いろいろなボードに乗り、
プロの乗り方を動画で観察することで、
発見したことがあります。
それは「ボードの乗り方は全て一緒ではない」ということ。
サーフボードの種類によって乗り方を変えることで、
そのボードの良さや性能を楽しめることを実感しました。
意識としては、
海に入る前にスイッチを切り替えるようにして、
そのボードの乗り方を楽しむ、
という感じでしょうか。
大きくわけて、
軽量なハイパフォーマンス系ボードと、
重厚感のあるオルタナティブ系ボードでは、
サーフィンの乗り方やスタイル、魅力までも変化すると思います。
【ボードの種類によって乗り方のスタイルを変える】
ハイパフォーマンス系ボードのサーフィンには、
「ワンアクションの派手さ」
という魅力があると思います。
キワドイ波のポジションで過激な技をかける。
加速して波のトップでバチンとフィンが抜けるようなスナップ!
WCTのサーフィンを見ていると、
一回の大技をキメれば高得点につながるようです。
実際に海でハイパフォーマンスショートに乗って、
アクションを決められた時には、
「今の見てくれた!?」って気分になっちゃいますよね(笑)
ちなみにアメリカでは、
リッピングやスラッシュ等のアクション系スタイルを、
「Shredding」と呼ぶようです。
一方でオルタナティブ系ボードは、
「グライド全体の調和」
という魅力があると思います。
テイクオフからターンまで波に合わせて紡いでいく。
ボトムターンからトップターンまで、
レイルを入れてスムーズなカービングで繋いでいく。
ジャズセッションように波長を合わせてマニューバーを描く。
レイドバック(リラックスした)スタイルで、
自己陶酔系の気持ちいいサーフィンでしょうか。
ひたすら自己追求できる面白さがあります。
アメリカではShreddingとの対比で、
「Wave Sliding」と言ったりします。
☆トム・カレン、タイラー・ウォーレンのスタイル参考動画☆
トム・カレン永久師範やタイラー・ウォーレンをチェックしてみると、
ハイパフォーマンスボードではきっちりサーフィン。
オルタナ系ボードではレイドバック・スタイル。
そんな感じでサーフスタイルを分けていますね。
それにしても!!
6分08秒から登場するタイラー・ウォーレン。
脱力系レイドバック・スタイルで、
波を縦横無尽にグライドする姿がズバ抜けてカッコいいです。
こんなサーフィンをしたいものですね〜♪
【サーフボードによって乗り方の違いを楽しむ】
ちなみに最近は、
COLE『ライトニングキッカー』(上記画像)と、
Tyler Warren『ドリームフィッシュ』の乗り分けを楽しんでいます。
サイズがあって掘れた波にはライトニングキッカー、
ヘッドハイまでの厚めの波はドリームフィッシュ。
または同じ波で、
1時間交代で乗り換えてみるなど、
スタイルを変えていろいろな楽しみ方をしています。
ハイパフォーマンス・アクション重視派か、
レイドバック・スタイルのカービングサーフィンか、
はたまたどちらも楽しみたい派なのか。
それぞれ乗り方の違いがあって面白いですね!!
それを決めるのは「好み」、
好みがその人のスタイルになっていきます。
そういった角度で、
サーフボード自体を楽しむのも、
サーフィンの面白さなのデスネ!
みなさんもぜひいろいろな楽しみ方を追求してください。
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