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naki's blog

【立春記念特大号】バレンタインフェアのNAKIクラシックセレクト第2弾作品発表_ウナクネ団の週末_(3849文字)

おはようございます。

こちら千葉一宮すっきりと晴れました!

あ、今曇ってきました。(笑)

原稿仕事等がたくさんあって、

それを終わらせてからと、

海にはまだ行っていませんが、波も良さそうです。

ハギウダがノースタイガーでチューブを抜けたとか、

Eさんが堤防から堤防まで200mのロングライドを決めたとか、

景気の良い話がNAKISURFのコーヒータイムから聞こえてきました。

さて、

まずは昨日ご報告したように私セレクトの作品パックが、

予定数を即日完売しまして、ここに第二弾を製作しました。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/10328.html

そのセレクトの生い立ちというか、

登場までの流れはこちらのブログを。

バレンタインデーのNAKIセレクト_TV東京ドリームハウス松澤さん家の私作品_(2989文字)

元々はバレンタインデーのフェアでのクラシックセレクトだったのですが、

第二弾もそれにぶれることなく、

「新作、旧作、未発表作品、人気作、縁起作」

そんなテーマでの5作を選出しました。

Calafia 42cm x 9.6cm

これは幅40cm超えの大判HDプリントです。

そして最近流行中の、

「飾りやすい」と評判のパノラマ作品です。

カリフォルニアは大陸なので、

ハワイなどにくらべて風が吹きづらいので、

グラッシー(波面がツルツル)な日が多い。

この日は朝から風という概念がないほど、

まったくの無風でして、そんな美しき波を撮りたいと、

大好きなカラフィアに行き、

日没寸前のパワフルな瞬間にやってきたのがこの波。

柔らかい波なので、

この波にしなやかに乗る自分を想像してしまいます。

この絵柄は禅を想像させるらしく、

2mの大判プリントがヨガスタジオの壁に。

そして数枚がカフェに嫁ぐ、

というめでたき縁起作品でございます。

「HD高細密プリント」

Brand New Day 18.3cm x 11.7cm

こちらはトーキョーカルチャートbyビームスさんで開催させていただいた

2015年NAKI個展”Just Happiness”のメインイメージ内の一枚。

この日は特別な日。

波がものすごく良く、人生初の10時間サーフを達成した日。

クリスチャンとカーソンのワック兄弟がいて、

ペソズやサンオノフレ・サーフカンパニーのみんながいて、

とっても豊かで幸せな日だった。

サーフ10時間_ウナクネ団登場_(784文字)

そんな日が終わりを告げていて、

人格者ロージーのピンクの名車が帰っていく。

世界で一番のハッピーサーフプレイスとされるサンオノフレでの、

私が感じた一番のハッピーデーからの入魂の一枚は、

あふれるほどのストーリーを内包しています。

「HD高細密プリント」

こちらがその時のポスターです。

その中からもう一枚、

大切なソウルグライド作品をこのセットに入れました。

Andy 30cm x 6.8cm

30cm幅という中判のパノラマ作品。

これは世界でも有数のポイントブレイク『チャーチ』に乗るアンディ。

チャーチは、

私ブログでは『教会岬』としてご紹介させていただいていますが、

この波の良さは尋常でなく、

リンコンでサーフしていた総帥(アレックス・ノスト)が、

チャーチが良いと聞けば、

4時間かけてすぐにやってくるほどの波質。

他にもクリスチャン・ワック、

タイラー・ウォーレン、コーリー・コーラピント、

JJウエッセルズなどがここのマニアレベルのファンであります。

(サインはこの作品に)

