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naki's blog

詩的なピザ_ベンチュラセイジの家業__ケリー・スレーターのウエイブプール_(1601文字)

(今日の詩)

旗は常に変化を繰り返している。

ずっと見ていたら、

旗がサバーとやっているようで、

ぼくは湘南や千葉での日々をつい思い出してしまうのだった。

ベンチュラでは楽しみにしていたピザ屋に行った。

というか、

朝から「今日はトニーズに行く日だ」と決まっていた。

それからというもの、

トニーズのピザの記憶の中に光る記憶を抱きしめていた。

私はダブルチーズにパイナップルとベーコン。

セイジはなんだろうか?

ペパロニは苦手、でもベーコンは大好き。

エクストラチーズにする至福。

そんなイメージ。

Cストリートでサーフしているときも

「今日はトニーズ」

「ランチ抜いちゃった」

行く人たち全員がお互いにこの日を歓び、

そして称え合っていた。

もちろんサーフ後の着替えのときも。

「トッピング何にしようかな?」

そんな話題ばかり。

トニーズに到着すると、

いつものネオンサインと店内の熱気があり、

駐車場に入れるのももどかしく店内に急ぐと、

「今夜は大口のお客さんがいて、オーダーピザは50分後より承ります』

と聞かされた。

うーん、

自分的には1時間でも軽く待てると思ったのだが、

仲間は明日早朝からそれぞれ空港だったり、

ファーマーズマーケットの支度等々があったので、

実際には10分でも待てないようだった。

食べたい→食べられない

トニーズのピザが食べられない。

砕け散る歓びとは大げさだが、衝撃だった。

そこまで自分がトニーズに執着していたとは知らなかった。

少し経って、こんな言葉を思いだした。

.

諸行無常

すべてはうつり変わるもの

あらゆるものは一定ではなく

変化し続けている

.

ものごとは常に変化を繰り返し、

同じ状態のものは何一つもないそうです。

それにも関らず、

私は、トニーズで食べるピザのトッピングやグレード、

サイズや価格にいたるまで、

様々なことを”変わらない”と思い込んでいたので、

「トニーズのピザがどうしても食べたい、できたら自分の味で、という執着」

が出現したのです。

このような苦しみにとらわれないためには、

ものごとは必ず変化するのだということ、

全てが無常の存在であることを理解しないとなりません。

San Juan Capistrano, California

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Santa Barbara, California

.

Santa Barbara Saturdays Farmer’s Market

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ここに登場するベンチュラセイジの本業は葡萄農家。

ワインのブドウだったり、

珍しい日本固有品種『シナノスマイル』

『ブラックビート』等々をこの世に誕生させている。

↑このシナノスマイルを食べたときの驚き。

再び食べても同じである。

『瑞々しい甘味の光輝。旨味の輪郭』

そんな表現だったことは今も変わらない。

一口頬張ると、

世界は美しく輝き、

樹木もそらも新鮮で華麗となる。

今回は、

土・日サンタバーバラとオーハイ・ファーマーズマーケットでの貴重な出店は、

どちらもマジカルグレープのファンが待ち構えていたようで、

少ししたら完売してしまったほどの人気のブドウ。

アメリカのブドウのほとんどは水っぽくて小粒。

こんな巨峰の進化版を食べたアメリカ人の驚いた顔を見るのが楽しい日だった。

Welcome to Magical Grapes! ようこそ!

さてさて、サンクレメンテから400km。

セイジ家からおよそ180kmの距離には、

リモーンという内陸の町があり、

そこにはケリー・スレーターが作ったウエイブプールがある。

リンコン最終日_ケリー・スレーターのウエイブプール_(1400文字)

IMG_7643

ここではみなさんもインスタグラム等でご存じの、

WSLサーファーによる特別イベントが今週行われました。

Kelly Slater’s Wave Factory from STAB on Vimeo.

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新時代です。

すごいなぁ。

さてさてセイジ家滞在の楽しみのひとつは星空。

それはすばらしいものが見られましたよ。

満天の星という祈り。

Happy Weekend!

Happy Surfing!!