御嶽山の噴火には自然の脅威を感じました。
災害にあわれた方のご無事を祈るとともに、
亡くなった方のご冥福をこころからお祈りいたします。
ぼくも年に1回程度ですが、
友人と山登りに行くことがあります。
山登りの爽快感はサーフィンにも似ていて、
過酷な山道を登ってから麓を見下ろす気分は気持ちのよいものです。
ぼくのまわりには登山を趣味にする友人も多く、
今回の御嶽山噴火は身近にある恐さとして感じています。
上記は白根山(活火山)で撮ったものですが、
自然遊びはキケンと隣り合わせということを、
つねに気に留めていないといけないことを学びました。
自然はときに人を癒し、
ときに人智を超えた驚異にもなることを実感します。
イエロースートンに行った際は、
地熱という地球エネルギーを間近に感じ、
この力で動植物も地球でさえも活かされていることを体感しました。
本当の意味での自然の癒しとは、
「自然界のパワーに充ちた営みを体感することで、
自分の力、とくに心の力がみなぎること」
だと知ったのもこのときでした。
何時間もひたすら歩くことで、
身体のつきものが取れたような爽快感を味わえるのです。
今回の噴火は予知できなかったのか?
こういう意見も出ていますが、
今の気象科学では予知はまだまだ難しいものだそうです。
「人類は地球のことを知っているようだが、
今の科学で解明できることはたった5%ほどしかない」
そんな科学者の言葉を目にしたことがあります。
人は元来、科学に頼らずに、
体感として自然を予知してきたのだと思います。
立証される数値ではなく、
イマジネーションとして自然を見ていたのです。
↑(画像はニコリンブログより:https://www.nakisurf.com/blog/nikorin/)
この季節に多く目にする台風。
ぼくらサーファーにとっては株価よりも気になるものです。
この動向でさえ読み取ることは出来ず、
ましてや沿岸に届く波でさえ、
さまざまな気象条件によって大きく変化します。
実際に海で体感することと、
その波をイマジネーションで描くことで、
ぼくらはサーフィンを通して海を学んでいます。
↑(画像はニコリンブログより:https://www.nakisurf.com/blog/nikorin/)
サーフィンを真正面からとらえて、
(楽しみながら)しっかりと向き合うことで、
自然界からたくさんのことを学べるはずです。
特に自然離れしていく現代社会では、
海からの癒しや台風の驚異だけでなく、
時代をサバイブしていくための学びも多く含んでいると思います。
そして、こんなことを考える度に、
ぼくはサーフィンが無性に愛おしい存在になります。
小さい波でのリラックスしたサーフィンも、
大きくてパワフルな波への恐さや畏怖も、
すべては波のあるままに受け入れるしかないサーフィン。
自然界がもつ大きな力に対して、
ぼくらにはイマジネーションという力が備わっています。
海のなかで得た思いを陸に持ち帰り、
それを生きる糧の一部にして色濃い人生を歩みたいですね!
それでは台風波の盛んな今週もどうぞよろしくお願いします。
(じゅん)
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