カリフォルニア州サンクレメンテ市。
ここにはサーファーマガジン、サーフィングマガジン、サーファーズジャーナル誌、アストロデッキ、ベルジー、コールが軒を連ねている。
最初はアメリカ本土でサーフしてみたい、という興味があってここまでやってきた。
1980年代のことである。
自分自身もプロサーファーであったため、PSAAというアメリカツアーに出場してプロサーファーの友人も多くできた。
そして彼ら専属のシェイパーに欲しいボードを伝え、形にしてもらう仕事に就いた。
サーフィングの聖地ハワイからカリフォルニア、ここで道具はめざましい進化を遂げた。木片からバルサウッド、発砲ウレタンにボートクロス、レジンを使用したボードは飛躍的に小さくなった。そしてポリエステルレジンが定着した。
情報過多の世の中、ブログやコラム、エッセイに目を通しても勉強はできるが、自分に合うボードを選ぶのは至難の技だ。雑誌のHOW TOなどは、プロサーファーをモチーフにしていたり、時代遅れの講師だったりするため最良の結果は導かれない。海でサーファーを観察しているとわかることだが、それぞれが千差万別のスタイルで波を滑っている。そして波は潮時、風の向き、強さ、うねりの方向、速さ、高さ、地形とさまざまに違う。これからわかることだが、サーフボードへのアドバイスは多岐に渡るべきだし、また完璧な一本というのはありえない。
そこでネットでユーザーに直接販売という形を取ってみた。ターゲットを絞り、上達する波乗りのためのボード領布というスタイルにしてみた。
定義はこうなった。
- 長さ、幅、厚み、テイル形状に加え、ボリュームをも考慮。
- レイルも許容範囲の広いソフトに的を絞り、多くの波に対応。
- 求めやすい値段にすることによってセカンド、サードボードを試せる。
- 米国の規格で作っているので、シェイパーへの指示やフィードバックが的確。
- メーカーに直に注文するので、新素材と新モデルの組み合わせも試すことができる。
- プロサーファー使用の最新モデル、そしてそれらのコメントから何が旬なデザインかを探り、製品化する。
- マークの位置や色にはこだわらず、その分ボトムやロッカー、ワイドポイントの位置にこだわる本格派。
さて、多くのサーフボードメーカーは日本に総代理店、各販売店を各地に設置している。これら販売店では、
- 直接ボードに触れられる。また多数の在庫の中からセレクトできる。
- 検品後、お客さまに納品するので、完全品である。
- 地域の波に併せたアドバイスが各ショップスタッフから受けられる。ローカリズム問題も解消!?
- 修理の際も手際がいいし、まかせて安心。
- ラミネート(ディケール)位置、クロス、ブランクス指定などという細かなオーダーが可能。
- もちろんNAKISURFと同じく、直にメーカーに注文した特級品サーフボード。並行サイトで見かけるライセンス商品や重く安いクロスを使用した店置き用ボードとは全く違います。
- 新商品の紹介や、デッキパッド、フィンのセッティングという各サービスがきめ細やかに受けられる。
- 気に入ったボードがあればその日から乗ることも可能。
このように各販売店、そして私たちのサイトの長所、短所、これらを見比べてオーダーくだされば幸いです。なお、各メーカーの日本各地販売店のお問い合わせもお気軽にどうぞ。スタッフ全員が喜んでご案内します。
波乗りは前衛であり、アートである。(ハービー・フレッチャー)
性能を吟味して選び抜いた一流のサーフボードを波乗り界に生きる船木三秀がユーザーになり代わり、なぜこれでいいのか、いかにすごいか、その仕組みとシェイパーの意図を明らかにし、波乗り狂の諸兄諸姉に伝達し、さらに販売するサイトがこれなのだ。見てくれではない、一流のサーフボードがここにはある。