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naki's blog

満月花見波_28年ぶりの再会お花見湯_西湘マリブにて_子どもたちに_(2295文字)

 

こんにちは、

いかがお過ごしですか?

昨日はみぞれが降っている中、

南伊豆から湘南まで海岸線をドライブしていました。

ヘッドライトに照らされた太いみぞれの糸線がきれいでしたよ。

私たちは満月日に桜を求めて、

約束していた桜を見に行ってきました。

今回の桜波の同行者は河合さんと宮崎さん。

波も小さかったので、

フィンレスをお勧めして、

それはそれは楽しい時間を過ごしました。

波は美しい入田浜右側。

ここは伊豆のレジェンド、

鈴木直人さんも提唱するハッピーサーフブレイク。

お二人はフィンレスボードの初挑戦ということで、

初級者の人たちと一緒に華やぐような笑顔が咲きまくったセッションでした。

ほぼ無重力。

そんなテイクオフを体験した宮崎さん。

全方向の愉楽。

河合さんのご友人で、

今回BLOG初登場の宮崎さんは、私より年上です。

通常、年長者の人にフィンレスをお奨めしても、

何らかの理由を付けて断られるものなんです。

ですが、この宮崎さん、

とっても柔軟なお考えの方のようで、

「いやぁ、子どもの頃に戻ったように波遊びできました!新しい!!」

とこの満面の笑顔。

最高でしたね!

こちら河合さんも同じく挑戦者魂となり、

あちらこちらに向くボードに、

「まるで遊園地」という感覚を経て、

最後にはダウンザラインのレイルターンを獲得していた。

お見事!

パチパチ。

「これでフィンを付けたら、

大きく、とっても掘れた壁も滑られるようになりますよ」

そうカリン塔に登った悟空に対するような言葉を河合さんに授けました。

フィンレスサーフィンの1時間は、

通常サーフィングの10時間分くらいの練習量となります。

どうぞ試してみてください。

私は最近マイブームの”レイルドロップ”、

つまり横向きで壁を滑るということを練習していました。

白砂、輝く海、そして温かい波。

ああ、伊豆に来て良かった。

それから夕陽桜を観ぜようと、

陰陽師気分で南伊豆は下賀茂に戻ると、

なんと写真家野村さんと28年ぶりに、

しかもこの桜道で偶然に再会した。

なんでもここに別荘があるそうで、

そんな奇遇に「ぜひぜひ」とお花見までご一緒させていただきました。

桜満開の川沿いには、

こうして天然酵母の手作りパンの移動販売車があったり、

この近所の『道の駅下賀茂』では、

絶品スモーク金目鯛等々があり、

これは巨大ブロッコリーでありました。

地元の人(組合員)だけが入れる最上の湯というのがあり、

そこで花見湯もいただきました。

うれしくてインスタグラムに投稿すると、

アメリカ人にはこれが留置所の風呂に見えるらしく、

「刑務所か?」

そんな風情のないコメントをいただき、

お風呂文化がないと、

このすばらしさは理解されないということを知った。

そのお花見風景。

牛豚鉄板焼き、貝類&ブリ、キビナゴ、鮪のお刺身等々をいただき、

さすが野村さんは、

東京の上板橋にある名店「BAR NOM」のオーナーだと感じ入った。

フレンチブルドッグのジジもチラリ見えますね。

そして待ちに待った夕桜。

こんな画が撮れたらマンライです。

そんな桜撮影旅行でした。

浦島太郎ではないが、

時はあっという間に経ち、湘南に行く日となった。

ここでは、

1980年代からサンディエゴでデザイン会社をし、

私がマッキントッシュを買ったときは、

さまざまなことを教えてくださり、

PBのイチバンで泣ける日本食をごちそうになったこともありました。

鵠沼の佐賀さんたちのお仲間でもあり、

さらにはドノバンの友人つながりで、

アンディ・アイアンズと交流があった西湘のトニー・スタークこと、

Nickちゃん家を訪ねると、「待ってたよ〜」と、

料理の鉄人クラスの自家製絶品おでんを作ってくださった。

なんと、この玉子は半熟で、

名店ラーメン屋に引けをとらない煮卵だった。

びっくり!

さらには特製の出汁に秘訣があるらしく、

そんな「究極のおでん」を西湘マリブの丘の上でいただき、

アウディR8とか、ポルシェ911タルガS、

そしてフォードGT等をイメージさせてくださるディナーとなった。

デザートにさらなる銘品「半熟カステラ」をいただき、

ボトムレスビールと一緒に最高の夜を過ごしました。

ありがとうNickちゃん!

いつかここで掲載したタイラー・ウォーレンの非対称クアッドは、

このNickちゃんのものであり、

そんな話をしていたら、私の実験ボードが完成していた。

「これもあれも楽しみですね」

とNickちゃんに言うと、

すっかり酔っぱらってしまった氏は、

「(コンテスト時代の)ステージママはけしからん」

「(子どもに)もっと自由に波乗りをさせるべきだ」

そんな話題となり、

サーファー次世代の未来話で昨夜の夜が更けていった。

サーフィングがオリンピック競技になったことはすばらしいけど、

その反面で子どもたちは大変な時代になりました。

あまり子どもはこのブログを読んでいないと思うけど、

コンテストの結果を追い求めないでサーフするといいですよ。

競うのは大切なんだろうけど、大人の思うようにならなくても良いのです。

「自由に楽しめる」というのが、波に乗るすばらしさじゃないのかな、

そんなことを少なくても私とNickちゃんは長年感じています。

競うのが好きならば競えば良いし、

そうでないのなら「競いたくない」と、大人にはっきりと言うべきです。

もし言いづらければ相談に乗ります。

shop@nakisurf.com

までメールをください。

待っています。

ということでHello湘南!

これからUmi Cafeに向かいます。

みなさんのすばらしい日になりますように。

Happy Valentine’s Day!!