“The Black and White ll” has curved delta wings
with a Vee sweep on the rear, four empennage surfaces.
Glide control surfaces include leading and concave-point-edge peaks,
ailerons, rudders on the canted Twin+stabilizers,
and all new Grasshopper tails;
these surfaces also serve as manoeuverability.
縁あって、
マット・アーチボルドのブラック&ホワイトに乗れることになった。
これもハイパーソニックから続く、
ショートボードの系譜というか、
そんなことも流れになっているのだろう。
とにかく、
誇らしくもうれしいボードです。
動画はこちら↓
そんなこともあって、
コールのところに持っていって、
このボードの概要詳細を調べに行った。
スケルトン・フィッシュ、
またはルースキャノンのアレンジかと思ったら、
マットのための、
全くのオリジナルシェイプだという。
シングルダブルコンケイブに、
VEEを入れ、エントリーロッカー部分を広くし、
そのまま水流がテイルに流れ込むデザイン設計。
このボードをシェイプ後、
サーフボードはチャンネル、バベル、エンボス、
ボンザーという時代がやってきた。
コールはいくつかのフルレングスのボンザーをグラスホッパーや、
ルースキャノンに搭載して、ある確信を得ていた。
それは速さと操作性を官能的まで高められるということ。
コールの説明によれば、
ボンザーゆえにトルクカーブをピーキーにするのは容易だったが、
中速域にドラマ性を持たせるため、
VEEを強めに施すことによって、
操作フィーリングを上昇させる特性に仕上げたという。
これは私の推測だが、
ボンザーの最終地点にVEEがあるのだが、
その開始点が後ろ足のエンド部分にあるので、
その中速域の操作性を高めたことによって
「官能的(sensual)」という単語が降臨してきたのだろう。
とすると、
波壁から降りてきた際に操作トルクが速度と連動して上昇する、
いわば速いのだが、足に吸い付くような特性が表現されているのだと思う。
美しいものは速い。
これは自然界の鉄則だが、美しすぎるほど美しい。
『ブラック&ホワイト』の刷新版だと言うが、
全く新しいサーフボードに見える。
このシェイプ後のフレッシュボードを見て、
このままフィンを突き刺して乗りたくなった。
これがシェイプ直前のディスカッションから、
シェイプ、そして完成(ボトム側)までのタイムラプス動画です。
さらに詳しくは、
またここでお伝えいたします!
どうぞすばらしいGWをお過ごしください。
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