【スタッフ座談会 Vol.04】ウェットスーツ/最新ネックエントリーシステムの性能と効果を探る!

Z1 surfsuits(ウェットスーツ)

zadankai_wetsuits_neckentry2014a

大好評を博しているZ1ブランドの新モデル『TORNADO』。

またREUNIONのネックエントリーモデル『LEGIT』。

どちらもネックエントリーシステムを標準採用した、

保温性と運動性の高い画期的なウェットスーツです。

今回は「ネックエントリー」の良さと特徴を、

実際に使用するスタッフが、Q & A座談会にて語りました。

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— 登場人物 –
スタッフりょうた
主なサーフエリア:四国、湘南、

スタッフおおにし
主なサーフエリア:千葉北、

スタッフやざわ
主なサーフエリア:茨城、千葉北、

スタッフあすか
主なサーフエリア:千葉北、

++++++++++++++++++++

Q1:実際にネックエントリーの着心地はどうですか?

おおにし:
REUNIONのネックエントリーモデル『LEGIT』を使用しています。
真冬でも3mm/3mmで入れるのが嬉しいです。
5mmのウェットに比べると軽く動きやすいですからね。
どうしても寒いときはインナースーツで調整しています。

りょうた:
Z1の『COMFORTシーガル』ネックエントリー仕様を使っています。
シーガルでネックエントリーは不必要とも思ったのですが、
「ノンストレスな運動性」を考えてネックエントリー仕様にしました。
ジッパー式と比べて防寒性での大差はなくとも、
肩周りに圧迫がないのでパドルが楽になりました。

やざわ:
ぼくは冬用にZ1の『TONADO 4x3mmフル』、
春秋は『COMFORTシーガル』でネックエントリーを愛用しています。
ジッパーやかぶり式の開閉カバーがないだけで、
ここまで軽量で運動性があがるのかと驚きました。
フルスーツの弱点とも言える肩まわりの重たさがなく、
本当の意味でノンストレスな動きを体感しました。

あすか:
わたしはZ1の『TORNADO 4x3mm ブーツ一体型』を使っています。
浸水がほぼないので冬は中にヒートテックを着ていますよ。
着替えるときも暖かいので女性にはオススメです。

z1tornado_neckcover_

 

Q2:普通のジッパー式やかぶり式のウェットスーツとの違いは?

やざわ:
まずは着脱がぜんぜん違いますね。
ネック開口部もかなり括(くび)れているので、
ここから肩まわりが入るのか始めは心配でした。
ただストレッチも効くし、伸ばしても耐久性があるので慣れてしまえば楽勝。
下手したら、今後はジッパーの上げ下げさえも煩わしく思えてしまいそう。
あとは動きが格段に上がるのが魅力ですね。
固いジップの圧迫感がないので長時間のパドルも問題無し!
ただもともと軽いスプリングなど夏場のウェットスーツは必要ないかもしれません。

りょうた:
たしかに一度この着心地を味わってしまうと、
ジップタイプの重さが気になってしまいますね。
着脱という意味ではジッパー開閉式が一番脱ぎやすいとは思いますが、
やはりジップからの浸水でヒヤッとするのは致し方ないですからね。
そういう意味ではかぶり式も良いのですが、どうせならネックエントリーがおすすめ。

おおにし:
ネックエントリーが一番オススメですが、
肩幅が異常に大きいなど、体格によっても不得手が出るかもしれません。
密着性の高さがネックエントリーの売りなので、
ネック開口部がとてもタイトな作りです。

その場合はスタッフとして的確な提案をさせていただいています。
メーカーと密に連絡を取り合えるので安心していただいていいと思います。

legit_001

 

Q3:保温性の違いは変わりますか?

