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naki's blog

サンオノフレのフォードアーズのピーク_シェーン、タイラー、SEEAカリナ_インスピレーション展のリンタロウさん_サーフブレイク、エリア、スポットのこと_(2626文字)

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From Left to Right:

Shane Macpherson, Andy Nieblas, Tyler Warren, Hector.

南うねりになると、

反射的にフォードアーズに行ってしまう。

その理由は波質にある。

なんと言っても先日書いた七里ヶ浜は、

峰が原波にそっくりで、郷愁の味というか、

波に乗ることを始めた頃に夢を見ていた滑走ができる。

フォードアーズのピーク両脇は深いので、

テイクオフ箇所を判断する難易度が高い。

これはつまりどんなに混んでいても、

自分だけの波がやってくることになる。

しかも見た目で判断すると、

南側に寄りすぎたり、または北側に入りすぎたりするのだが、

波の形を見ながら動き、

そのピーク予測の正誤を確かめる楽しさがある。

ここで始めたときは、

テイクオフはほとんど泡からだった。

つまり泥臭いことをしないと波には乗れなかった。

波を解析していくと、

細々としたことがわかった。

トライ&エラーで見つけたピークの芯。

この見つけ方は、

コスタリカのデビルズダンジョンであろうと、

パイプラインであろうと同様なもの。

波とは不思議なものであると、

ある意味セクシャリティを感じてしまった。

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ピザ好きのシェーン・マクファーソンが持ってきたレトロボード。

そしてそれらに乗ってみる。

これも新しいサーフィンの楽しさだろう。

みんなそれぞれの「想い」を持ち寄って、ここで乗る愉楽。

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私が10フィートのガンタイプのシングルで、

タイラーが9’10″の1966年ノーズライダー。

昔のボードに乗るのは難しい。

波は古来から変わらないので、

ボードさえ古ければ、

自身がその時代でサーフしているかのような錯覚が起きる。

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カリナは、

シーアBabe、つまりアンバサダーだが、

これほどまでに多くの時間をサーフしているのはあまり知られていない。

偶然会ったのだが、朝と昼は教会岬、夕方はサンノノフレ。

カリナはいつでもサーフしている印象がある。

毎日サーフしていると、

あちこちが痛くなるものだが、

彼女はどこも痛くないという。

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しかも教会岬の大きな波日もいたし、

北上したり南下したり、

それは一日中、しかも毎日サーフしている。

ある意味これも才能なのでしょうね。

そしてSeeaが選ぶ子だけあって、とってもオシャレでかわいい。

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彼女が選んだSeea、春物第1回商品が入荷しました。

Seeaはご存じ、

「売り切り型」の限定商品なので、

お好きなものがあればそのときでないと、

売り切れてからだと、探すことすらできません。

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前出したシェーンのインスタグラムには、

この日一緒にいた仲間のタグが付けられていた。

名前ならわかるのだが、IDとなると、

クリックするまで誰かがわからない。

ちなみに

moglietreesはアンディ・ニエブレス

mxclwlはマックス・コールドウエル

shredsistaはマケイラ(Seea Babe)

となっております。

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カリフォルニア・ストリートでのノーズライド写真が出てきた。

年末はあちらでサーフしていたのだと、少し遠い目になりました。

時が経つのは早い。

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天才で大師匠のRinTanakaこと、

リンタロウさんと再会しました。

ご一緒にいたのはご友人の信次さん。

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「もうすぐインスピレーション展なので、遊びに来てくださいね」

楽しみであります。

From Rin Tanaka

2月12日と、13日。

このくらいの日程で、

キャッチサーフの重役日本視察があるので、

夜の便であれば、これに参加してから行けるかどうか。

古着を中心にしたそれは楽しいファッションイベントなのでぜひ!

この「ぜひ」なのだが、

自分の周りに漢字で書いてきた人が5名ほどいて、

「この使い方は副詞ですよ。だから平仮名です」

そう一人に教えました。

その人は、

文学に精通していて、

「春は曙」

そう私が言うと、

「やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」

枕草子ですね、とうれしそうな顔をする。

その人とは、

時代による変換の容易さで漢字が氾濫し、

ひいては「ポイント」の使い方の話となった。

「某出版社のサーフ専門誌が誤用していますよ。いまだに」

そんなことになった。

「ポイントと言うのは岬に沿ってブレイクする波だけですよね」

はい、そうです。

他のブレイクはポイントとは言いませんし、言えません。

こうなってくると、

どれをもって専門誌とするのかがわからなくなってきた。

以前にバイク雑誌のコーディネートをしたが、

その編集者はバイクには乗らないが、

雑誌作りならまかせてほしい、と胸を張った。

このこと、

つまりバイクを乗らない人が、

専門誌を作っていることにずっと違和感があったので、

いまだに強く記憶しているほどであります。

サーフ雑誌でもそんなことが良くある。

英語が堪能で、日本語も上手に書ける。

よって、

アメリカやオーストラリアのサーフ記事を日本に送っている人を知っているが、

波に乗ることはしない。

さらにはサーフィンは好きではないという。

波に乗るためのエッセンスが欲しくて専門誌を読んでいる読者が、

こうしてノン・サーファーの視点で、

記事を読まなくてはならないという齟齬に気付いた。

「ポイント」に話を戻すが、

人は簡単な方を使ってしまうのだが、

やはり好きなら好きなだけの単語量というか語彙があるもので、

初心者の人以外は、

ブレイク、スポット、エリアと使用しましょう、そう落ち着いた。

(長年、こうして伝えているが、全く広まらないほど、

ポイントというのはなぜか定着している)

ナバーナ(Nirvarna)と言う発音なのに、

ニルバーナということに似ているかもしれませんね。

またはコスコ(Costco)というのに、Tを発音するのも違うのです。

サーファー言葉の勉強_伝説の写真家の横山泰介さん個展が鎌倉極楽寺で_「ゆる波乗り系マニア」から初乗り感動編_(2509文字)

ここにそれら言葉の詳しくがあります。

お、泰介さんはお元気でしょうか?

そう思っていたらきんちゃんから写真が送られてきました。

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すっかりとお元気でした。

それでは今日もすばらしい日になりますように。

「今年の冬が終わる日」がわかるのなら、

その日までのカウントダウンができるぞ、

そんなことをぼんやり考えていた日です。

Have a wonderful day!!