西うねりは270度角で到達するうねりですが、

このチャーチは285度角の波質が最も良いとされていて、

この日はちょうどその角度のうねりが届き始めた日。

しかもそれまで波がなかったので、奇跡的に無人だった。

そこにやってきて驚喜するアンディの一本目。

その個性あふれるソウルスタイルで、

ここに見える斜面の全てを滑走していったのです。

夢波が到来した瞬間ですね。

夕陽に透ける斜面、サーファーが至福だと感じる瞬間を作品にしました。

ちなみにアンディは私が世界を代表するサーファー10人(存命)に入っていて、

ウナクネトレーディングカードも一桁での9番を得ています。

「HD高細密プリント」


Donavon Guitar (original from El Salvador) 15.2cm x 10cm

こちらは有名すぎる作品で、

常にNAKIPHOTOトップ25に入っています。

2009年3月、エルサルバドルでのドノバン。

このときは上作品での”Into The Sunrise”で知られたほど良い波となり、

サーフして、ご飯を食べて睡るという三原則だけの毎日でした。

旅後半の朝食のとき、

カウボーイ・ブレックファーストだと言いながらステーキを食べていたドノバンが、

「何かおもしろいことをしよう」と言い出し、ギターを持って波に乗ることなった。

で、午後にトライしてみると、

彼はいとも簡単に波に乗って、

さらに聞こえてきたのが『ラバンバ』のギター音。

ドノバンはなんとラバンバを弾きながら波に乗っていた。

さらに去年撮ったこのドノバンXギターの新作は、

現在JTさんの一大広告となっておりまして、

日本各地の看板や雑誌広告となっております。

これはそのオリジナルのアイディアとなった原型です。

【銀塩作品】


Hawaii Dream 11.6cm x 11.6cm

5作最後のご紹介は新作です。

こちらは私の大好きで恋い焦がれるイナリーズ波です。

期間限定というか、冬、しかも遅い冬が良い世界的ブレイクです。

美しい朝。

長く伸びたパーフェクトな斜面。

ピークの真下にいた私が波に包まれた瞬間をここに。

トレードウインドが吹いてくる前、

波先が飛んで、朝陽を散らし、

その煌めきが星状となった縁起作品でもあります。

見渡す限り無人で、

そしてどこまでもパーフェクトなハワイ波をお手元に。

なんだか他の星のようですが、

ハワイ諸島北のノースハワイの西側にあります。

ちょうど2週間前までU-Skeさんが行っていましたね。

私はこの作品を大切なマザーハードドライブに貼っています。

人の大切な縁起担ぎでもあります。

「HD高細密プリント」

さて、週末にあった色々を。

まずはブラジルから日本出張で神戸までこられた笠巻MAKIさん。

「私のいるところまで会いに行きます!」

そんな熱いメールをいただき、

彼が神戸空港経由、羽田空港ー東京駅ー上総一宮駅と見事にやってきまして、

実現した千葉セッション。

右が河合さん。

そして中央がMAKIさん。

柔術かカポエイラの達人という風体で、

戦争のときより人が死ぬとされているブラジルで生きていくには、

このくらい骨格良く、

敏捷でたくましくなくてはならないのかと実感させられた。

Catch Surf 6’6″ Skipper Fish

MAKIさんのボトムターン。

NAKIシェイプマニアの河合さんは、

私の新作”FISH”でニコリングライド。

すばらしいフォームです。

Z1サーフスーツのブラックアンドホワイトもすばらしい。

写真にはないが、

きんちゃんとまさるさん、

ポールスミスの石井さんたちとハッピーグライド友の会。

座長を務めた私。

例によってスライドの至福。

これだけ長い右ターンというのは今まで概念にすらなく、

そう考えると、毎日波乗りが新しくなっていくようだ。

翌日、つまり昨日は匿名希望(藤沢市)さんもいらして、

キャッチサーフとか、ボンザー(梵参)、

私シェイプのフィンレスでウナクネグライドをかましていた。

これはFinless 6’5″

Name withheld by request

さらにウナクネドー001というコードネームのMさんもいらして、

沖にはコヤちゃん、山岡さんという布陣となり、

春のはじまりの、

サンデーサーフは同窓会のようになっていくのでありました。

NAKISURFから30分南にある御宿町。

ここでウナギのシャワーを見かけて、

iPhone片手に「むむむ」とうなっていたら、

地元の人に「これはヘビですよ」と言われ、

なぜここにヘビが?とさらに混乱したのであります。

前衛芸術。

そのフィンレス@御宿

カラちゃん(カラニ・ロブ)お誕生日おめでとう!

↑パタゴニア東京のウナクネ宣教師である敦(あつし)くん。

これは「水温が温かい」という噂を聞き、

胸の骨折を「ケーネー」と無視してやってきたツナくん。

これを書いているときに「ヘタクソでスイマセン」

と意味不明のメールが来たことをここに。

サーフしすぎた。

けれど友人たちまだ上がって来る気配はなかったので、

NAKISURFに戻り熱いシャワーを浴びた。(研ナオコ)

例によって遅い昼食をタカラさんで取るために向かおうとすると、

サーフ後の匿名希望さんと一緒にピルグリムの五十嵐さんがいらした。

ピルグリムさんには以前、

大瀧詠一さん関連で大変お世話になった身であるのと、

ビームスさんには大恩があります。

それではまずはタカラさんへと行き、

私たちは例によって美味なる地産のお魚をいただき、

それぞれ500円払ってエキヨコの物産へ。

戻ると、YellowfinさんことMさんがいらしていて、

そして彼こそがハッピーロトの3等当選者だとおっしゃる。

WOWすごい!

ということになり、

私のレジンアート”LUKI”をめでたく、

彼にお渡しすることになりまして、

喜ばしいこのウナク週末はついに暮れたのであります。

みなさん、ありがとうございました!

またご一緒させてください〜!