弊社でタイラー・ウォーレン・シェイプスのキャンペーンが始まりました。
私は良くタイラーと一緒にいるが、
ーー知られているようにーー
彼はサーフカルチャーに対する造詣が深く、
特にサーフボードの歴史、
そして構造からの機能への関心から波乗りをしているとさえ思えるほどだ。
Tyler Warren’s Twin Gun 6’5″ for P-Pass
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Pパスというバレル波に乗るためにフィッシュを解体し、
たった6’5″という長さのツインガンをシェイプし、
見事でダブル以上のトップボトム、
つまり波先が海面に炸裂する波質を完璧に滑り、業界を震撼させた。
このシングルチャンネルの機能、
それぞれの位置やフィン角度、
さらには全てのフォルムを自分で検証しているシェイパーは彼が唯一だろう。
彼はショートボードだけでなく、
ミッドレングス、ログ、そしてフィンレスなども乗りこなす。
彼の振るまいやサーフスタイルが禅にも通じるので、
日本ではむしろ、その理論と実践において、
「タイラー・ウォーレン教」ともいえる新境地を開拓したことで知られる。
加えて、
彼は自身のボードを収集していることでも知られている。
その理由を聞いてみると、
「歴史上さまざまな方法でサーフボードは製作されてきたわけだけど、
現存しているボードは少ないので、
だったら自分のところがその現物カタログとなるように保存しているのです」
そうやって、60%40%ピグメント、
10%ピグメント等々、カスタムフィンはもちろんのこと、
そのボランラップの巻幅まで詳細に指定してくカスタムオーダー。
タイラ−・ウオーレン・シェイプスという純正注文であれば、
全てタイラーがシェイプの直感から指定し、指示書が作られていく。
なのでタイラー・ウォーレン・シェイプスにはストックボードがないのです。
これは、
私が実験する役となったショートボード系のミッドレングスである『レッドライン』。
非対称クアッドは西湘のNickさんに。
色も「タイちゃんにおまかせ」でした。
Dane Gadasukas’s Fiji Gun
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タイラー・ウォーレン・シェイプスは全てハンドシェイプなので、
彼が朝や夜中にシェイプルームに入り込んでガリガリとやっていくと、
人の顔のように2度と同じシェイプはできないということに気づく。
「そう、だから1本1本はかけがえのないボードとなるんだ」
そんなことを言うタイラーのサーフボードを見る目は、
まるで赤ちゃんを見るように眼を細める。
プロサーファーたちからも圧倒的な評判を得て、
上記したデーン・ガダスカス、
トム・カレン、ジェイミー・オブライエン、
ヤディン・ニコルなどにカスタムボードシェイプを提供している。
ミニ、ショート、フィッシュ、ミッドレングス、
ログボードが詰まったタイラー・ウォーレンの車内。
タイラーは小波も大好きである。
というか波乗りが大好きなのであります。
NALU誌の昨年号では、
サーフボード特集があり、
そのときに多くを語ってくれたタイラー。
永遠なるタイラー・ウォーレン・シェイプス。
このキャンペーンでハンドシェイプのため限定数ですが、
カスタムオーダーできる機会を設けました。
Happy Surfing!!
◎