新しいNAKISURFは。
スケールダウンして、
フレキシブル制の勤務時間としました。
ということは、
スタッフたちはいつでも好きな時間に波乗りに行ける。
けれど、発送時間等々があるので、
実際には、
「特別なときに好きな時間に行ける」という状況だが、
波乗りできる時間を模索していきたい。
少し前はバターは体に悪いとされていた。
しかし数年前くらいから「バターも食べなさい」、
または「バターを食べなさい」そんな風潮になってきた。
(マーガリンは毒らしい)
食べものに流行廃りがあるように、
食品にも、さらには健康食品にも流行が存在している。
10年後は何が体に良いとされているのだろうか?
□
日本到着にした際、師走で世間は浮かれていた。
ちょうどウエットスーツのことで石井博士と話していた。
彼はウエットスーツ会の権威であるとされている。
「石井さん、何が一番暖かくて、サーフ用というか、機能的なのでしょうか?」
「そりゃSMCマグマコア起毛だよ」(即答)
「あの、サーフ8の名作ストーブソックスに使われているものですね」
「そう。Z1サーフスーツのロングスリーブインナーにも使っているよ」
「そうでしたね。でもなぜそのマグマコアをブラックアンドホワイトには使用しなかったのですか?」
「それはね、マグマコアは暖かいんだけど、吸水性があるから裏地に使うと水を吸って重くなるんだ」
「なるほど。けれど、ブラックアンドホワイトは内側に水はほとんど入りませんよ」
「でも手足部分から吸い上げてしまうんだよ」
「じゃ、バンドを標準で付属させましょうよ」
「うーん。でもバンドは嫌がる人もいるからね」
「それでは濡れない場所、例えば胸と背中にというのはどうでしょうか?」
「お、それは良いアイディアだ!早速サンプルを作ってみよう」
.
こんな会話があった。
で、新NAKISURFに届いたのが、
そのときに話したサンプルスーツ。
博士からの手紙があって、
そこにはこう書いてあった。
“外観デザインは変えずに、
胸と背中パネルに「EXY(表地)+SMCマグマコア起毛(裏地)」使用、
他伸縮部以外には「EXY(イクシー)&スーパーファーベストマグマ」としました。
この異なった生地を完全圧着接合し、
さらに補強テープで耐久性をアップさせました。
ちなみにSMCマグマコア起毛は、特殊起毛加工が施されているため、
温かい空気層を保持する「蓄熱保温機能」の仕様です。
これはノーマル生地プラス5度の温かさです。
現在生地業界ではこの保温機能の開発が進んでいるのですが、
摂氏1度の温かさへの開発に数年かかると言われていて、
プラス5度というのは人類が月に行くような感覚です。
ちなみに全身(伸縮部を除く)に使用しているスーパーファーベストマグマは、
プラス3度の温かさとなります。”
上の画像で六角形の凹凸があるのが、
EXY(イクシー)&スーパーファーベストマグマで、
赤いふさふさ感があるのがSMCマグマコア。
それらを繋ぐ耐久テープ。
Z1サーフスーツの最新作
『ブラックアンドホワイト』の詳しくはこちらです↓
【特大号】Z1サーフスーツ2017モデル『ブラックアンドホワイト』まとめ_サンオノフレ・サーフカンパニー_(3689文字)
Cole’s Da Creature 5’7″
風が強く、大気の粒子が凍るようで、
波しぶきがみぞれのように感じた。
とてもこんな寒い日に、
「暖かすぎる」と感じるサーフスーツ。
はっきり言って超が付くほど最高なものでした。
内側にも水が入らず、
よってSMCマグマコアの起毛も乾いたまま。
さらに寒い地域では、
インナースーツを着用することによって、
プラス2度は上げられるのでプラス7度の保温性能。
瞬時にご紹介できると思いました。
まだ価格は未定ですが、
『極寒用Z1サーフスーツ』としてお問い合わせください。
来年のラインナップを待たずにご紹介します。
冬のマンライ(満足ライディング)を支えるのは、
やはり温かさだと実感した日。
波、まだまだありますね。
それでは明日またここで!
Happy Surfing!!
◎