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naki's blog

クリスマスイブの朝陽@千葉北_(1726文字)

おはようございます。

あれだけ吹いていた風が止みました。

そして今日はクリスマスイブ。

突然、思いだしたのが、

「クリスマスイブは赤プリで」

そう真面目に世間が浮かれていたバブル時代。

でも、そのバブルに浮かれている頃は、

真剣波乗り日々だったので、私は波のバブルに浮かれていました。

この時代で特筆すべきことは、

ホイチョイ・プロダクションというグループが、

広告代理店を舞台にした名作「気まぐれコンセプト」と、

「見栄講座 ―ミーハーのための戦略と展開」を名著を世に出したことだろうか。

とにかくバブル景気という現象は、

1987年から始まったといわれていますが、

「見栄講座〜」はそのバブルから4年前に発売された作品ながら、

もうすでにそのバブル現象を萌芽させており、

さらに「気まぐれコンセプト」に至っては、

そのバブル景気の6年前、私が16歳のとき、

毎週月曜日発売のビッグコミック・スピリッツで連載が始まり、

「女子にモテるにはどうすればいいか」というテーマで描かれていた。

当時の人気スポーツといえばテニス、

そしてスキーでした。

これらコート、またはゲレンデでは上級者がモテるということで、

下手(または未体験)でも上級者のふりをする方法、行動、

ファッション、スタイルなどをこと細かにマンガで解説した作品でした。

ここからサーフィンを始めたばかりのボクが何を学んだかというと、

1.Sさんがなぜパワーコード(現在はリーシュという)を太くしているのか

2.なぜサーフ教本やサーフ雑誌を読んで、単語を暗記する人が多かったのか

3.なぜみんな日焼けしていたのか

4.なぜヒゲだったのか

5.なぜハワイの話を常にしていたのか

6.なぜライトニングボルトだったのか

そんなことを知っていった16歳のボクでした。

ちなみに1の見解は、

「太いリーシュをボードのテイルのスケッグに巻いていると、大波乗りに見えるだろう」

ということで、

表面ではよくわかるが、

じつのところ的外れだったポーズということに気づいた。

それから30年が経ち、

世の中はどう変わったのだろうか?

サーファーたちは今も見栄を張っているのだろうか?

そんなことを思いだしていた。

さて、夜明け。

あれだけ吹いていた風が止みました。

千葉北は昨日まであったうねりは落ち着いてしまいましたが、

今でもセットのピーク計測ならオーバーヘッドあり、

堤防脇ではウエッジ系の良い波だらけ、であります。

これはそのウエッジによるグロウ。

この二つの単語がわからないと、なんじゃら?

そう思うのでしょうが、

ウエッジは横波のこと。

防波堤、岬、岩、堤防、橋、ピアとさまざまな突起物が、

波の横、さらには通過してくる位置にあると、

そこ、つまり防波堤か岬、または岩に当たったうねりが、

跳ね返ったり、集まって増幅したりする波のことをウエッジと言います。

カリフォルニアには、この名前が付いたサーフスポットがあり、

そこはその長い堤防から集まったうねりの増幅ブレイクを楽しむことができる。

次にグロウ。

これは「grow、成長」という意味で、

波はブレイクを始めると、通常は高さを下げていくものだが、

これはその逆。

大きくなるということで、

それが顕著なのがインドネシアのニアス、

そして奄美大島のプレジデント岬。

そしてここ千葉北。

堤防のおかげであります。

【お知らせ】

NAKISURF移転セール&フリマやっています。

「さよならヤス」

そんなお別れパーティの様相も帯びています。

本当にありがとう。

大人気のドノバンシリーズ2点を持っているのもすばらしい。

NAKISURF以前、

カリフォルニアの大学に通い、

そして弊社でアルバイトをしてくれたトムくんが、

奥さんと隼也(しゅんや)くんを連れてきてくれました。

ありがとうございました。

他にもYさん、Dセンパイ、Kさん、Jさん、Cさん、

Oさん、Tさん、山岡さんたちが来てくださって、

全くもって同窓会の気分になりながら、

初めてお会いした人たちとの交流も始まり、

これからEさんとYくんとで、サーフミートしてきます。

それでは、今日もすばらしい日になりますように。

幸せに穏やかに過ごせますように。

Happy Surfing!!