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10時間半のサーフセッション@サーファーズ岬_日本外国人特派員協会(FCCJ)での個展設営日_(1656文字)

(昨日からの続き)

朝2時に目を覚まし、

キャッチサーフ関連のメール仕事を開始すると、

この台風5号の影響で、

7月末納品予定の予約ボードを積んだコンテナ船は、

いまだに港に避難していたことを知った。

キャッチサーフジャパン主宰であるかつ禅師こと、

かつさんと昨日お話したが、

「天候では仕方ないです。できることは全てやりました」

そんなプロらしいお返事だった。

さすが諸行無常の禅師だと感銘を受ける。

そんないくつかのやりとりをして、

深夜3時に藤沢サバリバである8ホテルを出発すると、

ホテル周りの飲食店群はまだ賑やかな宴が続いているようで、

藤沢駅はなかなかの都会だと再確認する。

軒先に倒れ、友人に介抱されている酔っぱらいを見ながら、

藤沢市川名、手広、大仏を経由して、

袖ヶ浦ナンバーのウナクネバンはSURFERS岬に向かう。

まだ真っ暗な中、波乗りの支度をしていると、

ボードを持ってこちらに歩いてくるサーファーがいた。

キンちゃんである。

彼もまたサーファーズ岬の波に魅せられ、

すでに半世紀が経とうとしている。

そしてこのSURFERS岬には、

ヌマくんピーク、

泰介さんピークというメジャー2ピークに加えて、

キンチャンズというピークを持つオヤブンとして知られている。

慌てて着替えて、

街灯の光をたよりに崖を降りてパドルアウトした。

これは8月4日、木曜日早朝の話です。

UNK-SX7 Minimal fin_setup

.

暗い朝はガラ空きだったが、

明るくなると、知った顔がぞろぞろ入ってきた。

ほぼ全員が、

「ひさしぶりに上がったよ」とか、

一宮ジェフリーズの話を聞かれて盛り上がる。

Photo by Bob Aoki

.

上の画像は、

ボブ青木さんが午前中に撮ってくれたもの。

波はぐんぐんと上がってきて、気づいたら正午となっていた。

1度正ちゃんこと梅沢さんのボートに積んであるアクエリアスをいただいたが、

7時間半もロングウオールとバレルライドを繰り返していると、

ほぼ脱水症状だったので、一度上がって水をたっぷり飲み、

さらに豆腐1丁を食べてすぐにピークに戻ると、

上がり続けた波は、

沖の棚でブレイクするほどの大きさとパワーとなっていた。

上がるに上がれず、

結局この日は10時間半もサーフしてしまった。

確か前の自分記録が9時間だったから、

それを上回る体力があったことに驚いた。

しかも波もご存じ軽くオーバーヘッド。

天気も小雨、またはどんよりとした曇だったので、

瞳の日焼けも少なかったので、長時間サーフできたのだろう。

疲労困憊と先週も書いたが、

この日もそんな状態になったので、

ゾンビのように食事をして、

早めの床についたのでありました。

翌日。

有楽町駅前のFCCJで開催される私個展への設営があったのっで、

土曜日の早朝の電車(上野、東京ライン)で上京し、

展示の設営をしてきた。

疲労困憊で判断力も低下していたが、

みなさんのお手伝いのおかげでなんとか終わることができ、

最後はみんなでジンジャーエールと、コーヒーで乾杯した。

今回の展示のキュレーターであるブルース・オズボーンさんと、

ウナクネ心友会会長の河合さんからの多大なるヘルプ。

こんな展示だが、他に壁がたくさんあり、

4ケース持ちこんだ作品を全て掲げられた。

みなさん、ありがとうございました!

http://www.fccj.or.jp/number-1-shimbun/item/972-exhibition-temptation-to-express-the-sensation-of-riding-waves.html

この展示は明日から始まるのですが、

場所柄、招待客、メンバーのみとなりますが、

後日、写真でご紹介しますね。

そのまま河合さんと有楽町から湘南を目指す。

湘南の波情報を伝えるメディアからは鎮火だか、

沈静を連想させるほどうねりは下がっているようだった。

湘南4日目。

SX7も馴染んできた車内。

今回はキャッチサーフ3本、

UNKボード3枚との旅です。

(明日に続きます)