先週お届けした『DREAM FISH』インプレッション。
https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/73797
今回はなぜフィッシュが最速なのかを、
シェイプデザインを通して検証してみたいと思います。
そこにはタイラー・ウォーレンの驚くべきデザインセンスがありました。
【DREAM FISHの最速デザインを探る】
こちらがドリームフィッシュのアウトライン。
ソフトな波やパワーの小波でも、
ドライブの効いたサーフィンを楽しめるフィッシュボード。
このアウトラインとテイル形状にワケがありそうです。
面積の大きいワイドテイルは、
波のパワーをしっかりと拾うデザインです。
そのワイドテイルを大胆に切り込むスワロー形状。
このことで左右にスプリットされた細身のテイル、
いわゆる2つのピンテイルがフィッシュの特徴。
ピンテイルは波への張り付きがよく、
スピードを維持しながらもホールド感のある乗り味です。
これがフィッシュの強みを活かす「レイル トゥ レイル」の理由。
左右のレイルを使い分けることで、
よりスムーズで大きな加速感を得られるのです。
さらにノーズからテイルを結ぶレイルラインは、
一般の幅広系ボード(ミニボード)と比較すると、
テイルにかけてストレートラインが多い形状になっています。
波面に密接するレイルが長くなることで、
フィッシュボード特有のドライブ感を味わえます。
【サーフボードが持つ3つのマジックファクター】
カービングターンのときに、
大きなトラック(マニューバー)を意識することで、
心地よいドライブ・フィーリングを味わうことができます。
この『ドリームフィッシュ』は、
パワーのない緩慢な波でも、
テイクオフから加速を逃さずに滑走して、
思い通りのカービングターンを描くことができちゃいます。
これこそがタイラー印の「薄めのソフトレール効果」かもしれません。
コントロール性能が抜群に良い、
まさにマジックディメンションのフィッシュボードです。
銘機バーオブソープやロングボードでならしたシェイプ技術が、
これらすべてのボードディメンションに活かされることで、
驚くほどの加速、極上の安定感、イージーなコントロール性能、
マジックファクター(三種の神器)を持ったボードを生み出せるのでしょう。
【Tyler Warren Shapes 最速のヒミツとは?】
ボードを寝かし込んで(グラブレイルして)一方のレイルだけでのターン。
タイラー・ウォーレンのシェイプに隠された速度と安定性は、
タイラーのサーフスタイルを見れば一目瞭然です。
この『BAR OF SOAP』での無駄のないライン取りは、
サーフボードの加速性がなし得る美しいマニューバー。
シモンズの形状とワイドテイルの粋が詰まったモデルですね!
水の流れのようにスムーズなグライドスタイル。
サーファーでありシェイパーでもあるタイラー・ウォーレン。
いろいろなボードでさまざまな波に乗り、
そこで得る叡智を自身のシェイプ技術に注ぎ込む。
サーフィンへの純粋な情熱、真摯な向き合い方が、
「速さと安定感」というグッドデザインのヒミツなのかもしれません。
https://www.nakisurf.com/brand/tylerwarren/
Tyler Warrenが削るサーフボードに乗って、
新たなるサーフストーリーを開拓していく幸せ・・・。
これこそが現代に残されたフロンティア・スピリッツですね!!
みなさんも”波乗り新境地”をどうぞ開拓してくださいね♪
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(じゅん)
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