昨日も書いたけど、
今日は0%の新月。
つまり月は全く見えず、
さらには雲がない晴天の深夜だった。
昨日たっぷりと雨が降ったので、
大気の埃や汚れがほぼなくなっていたので、
星はもちろん、天の川までがくっきりと見えたのは生まれて初めてである。
f/4.5
25.00 seconds
ISO 2000
Manual Focus
Nikon D800
こういうそらを撮るのは、
遙か遠くのことのようであり、
眺めているあいだは文明のことも、
そして普段まとわりついてくる様々な困難や汚れみたいなものが、
ハラリと落ちたような気分になった。
波乗りしているときもこんな宇宙を感じさせる瞬間になるときがある。
それはたいていが、『トリム』『トリミング』しているときで、
それがなぜそのときにそう感じるのかはわからないが、
サーフボードに乗った自分、
そして波の動きが合致したときにいつも起こるようである。
こんなトリムを求めるのは、
サーファーがその境地に達したいからで、
「それは波を感じることができるようになってから」
そんな高度であり、
しかも原始的な感覚であるのが不思議だ。
□
アンドリューキッドマンが1996年に
『リトマス』という名作サーフムービーを創り、
20年前は、トライフィン、ショートボード全盛だったので、
一般サーファーには受け入れられないとされた。
が、しかし私にはもちろん、
世界中に彼の提唱する『魂のサーフィング』という、
波乗道ウナクネ式に通じるものがある種子を受け付け、
それが各地で発芽し、花を付け、また種子となって飛び交っていった。
(これがそのオリジナルポスター。現在は一枚も残っていないとされる)
そのリトマスの骨格となるのが、
フィッシュに乗ってカバーイメージとなっているデレック・ハインド。(中央)
私がフィンレスに乗るのも、
キャッチサーフに乗るのも、
はたまたシングルフィンやフィッシュ、
ノーリーシュにストーミーサーフを愛するのも、
もしかしたら彼の種子が自分の中に発芽しているのかもしれません。
サーフィングはさまざまな層に渡り、
さらには思想も異なることを改めて知らしめてくれた人物なので、
ウナクネ22号となった記念カードをここに。
フィンレスなので、
「無摩擦式」そんな言葉を波乗り界に産み出した開祖さまでもあります。
ここにその彼の住む、ジェフリーズベイでのフィンレス映像。
ちなみにオッキーこと、
マーク・オクルーポやトムカレンも彼の弟子なのであります。
(十大弟子)
私もいつか弟子入りしたいです。
それではすばらしき日曜日を!
Beautiful Sunday!!
◎