新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

写真家はオモツライ_2002年コスタリカ於_ピルグリム サーフ+サプライで五十嵐さんと大瀧詠一さん_(1495文字)

自分の前にこの写真が突然現れた。

いつなのかと調べてみると、

2002年6月、コスタリカ。

すでに14年近く経過している。

とすると、

私は35歳で、カイラは5歳で、ノアは3歳のとき。

200206_Costa_Rica_naki_1600

Playa Hermosa, Costa Rica

2002 June

これは、

サーフ・ファースト(廃刊中)とUSサーファー誌の取材で、

私はフォトグラファーとレポルタージュ(レポ)記者として、

コスタリカに3週間ほど滞在していた。

ローガンにカリチェのビールと引き換えを条件に

「1本だけ撮ってクダサイ」

そうやって自分の機材で、

撮ってもらったものだと記憶している。

この旅でのサーフィングは、

「1本だけ波に乗るセッション」

そんな日々だった。

文字通り一本勝負は、

さすがにワイプアウトしたら「もう一本」と言えるだろうが、

みんなサーフ後の空腹で待っている状態なので、

時間もかけられないし、

さらにはあまりみっともないことはできない。

「自身の集大成」

そんな気持ちで集中して波に乗っていた。

この方法だと、

プロたちが1日2ラウンドすれば、2本乗れるという、

抑圧されたサーフィンタイム。

「写真家はオモツライ」

これは、

おもしろくて辛いという、

糸井重里さん風のキャッチコピー。

さすがに翌年は、

自身でレンタカーを借りて、

思う存分サーフできるように進化したのを付け加えておきます。

閑話休題。

これはすでに先々週のできごとだが、すっかり積み残していたのでここに。

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渋谷に

『ピルグリム サーフ+サプライ』

アメリカ東海岸由来のリテーラーがある。

“自然と都会のデュアルライフ” をコンセプトに、

サーフィンを中心としたアウトドアアクティビティのあるライフスタイルを

アメリカ東海岸のカルチャーというフィルターに通して提案するショップ。

ブルックリンとモントークにショップを構え、

ブランドディレクターであるクリス・ジェンティールを中心に有機的に広がるコミュニティは、

街のハブ的存在だけでなく、アメリカ各地からも注目を集めています。

この「ピルグリム サーフ+サプライ」のコンセプトを東京にローカライズするべく、

彼の理念でもある

ART」「LIFE」「LEISURE」「WORK」という4つのキー ワードを軸に、

ファッションだけでなくアクティビティに及ぶ多彩なコンテンツで皆様をお迎えします。”

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なるほど、こんな場が都内に、

しかもサーフショップだというのがすばらしい。

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なんと!

大瀧詠一さんの

「ロングバケーション」のA面が豊かなアナログ音質でかかっていて、

それは私がここまでの電車の中で聞いていたものと同一であったことにも驚き、

同じ大瀧詠一さんファンのタキローに連絡するに至った。

事情通のタキローは、

ピルグリムのディレクターのクリス・ジェンティールに

『ジャパニーズAORをかけるといい」

そう伝えたのだそうで、

なんだか世界は狭いそんなことを思っていた。

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入店すると、

この五十嵐さんが満面の笑顔で向かえてくれた。

ありがたいことに私のことを良く知っている。

聞いてみると、

NAKISURFの読者であるという。

「こんなアウェイなのにありがたい」

この後、

おいしい地ビールをいただいて、

大瀧さんのアナログ音に包まれる幸せを感じ、

やはり「音楽は渋谷に限る」

という目黒のサンマ状態になってしまった。

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電車の中でインスタグラムを開くと、

Seeaのページがメレのポストをしていた。

突然暖かいところに旅がしたくなった。

ノースハワイのみんなは元気だろうか、

そんなことを想う千葉日です。

それではまた明日ここで!

Have a great day!!!