UNK-X at Malibu
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こんにちは、
今日は波の待つ場所について簡単に説明したいと思います。
まずは波が崩れる仕組みから。
海底が浅くなるにつれ、
そのうねりの高さと水深の関係がある一定になると、
うねりは崩れて波となります。
簡単に言うと、
大きな波では水深が深くても崩れますし、
小波では浅い箇所でないと崩れません。
波は崩れないと波乗りにはならないので、
崩れる場所、つまり浅い海底の上だったり、
そこから少し沖合いで波を待つこととなります。
地形は砂地、玉石、岩棚、岩とありますが、
全て同様で深いところからやってきた波が、
浅瀬に当たったときに崩れると理解してください。
ごくまれに流れや堤防からの跳ね返りで崩れる場合がありますが、
それは例外なので、今日は触れません。
もし左右一直線に波が崩れるときは、
海底がプールのように平らになっています。
こういうときはまっすぐ滑る初心者に適しています。
または大きなボードで泡波を滑って楽しみましょう。
こういう泡波の際に注意したいのは、
よくある前乗りとかそういうことが存在しません。
(あると思われていますが、サーファーが少なかった過去の遺物)
なので、他の人が乗ってきたりしたら、
逆向きに進路を変える、
または接近しないようにする等の配慮をしてください。
さて、波を見るときに注意したいことがあります。
文字にすると、
多くなってしまうのでここに画像をおきます。
こちら上をご覧ください。
人は一切見ないで結構です。
波が崩れているところが白波となっていて、
そして崩れていないところがうねりとなっています。
さらに平らになっているところは深いところです。
私たちサーファーたちにとって最良の場所は波の崩れる際です。
具体的には浅いところから深いところ。
そこで崩れる際(きわ)を波のカールとか、
フック、セクションと言いまして、
ここでさまざまなターンができるので、
ここを狙って波を待つと良いでしょう。
十分間も眺めていれば、
きっと浅瀬からつながる深みが見つかるはずです。
その深いところが波が崩れづらいので、
沖にも出やすく、そしてうねりが崩れずにホールドします。
ただ深いだけでは上記したように波に乗ることはできないので、
浅瀬と組み合わせてください。
上の写真ではみんなが波を待っているところですが、
この「みんな」と同じ場所で波を待つと、
波に乗れる確率は人数と比例して少なくなります。
そこで、私の場合は陸側で波を待ちます。
海外やポイントブレイクだと、
私のような陸側で波を待とうという考えがありますが、
「日本では沖で波を待たなくてはならない」
という固定概念があるようで、
少しインサイドで波を待つだけで、
トレーニングジムか、
ウエーブプールのように波に乗り放題となります。
ただ、沖から乗ってくるサーファーがいれば、
これは乗っている人に優先権があるのと、
そのライディングを妨げないように、
深い方にパドリングして避けるということもしなくてはなりません。
けれど、そんなことはせいぜい10分に一回ですし、
沖にセット(大きめの波)が見えたらすぐに深い方向にパドルを始めるだけで、
全てが回避できるので、そこまでむずかしくはありません。
さて、その場所が決まったらパドルアウトするのですが、
その前にそのターゲットとなる「浅くて深い際」の前で陸を見ます。
この日はこのように見えました。
具体的に、手前の車の側面がどのくらいの面積が見えるのか、
または後ろの電柱と手前の目標物との重なり方を見ておきます。
それを確認し、記憶してからパドルアウトするといいでしょう。
パドルアウトして、
景色がこう見えたのならあなたは右に流されているので、
先ほどの位置まで戻り、
波に乗って沖に戻る際に、自身の位置をこうして確認し、
さらには潮位や地形の変化に応じて場所を移動することで、
任意(この場合はターゲット)の位置を求められます。
わからなくなったら一度上がり、
休憩しながら十分間波を観察すれば、
最良の波が常に、そして自発的に乗ることができます。
これを応用すれば、大波のとき、
流れが強いときに自分がどの位置にいるのかを常に知ることができるのです。
どうぞお試しください。
[3万人に読んでいただき大感謝]
先週の投稿が3万人を超えるリーチとなりました。
内容はサーファーの条例化についてですが、
こんなことにならないように、
楽しくサーフしたいですね。
それにしても多くの人に見ていただきましてありがとうございます。
Happy Surfing!!
◎