From Left to Right:
Shane Macpherson, Andy Nieblas, Tyler Warren, Hector.
南うねりになると、
反射的にフォードアーズに行ってしまう。
その理由は波質にある。
なんと言っても先日書いた七里ヶ浜は、
峰が原波にそっくりで、郷愁の味というか、
波に乗ることを始めた頃に夢を見ていた滑走ができる。
フォードアーズのピーク両脇は深いので、
テイクオフ箇所を判断する難易度が高い。
これはつまりどんなに混んでいても、
自分だけの波がやってくることになる。
しかも見た目で判断すると、
南側に寄りすぎたり、または北側に入りすぎたりするのだが、
波の形を見ながら動き、
そのピーク予測の正誤を確かめる楽しさがある。
ここで始めたときは、
テイクオフはほとんど泡からだった。
つまり泥臭いことをしないと波には乗れなかった。
波を解析していくと、
細々としたことがわかった。
トライ&エラーで見つけたピークの芯。
この見つけ方は、
コスタリカのデビルズダンジョンであろうと、
パイプラインであろうと同様なもの。
波とは不思議なものであると、
ある意味セクシャリティを感じてしまった。
ピザ好きのシェーン・マクファーソンが持ってきたレトロボード。
そしてそれらに乗ってみる。
これも新しいサーフィンの楽しさだろう。
みんなそれぞれの「想い」を持ち寄って、ここで乗る愉楽。
私が10フィートのガンタイプのシングルで、
タイラーが9’10″の1966年ノーズライダー。
昔のボードに乗るのは難しい。
波は古来から変わらないので、
ボードさえ古ければ、
自身がその時代でサーフしているかのような錯覚が起きる。
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カリナは、
シーアBabe、つまりアンバサダーだが、
これほどまでに多くの時間をサーフしているのはあまり知られていない。
偶然会ったのだが、朝と昼は教会岬、夕方はサンノノフレ。
カリナはいつでもサーフしている印象がある。
毎日サーフしていると、
あちこちが痛くなるものだが、
彼女はどこも痛くないという。
しかも教会岬の大きな波日もいたし、
北上したり南下したり、
それは一日中、しかも毎日サーフしている。
ある意味これも才能なのでしょうね。
そしてSeeaが選ぶ子だけあって、とってもオシャレでかわいい。
彼女が選んだSeea、春物第1回商品が入荷しました。
Seeaはご存じ、
「売り切り型」の限定商品なので、
お好きなものがあればそのときでないと、
売り切れてからだと、探すことすらできません。
前出したシェーンのインスタグラムには、
この日一緒にいた仲間のタグが付けられていた。
名前ならわかるのだが、IDとなると、
クリックするまで誰かがわからない。
ちなみに
moglietreesはアンディ・ニエブレス
mxclwlはマックス・コールドウエル
shredsistaはマケイラ(Seea Babe)
となっております。
カリフォルニア・ストリートでのノーズライド写真が出てきた。
年末はあちらでサーフしていたのだと、少し遠い目になりました。
時が経つのは早い。
天才で大師匠のRinTanakaこと、
リンタロウさんと再会しました。
ご一緒にいたのはご友人の信次さん。
「もうすぐインスピレーション展なので、遊びに来てくださいね」
楽しみであります。
2月12日と、13日。
このくらいの日程で、
キャッチサーフの重役日本視察があるので、
夜の便であれば、これに参加してから行けるかどうか。
古着を中心にしたそれは楽しいファッションイベントなのでぜひ!
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この「ぜひ」なのだが、
自分の周りに漢字で書いてきた人が5名ほどいて、
「この使い方は副詞ですよ。だから平仮名です」
そう一人に教えました。
その人は、
文学に精通していて、
「春は曙」
そう私が言うと、
「やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」
枕草子ですね、とうれしそうな顔をする。
その人とは、
時代による変換の容易さで漢字が氾濫し、
ひいては「ポイント」の使い方の話となった。
「某出版社のサーフ専門誌が誤用していますよ。いまだに」
そんなことになった。
「ポイントと言うのは岬に沿ってブレイクする波だけですよね」
はい、そうです。
他のブレイクはポイントとは言いませんし、言えません。
こうなってくると、
どれをもって専門誌とするのかがわからなくなってきた。
以前にバイク雑誌のコーディネートをしたが、
その編集者はバイクには乗らないが、
雑誌作りならまかせてほしい、と胸を張った。
このこと、
つまりバイクを乗らない人が、
専門誌を作っていることにずっと違和感があったので、
いまだに強く記憶しているほどであります。
サーフ雑誌でもそんなことが良くある。
英語が堪能で、日本語も上手に書ける。
よって、
アメリカやオーストラリアのサーフ記事を日本に送っている人を知っているが、
波に乗ることはしない。
さらにはサーフィンは好きではないという。
波に乗るためのエッセンスが欲しくて専門誌を読んでいる読者が、
こうしてノン・サーファーの視点で、
記事を読まなくてはならないという齟齬に気付いた。
「ポイント」に話を戻すが、
人は簡単な方を使ってしまうのだが、
やはり好きなら好きなだけの単語量というか語彙があるもので、
初心者の人以外は、
ブレイク、スポット、エリアと使用しましょう、そう落ち着いた。
(長年、こうして伝えているが、全く広まらないほど、
ポイントというのはなぜか定着している)
ナバーナ(Nirvarna)と言う発音なのに、
ニルバーナということに似ているかもしれませんね。
またはコスコ(Costco)というのに、Tを発音するのも違うのです。
サーファー言葉の勉強_伝説の写真家の横山泰介さん個展が鎌倉極楽寺で_「ゆる波乗り系マニア」から初乗り感動編_(2509文字)
ここにそれら言葉の詳しくがあります。
お、泰介さんはお元気でしょうか?
そう思っていたらきんちゃんから写真が送られてきました。
すっかりとお元気でした。
それでは今日もすばらしい日になりますように。
「今年の冬が終わる日」がわかるのなら、
その日までのカウントダウンができるぞ、
そんなことをぼんやり考えていた日です。
Have a wonderful day!!
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