おおにし:
簡易版のドライスーツとも言えるので保温性はガラリと変わりますよ。
ラバーを使わずにこの保温性というのもすごいです。

やざわ:
たしかに浸水がないというだけで、
こんなに温かくなるというのはちょっと衝撃でした。
ダイビングとかのドライスーツの着想ですよね。
体を動かすことで内部から暖まって保温するというのがポイントだと思います。
特に密閉性の高いフルスーツでは、
保温性も良く動きやすくて、冬のサーフィンが劇的に変わります。

りょうた:
シーガルなど、フルスーツ以外でもその恩恵が受けられるので、
今後のウェットスーツの主流になっていくでしょうね。
軽量ジャージ仕様でここまでの暖かさを実現しちゃってますから。

あすか:
女性にとっては冬の冷えは一番の天敵。
防寒対策を一番に考えている方が多いです。
そういう意味でもネックエントリーの保温性は魅力なんです。
わたしはドライスーツの上半身がごわごわした感じが嫌なので、
このネックエントリーは本当に画期的だと感じました。

legit_003

 

Q4:着脱方法が独特のようですね?

おおにし:
お客さまでも実際にそこが気になっている方も多いです。
ネックエントリーは首の部分(開口部)がタイトな作りになっています。
さらに専用ネックカバーでさらに浸水をガードします。

男性は力があるので脱ぎやすいのですが、
女性の方はちょっと脱ぐのが大変という方もいるようです。

あすか:
わたしもトルネードを愛用していますが、
力のない女性はたしかにコツがいるかもしれません。

りょうた:
REUNIONとZ1でもネックカバーが違いますよね。
ナキサーフでもYoutube動画でそれぞれの着用方法を解説しています。

やざわ:
全面ジャージ素材なのでストレッチ性が高く、
まさにトルネード投法のようによく伸びます。
着用は慣れてしまえばジップ式よりも早く着られます。
脱ぐのが少し難しのですが、これも慣れてしまえば簡単。
まずは動画をチェックしてコツを掴むことですかね。

 

Q5:ネックエントリーの脱ぎにくさを心配される方もいます。実際に使用してみての感想は?

おおにし:
脱着時にしっかりと空気を入れて膨らますことも大事です。
膨らますことにより肘を抜くスペースを作るとよりスムーズに脱着できますね。

やざわ:
トルネードとコンフォート(シーガル)を使っていますが、
脱ぐコツは「空気を入れてまず肘から抜く」を意識すること。
腕さえ脱げてしまえば、その後に肩まわりを脱ぐだけです。
COMFORTはシーガルなので片腕ずつ脱いでいますが、
TORNADOはフルスーツなのでちょっとしたコツがいります。
まず空気を入れて、片方の腕だけウェット内に抜きます。
その手をもう片腕の肘下に靴べらのように潜らせれば、意外と簡単に脱げますよ。

あすか:
思っていたよりも首周りの生地が伸びるので、
着るときは問題なく着れました。
脱ぐときは、空気を入れたりするのが大変だったり、
空気が抜けて真空になってしまうと生地が体に張り付いて、手こずることがあります。
内部にしっかり空気を入れてスペースを作っておくことがコツですね。

りょうた:
たしかに空気を入れてスペースを作るのが大事ですね。
特にウェットが濡れているときは、真空だとカラダに密着しちゃうので、
空気がぬけたら、その度に何度も入れるとよいと思います。

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(はじめのうちはタップリと空気を入れて脱ぎ方をマスターすると良いでしょう)

 

 

Q6:Z1『TORNADO』とReunion『LEGIT』の違いは?

おおにし:
大きな違いはありませんが、ブランドによって裏生地やネックなどの細かい仕様が違いますね。
どちらのブランドでもブーツやグローブ一体型などがオプションで選べるし、
暖かさでも大差はありません。やはり趣味趣向で選べばいいんじゃないかな。

やざわ:
ブランドごとにインナー素材の違いはありますが、どちらも日本製ですから性能は世界一!!
基本はネックカバー(ネックリング)の違い程度でしょうか?
Z1はナキサーフオリジナルということで、
素材面でも価格面でも破格と言えるほどのコストパフォーマンスを実現しています。
特に『TORNADO』は防寒、軽量、安価という三拍子揃った究極のモデルですね。

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(REUNIONのネックカバー方式)

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(Z1 SURFSUITSのネックカバー方式)

 

Q7:(地域にもよりますが)真冬でも耐寒性は問題ないですか?

