台風5号ノル。
ノルからのうねりは10日目となって、
しかも水温が温かくなって、
1日中風も弱く、サーファーにとっては最高の日々が続いている。
Catch Surf Odysea® LOG finless 7′
concept designed by Barry McGee and Josh Lazcano
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最近はフィンレスだったり、
ナブスターのミニマルだったりと、
滑落か、凋落なのかと、
その違いを波上で楽しんでいる。
通常のサーフィンとの大きな違いはスピード。
フィンレスの方がより速く、
よって遠心力、Gが倍増する。
しっかりとレイルを持っているのは、
身体だけボードから吹き飛ばされてしまうから。
テイルグラインダーという新重力を発見した。
これでこのまま背中側に。
テイルを真下に落とすと、
なぜかメイクしているという大技。
フィンレスのおもしろさはやはり新次元であります。
すごく良い波だったので、
波を待っているときに「誰か来ればいいのに」
そう思って駐車場を見ていたら、
とても仲の良い友人が現れた。
彼はいわゆる休日出勤があっての代休なのだが、
大会社でもあるので、
このブログを見ると、
「あいつ、平日にサーフしやがって」
と同僚に妬まれるらしい。
よって名前も写真も出せないが、
それはとても良い波に乗って家路についていた。
そしてこれは日曜日。
ツナくんがマンライ天国づくし放題を味わい、
その5時間後もさらにパドルアウトしていった。
こうしてジェフリーズの最後のセクション、
つまりショアブレイク方面からパドルアウトする理由を聞いたら、
「乗るであろう波が良く見えるからです」
思い出したのは、
トム・カレンが新島でのマルイプロで全く同じことを言っていた。
それはコングと対戦した決勝時のパドルアウトであり、
レフト側からの方が流れもチャンネルも全て有利だったのだが、
あえて逆側からパドルアウトしての優勝だったから、
私の記憶に鮮明に残っている。
そしてツナくんは、
クロスオーバーするセカンドセクションで、
小宇宙(コスモ)を表現した。
これはツナくんの体内に秘められた絶大な沈静力によって、
波上での瞑想を可能にしたという宇宙的滑走のひとつです。
「ツナくんがコスモなら自分はペガサス流星クネをやります」
そう言うしょう寅杉本さんを受けて、
タイラーのファンクショナルハルを持った市原まーちゃんは、
「 自分はオーロラ・エクスキューションです 」
「何それ?」
「両腕を頭の上でまっすぐに合わせます。
それを進行方向に向けて滑走するトリムです。
これによって、滑走は無限となります」
「ふーん」
Sho Tora Sugimoto Nation Chevy 5’9″
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『ペガサス流星クネクネ』
Ichiuhara Ma-chan Tyler Warren’s Functional Hull (EGG) 6’8″
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『オーロラ・エクスキューション』後のセクション。
Nation The Pink Champagne On Ice 6’10”
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シャンパン6’10″を駆るHさんも
「ついにやってきました。一宮ジェフリーズ!」
そんな喜びの最高の波。
「ボード、長くて良かったです。でないと乗れなかったかも」
そんな的確な感想をもらしていた。
連日のサーフで、再び疲労困憊。
こういうときは、
ヨギティーのペパーミントを飲むと、気力復活するのであります。
原稿仕事もあるから、
これでもう一山越えよう。
ミニマルフィンを付属のものではなく、
ナブスターにしたらこれが大ハマリしたセッティングなので、
ここにご紹介します。
これは夕方。
ジェフリーズのサードセクション。
このナブスターXキャッチサーフで波に乗り、
その動画を鋭意製作中です。
やたらと蒸し蒸し暑いですが、STAY COOL!!
◎