こちらはまだ真夏で、そして大きなうねりが届いている。
今日もボードを取り替えながら、
夜明けからハイヌーン(正午)までサーフし続けた。
加齢したこともあり、
波乗りしすぎなので背中の筋肉は固まってしまい、
古傷の両肘はダックダイブするだけで、
呻くほどの痛みがあるが、
こうしてサーフしているのは、娯楽や趣味というものではなく、
はたまた怨念というわけでもなく、
自分にとっての波乗りは、
魂の救済だということが今はっきりとわかる。
photo by @realdutchsurfboards
大きな水の壁に自分のボードを傾けて、
それを滑ってくるという非現実的で、または日常的な感動。
今回の南西うねりは、
うねりの水量が多く、それはパワフルな滑走を味わった。
写真は撮ってもらえなかったけど、
この波でのドリーム・クラッシャーは夢に見たような動きができ、
自分のサーフィングの原点というか、
欲求はフィッシュに乗ることだと再確認した日。
波のサイズが上がって、ボード速度が出たので、
ツインだと切れ込みすぎる挙動が出てきた。
ナブスターという小さなフィンをセンターに装着すると、
全ての問題が解決した。
ひとつのFCSスロットに差し込むだけのたった小さなヒレだけど、
その効力は大きい。
NATIONドリーム・クラッシャーについてはこちらをご覧ください。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/66277
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美しい夜明け波乗り写真が、インスタグラムにポストされた。
南うねりだとウエッジが1番大きく、
このパワフルなうねりにキャッチサーフの、
5’6″スキッパーで滑るのはオアフから突然やってきたJOB。
(ジェイミー・オブライエン)
彼クラスだと、
千葉から湘南に行くようにハワイからカリフォルニアにやってくるのですね。
それにしても彼はこの波が好きなのだなぁ。
この波のことを聞いてみると、
満潮時はそこまでパワフルではないが、干潮時は危険なほどの威力があるそうです。
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オンザボードの裏表紙になった広告が突然出てきた。
The Dangersのブレーキが、
モンゴメリーを辞めてロスアンジェルスに引っ越してしまい、
チームも何となく解散してしまった。
そのモンゴメリーもロス・モリノス通りに移転して、
小さく、ひっそりと営業している。
あれから3年も経ったからか、彼らを取り巻く状況は色々変わってしまった。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/39942
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/40579
けれど、波乗りは普遍で、
自分も含めてその扉を開けたり、迷ったり、
さまざまだけど、この世の中をしっかりと生きている。
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