おおにし:
千葉北では寒さに強い方でしたら3mm/3mmにインナースーツなどで調整すれば問題ないと思います。
寒さに弱い方でしたら5mm/3mmの方がおすすめですね。
リングやバンドなどを使用し、温度を逃がさない工夫も効果的です。

あすか:
主に冬の千葉北で使用しています。
もともと寒がりなので極めて暖かいという訳ではありませんが、寒さを感じることも少ないです。
ただ生地が4x3mmジャージ素材なので風がビュービューの日は寒く感じます。
サーフィン中は体を動かしているのですぐにポカポカしてきます。
中にヒートテックを着ることで真冬でもサーフィンできています。
わたしはロングボードなので、
基本ドルフィンしないので中にヒートテックを着ていても濡れませんが、
真冬はこの技がオススメですよ。

りょうた:
四国は冬でもCOMFORT 3mmネックエントリーにインナースーツでじゅうぶんです。
特にネックエントリーならTORNADO(裏地がスーパーファーベストマグマ仕様)まではいらないですね。

やざわ:
北茨城まで使用しましたが『TORNADO 4x3mm』にインナースーツで冬も問題ありません。
この薄さでは意外かと思いますでしょ?
理由としてはジャージ素材で動きやすく運動性がとても高いので、体がしっかり発熱してくれるから。
とにかくSFM(スーパーファーベストマグマ)の遠赤外線効果でかなり暖かく感じます。
ただ寒冷地で長時間サーフする方はある程度の寒さ対策が必要ですね。
厚いラバーのセミドライは寒さ自体を防ぐので、
北海道など寒さが厳しい場所ではそちらがオススメかもしれません。
ネックエントリーはジャージ素材なので、じっとしていたら寒さを感じてしまいます。
雨(雪)や曇りで外気が冷たい日は、インナースーツと組み合わせて寒さ対策を万全にしています。

z1cofort_seagullneck01

 

Q8:ネックエントリーの耐久性は?

おおにし:
1年間使用した自分のネックエントリーですが、ネックの開口部に多少のへたりがみえました。
ただ通常のジップ無しタイプのウェットでもフラップ部のへたりがありますので、同等の耐久性はあると思います。

りょうた:
COMFORTシーガルに関してはジャージ素材なのでかなり耐久性があります。
ジップ部も壊れることはないし、ネックのヘタリも気にならないので、
長年使えるという意味ではコストパフォーマンスは抜群に高いですね。

やざわ:
TORNADOは冬に丸々ワンシーズン使用しました。
ネック開口部の断面にのみ多少のヘタリが出ているだけで、
ストレッチ性や耐久性はまだまだ問題ありません。
全面がエクスタジャージ素材なので、特にラバーの劣化を気にする必要もなく、
セミドライのフルスーツより耐久性は長くなると思います。

z1cofort_seagullneck02

 

Q9:あなたにとってのネックエントリーとは?

おおにし:
冬のシーズンに温かく、快適なサーフィンを可能とする欠かせないアイテムの1つです。
もうこれでゴワゴワした重たいウェットスーツとはおさらばですね。

りょうた:
販売スタッフなのでいろいろと試さないといけないという裏事情はありますが(笑)、
個人的にはフルスーツならネックエントリーを強くオススメします。
もちろんジップ式も浸水を防ぐインナーネックバリアなど、日々改良されているので、
お客さまのお好みで選んでいただくのが良いと思います。

やざわ:
関東以北でのサーフィンを考えた時に、ドライスーツという選択もあったのですが、
上半身のブカッとした感じがどうしても受け入れられませんでした。
そんな中でこのネックエントリーの登場!
ネックエントリーだけに首を長くして待ってましたって感じ。
これはもう冬サーフィンの救世主です。保温性、快適性、運動性、どれをとっても文句なし。
今後のメインストリームになると思います。

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zadankai_wetsuits_neckentry2014b

世界一の技術を誇る日本のウェットスーツ。

その中でも最先端をいくネックエントリーシステムは

NAKISURF取り扱いブランドでも評価が高いシステムです。

今後も製造メーカーやブランドと密に意見を交わし合い、

快適さと防寒性を高次元で叶えるウェットスーツを提供していきます。

ウェットスーツに関してご質問等あれば、

どうぞショップメールまでお気軽にお問い合わせください。

▽Z1 SURFSUITSモデル一覧ページはコチラ

https://www.nakisurf.com/wetsuits/

▽REUNION WETSUITSモデル一覧ページはコチラ

https://www.nakisurf.com/wetsuits/reunion/

 

(じゅん)

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