパフォーマンス系のコンテストサーファーが、

得点を加算したく無理やりノーズまで行っているのを見るけど、あれはかなり滑稽だよ」

そうタイラー・ウオーレンから教えてもらった。

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Seeaベイブのウナクネ女王であるカリナ。

夕陽が似合うグレイトサーファーであります。

まだ水着やTシャツでサーフできるのは、

エルニーニョ気候以外には考えられないが、

同時に地球規模で恐ろしいことが起きている気がしてならない。

資源や時間を大切にしましょう。

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ひさしぶりに見たグリーンフラッシュです。

また週末にここでお会いしましょう。

私はこれからサーフボードシッピングです。

かなりの量のボードをNAKISURF千葉に送るので、

これから気合いを入れて工場から集めてきますね!

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

Have a great weekend!!