嗚呼フィンレス。
突然全方向グライドに目覚めてしまい、
心は全てフィンレスになってしまった。
上の画像も下もジョン(キャッチサーフ・グラフィックデザイナー)のもので、
彼もまたフィンレス世界から離れられないひとりであろう。
前向き、後ろ向き、
最近は横向きまであって、現在苦手なのは背中向きだろうか。
サンオノフレではこの27日にフィンレス・ミートがあり、
「みんなフィンを外してフォードアーズに集まります」
そんな連絡が上記したジョンからあった。
まだあちらに戻らないので参加することはできないが、
日本で「勝手にフィンレスミート(しかもおひとりさま)」でやっています。
ウナクネ総帥を擁するRVCA。
そのRVCAのジャパン提督はようちゃんことYoheyさん。
彼の着る
“Yacht Club Sh*t”(帰れヨットクラブ)
のTシャツにサーファーの気合いを感じ、
聞いてみると、
これはハービー・フレッチャーの揮毫であるという。
さすがハーちゃんだ!
そう意気に感じ、インスタグラムに投稿した朝。
ハーちゃんの長男はクリスチャン・フレッチャーであり、
クリスチャンはYoheyさんの親友。
そう考えると、私の友人たちはみなつながっている気がしてきた。
縁=円であります。
Yoheyさんをフィンレス世界に誘ったが、
あまり乗り気でないので聞いてみると、
「あのですね。長い間サーフしていると、
あのわけのわからない動きについていけなくなるんです」
そんなことらしい。
こちらとすれば、向きはおろか、
全てがわけがわからなくなるのが新鮮で、それは挑戦でもあり、
この煮詰まってしまったサーフ世界をリフレッシュさせるもので、
また波乗り世界に新入門する気概があふれてくる。
とすると、50歳を越えての新世界ということになるので、
それはそれですばらしい門出ではないか、
そう感じた大雨注意報なのにうれしき快晴の片瀬江ノ島。
これは車から判断するにフォードモデル40などがあるので、
1934年以降だろうが、
そうなると、80年前のサンオノフレとなる。
サーフボードを見渡すと、
デューク・カハナモク型、そしてブライアン・ベントのボックスなどが見え、
それらは全てフィンレスであった。
なるほど、カリフォルニアはこの頃からハッピーサーフをしていたのだと、
深く感じいったレトロ写真であります。
この時20歳だった青年が今も生きていたら100歳。
今から80年後はどんな世界なのだろう?
そんな遠きことに思いを馳せた夏の終わりの湘南。
フィンレス画像をつなげてショートムービーを作ってみました。
よろしければ、みなさんの新世界の門とされてください。
Catch Surf Odysea Plank 7′
◎